プロが教えるわが家の防犯対策術!

国産車と輸入車の違いは?
どんな違いはどこですか?教えて下さい。このアンケートは私の子供の宿題です。よろしくお願いします。

A 回答 (10件)

まず国産車を見てみましょう。

国産車、つまり日本製の自動車は技術面でも性能面でも生産の方法でも世界で最も優れていると言っていいでしょう。そして、日本製の自動車は世界の自動車メーカーが憧れ追いつこうと努力する目標のような立場にまで進歩しています。

技術面では、今話題になっているハイブリッド車の実用化をはじめ、ガソリンを燃料として使うエンジンに変わる次の世代のエンジンやモーターの開発だとか、燃費の面、つまり、一定の距離を走るのに使うガソリンの量を減らし、しかも公害の元になる窒素酸化物などをできるだけ出さないエンジンの開発だとか、衝突した際に上手なつぶれ方をすることで乗っている人をできるだけ傷つけないように考えたボディの構造だとか、どうやれば軽くてしっかりした、耐久性の高いボディに作れるかとかといった研究だとか、さらには座り心地の良いシートの形のデザインや、美しく色褪せしにくい塗料の開発、リサイクルが出来る材料の研究や採用などと、大変に幅の広いいろいろな面で、どんどん研究と開発が進んでいますし、その結果がすぐ、工場で生産される自動車に採用されてもいるのです。

性能面では、国産車は、高級車はもちろんのこと、小型車や軽自動車でも、すべての商品としての自動車が、一般道路でも高速道路でも安全に、そして快適に走ることが出来るだけの性能を持っています。このことは、実は簡単なようで大変な努力の結果なのです。
整備された道路での走り具合、荒れた路面での走り具合、急な坂やカーブでの走り具合、台風や大雨の時の走り具合、こうしたいろいろな場面での安全性も大切ですから、こうした道路でテスト車を走らせる実験走行が繰り返されて、悪いところはどんどん改良されます。また、走行音、つまり走っている時の音の大きさや音の質は乗っている人の快適さや疲れ具合に大きく影響しますから、こうしたことも大切なこととして大変厳しく研究が進められています。そしてエコ、いかに環境にやさしいか、これも今日の自動車の大切な性能のひとつです。
つまり、今日ではどんなメーカーのどんな自動車を買っても、スピードが出ない、ブレーキが効かない、曲がりにくい、安定が悪い、環境に良くない、といったレベルの低い自動車は、すくなくとも国産車の中には一台も存在しないといっていいほどなのです。

生産面、実は国産車がとても優れている特長として、その生産方法があります。今日のほとんどの国産車は、その生産ラインで人間の従業員と一緒に沢山のロボットが働いています。ロボットの優れているところは、人間のように疲れたり、間違えたり、飽きたり、忘れたりといったミスをしないし、力仕事も不自然な姿勢での作業も平気です。でも、最も優れている点は、彼らロボットが作業をすると、動きがすべて同じですから、その結果、組み立てる自動車のどの一台もみな、まったく同じものが出来上がるという点です。ですから、ロボットに任せておけば、生産ラインを流れて完成し出てくる自動車のどの一台をとってみても、ほとんどぴったり、寸分の狂いも無く正確に組み立てられたものになっているのです。
こうして、分単位という短い時間で大量に生産される自動車でありながら、どの一台を取ってみてもキチンと設計図通りに正確に組み立てられた良い品質であるための研究、そして現場での管理がとても進歩しているのです。こうした管理を「品質管理」といいますが、こうした品質管理の能力が大変進化していることに世界の目が集中しているのです。

つぎに、輸入車を見てみましょう。輸入車は外車ともいいますが、外車というとすぐベンツだとかBMW、ポルシェといった名前が思い出されます。たしかにこうしたドイツの自動車は大変品質が高く、また性能も優れています。ドイツ人は元々機械好きですし、長持ちする良い品質にこだわる民族ですから、そうした性格が自動車の生産にも現れているのでしょう。そうしたこともあってか、生産面では、わが国ほどロボットに頼らず、またまだ熟練した従業員が一台ずつ手で組み立てるといった場面も多く、とても丁寧に組み立てているようですが、やはりそうした自動車は本国でもかなり高価です。

それに対して、国の施策として、一般国民も買える程度の価格で、しかも品質の高い自動車の開発が過去に進められました。そうして出来上がったのがフォルクスワーゲン(国民車)という自動車です。最初のモデルはその姿からビートル、つまりカブトムシと呼ばれて広く普及しましたが、今日ではゴルフなど新しい世代のモデルも定着しています。ベンツやBMWほどは高価でなく、わが国でも人気が高い自動車ですが、今日のフォルクスワーゲンもまた、どちらかというと高級車メーカーへの道を歩んでいるようです。

フランスも古くからの自動車大国です。古くは大変多くのメーカーがありましたし、これからの時代に見直されるであろう電気自動車もフランスがオリジナル。どれも、いかにもフランス車らしいとても自由な設計やデザインが特長でしたが、今日ではルノー、プジョー、シトロエンなど数社にまで減ってしまいました。しかもこれらのメーカーはある面で協力し合っているようです。今日のフランス車は小型車中心で、電子装置などハイテクな面では日本製ほどではないものの、乗り心地には定評がありますし、日本にもファンは多いものです。

イタリア、この国もかつては世界が注目するほどの自動車大国でした。大衆車としてはフィアットという自動車が有名で、今でもイタリア中、いえ、世界中で走り回っていますが、その一方で、フェラリだとかマセラティだとかといったスーパーカーを数多く生み出したのもイタリア。しかし、こうした超高級車は、そのほとんどが、古くから馬車を作ってきた技術を元にした手作りにちかい作り方だったことで、今日では採算が合わず、一部は消えてしまい、残りはフィアットに吸収されてしまっています。イタリア人の陽気な気質を自動車にしたようなイタリア車はどこかオシャレで陽気で、乗って楽しい自動車です。

イギリス、イタリア人とならんでイギリス人も自動車が大好き、この国もかつては沢山の自動車メーカーがありました。大手のメーカーから、バックヤードと呼ばれる、組み立て部品で販売される自動車まで、ひところのイギリスは自動車ファンにはとても興味がある国だったのです。でも、どのメーカーも次第に力を失ってしまい、誰でも知っている超高級車ロールスロイスやジャガーまでもが他国に身売りしてしまいました。それでも、事実上はまだ生産は国内で続いているようで、その、ほとんど手作りに近い仕上げはやはり見事というほかありません。
いずれにしても、この伝統のある国イギリスもまた日本製の優れた自動車に勝てなかったのでしょう。

アメリカ、自動車といえばアメリカというぐらい、アメリカはかつて自動車王国でした。沢山のメーカーがアメリカ独特の大きくて長い、魅力的な大型の乗用車を沢山生産していたことから、世界の自動車ファンの憧れでもあったのです。でも、今日のニュースに見るように、かつての沢山のメーカーの中から生き残っていたGM(ゼネラルモーターズ)、フォード、クライスラーの3社のうち、さらにGMとクライスラーがともに経営が行き詰ってしまいました。
アメリカの広い大地を移動するためには、大きな車体が欲しいというのがアメリカ人の希望でした。しかし、その一方で世界はコンパクトな車体が中心になって行きました。そして、やがてはややコンパクトな日本製の自動車だとか、ドイツ、フランス、韓国などといった国の自動車がアメリカで売られるようになるにつれて、アメリカの大きな自動車が次第に売れなくなったのです。新しい技術の開発が遅れ、移民を含む大勢の従業員を抱えたまま、ロボットなどによる進んだ生産方式の採用に遅れてしまったアメリカの自動車メーカーですが、またそのうち彼らが作る素敵なアメリカ車を見られる日を楽しみにしましょう。

その他の国、スエーデンやデンマーク、ロシアなどにも自動車メーカーがあります。いずれもとても寒い土地ですから、これらの国の自動車はとても頑丈なことが特長です。韓国やインドも急速に独自の自動車工業が発展していますし、やがては中国も自動車を輸出する国になるでしょう。また、メキシコやアルゼンチンなど多くの国で世界各国の大手メーカーの自動車の生産が行われています。

このような状況ですから、輸入車はこんなクルマとひと口では言えません。ただ、これらの輸入車に言えることは、そのどれもがそれぞれのお国柄や国民の性格をよく表していることです。頑丈な北欧のクルマ、陽気で軽快なフランスやイタリアの小型車、生産コスト、つまり作るための費用が比較的安いインドや韓国の自動車は品質の割にはお値段が安いのが長所、そしてドイツの堅牢で精密なクルマ。
しかし、こうした個性的な自動車を好む人が多い一方で、本当に信頼できるのは国産車だという声も同時に聞かれるのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お回答頂いてどうもありがとうございました。難しい回答(長文)を読んで頂きました。いろんな国によって技術面や性能面や安全面や生産方式などそれぞれに違いますね。国産車は自動車の仕組み基本の構成など輸入車と共通ですね。回答した内容はうちの子供に教えてあげようと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/07/16 20:58

例えば、アメリカのトヨタやホンダで製造したモデルは、日本にしてみれば、輸入した国産車になると思います。



大型バイクにはよくある話、やっぱり外車じゃないよね。
    • good
    • 0

お子さんがチョイ頭の良い目線を持ってる的なアピールを含めた感じで書いておきましょうか。




まずは輸入車…

基本的に買った人もしくは運転する人がエンジンとかブレーキとかあちこち整備する、それが大変な場合や箇所は整備工場に持っていく、っつー風土の国で作られているのが北米・ヨーロッパの輸入車っす。

例えばイタリアのフィアットなんか『10年ひと慣らし』っつー通りバッテリーだカムシャフトだなんだかんだと不具合が出る、大体10年掛けて車が完成するっつー気の長いもの。だけどイタリア人は誰も文句を言わない。文句を言うなら車に乗るな、っつー理屈っす。
例えばドイツの書店に行くとどこの店にもメルセデスやBMWやポルシェや日本のトヨタや日産やホンダなんかの整備説明書がフライデー売っている的なノリで置いてある。クルマに乗る人はみんなある程度整備して当たり前、ポルシェみたいに整備が難しいクルマはまずエンジンいじる事が出来るようになるまで買えないっつーのがあちらの常識っす。

北米もヨーロッパの移民が多数なのでドイツやイタリアやイギリスなんかの常識がごちゃまぜっす。

ただしセレブリティはその辺も金で解決しちゃう。だからセレブリティに名指しで整備できるメカニックはかなりの名誉職なんっすわ。

だから整備する前提でチョイ壊れやすいけど性能の良いパーツとかシレっと入れちゃう。時計とかエアコンの表示とか運転にどうでもいい所は簡単に壊れちゃうようなものを入れるっつーのも特徴っす。壊れりゃ自分で変えればいいでしょ?

これは蛇足…俺が今回買ったオペルなんか散々言われているけど、ある程度自分でいじれたら最高に楽しいクルマっすよ(セレブリティ並に金で解決できる立場なら良かったんだけどね)。はまる人ははまるって、この辺なんっすわ。

北米やヨーロッパではクルマいじりも含めて自動車を捉えているんっすね。




国産車は、一部のクルマ好きにはいじる余地があるけど、基本整備は専門家に任せちゃう。そっちのほうが買った人は楽だから。

特にバブル以降クルマの知識は何にもないのに高いクルマを欲しがるもんだから、雑に扱っても走れるようにコンピュータ制御を入れたり塗装をより頑丈なものにしたり、と品質向上に努めた。

というと聞こえは良いけど性能は落ちるけど頑丈なパーツとか、テレビやオーディオシステムとか運転にどうでもいい所に力を入れちゃうもんだから総じてまあまあな車になっちゃう。なんか贅沢な気分になれるし丈夫だけど運転がつまんない的な。

もちろん一部のクルマ好きが楽しいと感じるクルマもあるけど。



で、皆さんお忘れになっている中国製や韓国製のクルマも輸入車っす。

こちらは80年代の日本メーカーの大量流出で多くのノウハウが流出しちゃった。
だから方向性としては日本車にとても近い性格を持っているっす。けどまだまだ不安材料が多い経験不足なメーカーなので、これからっすね。



時にドイツ車やイタリア車など北米・ヨーロッパ車を故障が多いと文句を言う人がいっぱいいますが、そりゃ
「なんにも出来ない、クルマの事はなんにも知らない」
っつーど素人が、いじらないといけないクルマ買っちゃいけないよ。

それぞれの地域の国民性とか習慣っつーのが凝縮されているんっすわ、クルマって。



この辺うまく噛み砕いてお子さんに伝えてくださいね。余裕があればアメリカ合衆国・イギリス・イタリア・ドイツ・日本・中国とさらに国民性から見ていくと、相当頭のいい子に見られること間違いないっすわ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

お回答頂いてどうもありがとうございました。長文読んで頂きました。なるほどですね。難しい回答ですがまとめて簡単にうちの子供に教えてあげようと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/07/16 20:26

国産車はその国のメーカーが国内で生産した物、輸入車は海外から輸入した物。



子供の宿題を親がする物ですかね?
    • good
    • 0

遠い海から船に乗ってきたことがあれば「輸入車」、工場からお店まで自分で走ってきたか、トラックで運んできたやつは「国産車」かな。

    • good
    • 0

当方が乗っている車に関して言うと・・・、


方向指示器とワイパーの取り付け位置が国産車とは逆!
    • good
    • 0

モータースポーツテクノロジーの、市販車へのフィードバックのスピードや巧さが違う。


欧米ではモータースポーツが盛んですが、それで培った技術を市販車へフィードバックして、更に技術に磨きをかけていくという手法が、日本車では見られません。
ヨーロッパでは大陸間の移動が可能で、ましてやドイツにはアウトバーンがあります。アメリカでも長時間移動します。
ですから、高速で何時間走っても疲れず、車にも異常をきたさない性能が求められます。
北欧では特に冬の場合、「車の不具合、故障=死」につながりますから、その対策は万全です。
フランスでは貴族の乗り物として発展してきましたから、乗り心地がフワフワですし、アメリカは荷物を運ぶ馬車の発想ですから、無骨で頑丈です。
このように、国の文化と密接に結びついて発展してきたのが欧米の自動車ですが、日本にはこのような土壌がありません。
模倣とオリジナリティで、独創的なクルマを作ってきたといえます。
ハイブリッドが一番いい例ですが、ガスイーターだったビッグ3は息の根が止まってしまいましたね。
    • good
    • 0

欧州の有名メーカーも中国製も輸入車です。


国内メーカーの普通の取扱車種でもごく一部は海外でで生産されているモデルもあります。
日本で生産された海外専用車種を輸出先からまた国内に持ってくる逆輸入車というのもあります。

そういった色々な輸入車と比較すると国産車は便利とされる追加装備がテンコ盛りになりやすい傾向があります。
    • good
    • 0

車の耐久度が違います。

国産は10万キロ走っても平気ですが外車はすぐに故障します。
    • good
    • 0

 


メーカーが違う
作られた場所が違う
作った国が違う
工場から輸送する距離が違う

 
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!