高校三年生の合唱祭で何を歌いましたか?

本放送時に見てましたが細かな筋は忘れてしまいました。

先日某サイトで最終回の後に放送された特別版(ハイライトと若干の筋が付け足されている)を見ましたが疑問があります。

主人公の柴田理森(豊川悦司)と娘の詩織の3人で逃避行したかほり(夏川結衣)は夫(佐野史郎)に追い詰められ投身自殺、理森は逮捕・服役します。

何年か経った場面から次章に入り、理森は詩織と再会します。詩織は理森が母を突き落としたと誤解しており理森を激しくなじります。
理森は主人公は自分が殺した訳ではないと否定はしません。

しかしその後は詩織はなぜか理森を慕います。

なぜ詩織は母を突き落とした張本人と恨んでいる理森を慕うのですか?

詩織はそれが誤解だといつ知ったのでしょうか?

不思議で仕方ないのでどうか教えて下さい。

A 回答 (2件)

以下ネタバレ。




確かに事実は、理森の意に反した投身自殺でしたが、容疑は殺人であるものの、警察やマスコミは、夫の言葉を鵜呑みにして「無理心中をはかった」と思っています。よって世間も詩織もそう思っているわけです。

したがって、百歩譲って、突き落としたと詩織が信じ続けていたとしても、成長とともに「一方的に殺したかったわけではない。一緒に死にたいほどママと彼は愛し合っていたのだ。そのうえで罪は償い、また彼自身も苦しんだ」と冷静に思うことができるようになったのでしょう。

また、視聴者にとっても、「自分の世話を焼いてくれている養父が圧力をかけたせいで実母が自殺した」と思うよりは、「実母は承知のうえで、好きな人と天国で一緒になれると信じて死んだ」と思ってくれたほうがまだ、痛々しさが少ないとも言えます。いずれにしても、「養父や自分の憧れている男性のために、実母が自らを犠牲にした」と未熟な少女に知らしめるのは、やはり痛々しいです。そういう形の愛は、大人でないとなかなか理解できませんから。

記憶違いでなければ、最終的には、「ママと駅長さんは愛し合っていたんだ」という事実を笑顔で受け入れて成長を見せたあたりで、ドラマが事実上、終わっていたような気がします(実際には、その後のシーンもありますが)。ちなみに、今は「いのちの大切さ」がかつてないほど叫ばれていますが、ドラマ放送当時はまだ、数ある死の中でも、大人同士の無理心中には、いくぶんか同情が集まる傾向があったように思います。私はむしろ、リアルタイムで見ていた頃、ああまでして理森に反発する詩織のほうが理解できなかった記憶があります(今は理解できますが)。

さて、その後に関しては視聴者の解釈にゆだねられていますが、私個人の解釈としては、詩織は成長とともに真実を悟り、真実を悟った時には、その真実を受け入れられるほど大人になっていたのではないかと想像します。


ネタバレ、以上。

それにしても、夏川結衣さんが怖いほど美しい時期でしたよね。今は、ときどき毒気を出すお茶目な女優さんという感じですが、あのドラマで本格的にブレイクしたという印象があります。
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この回答へのお礼

お礼がたいへん遅くなりました。

回答いただいたとおりかと思います。

いい作品だと思いますし最近では「八日目の蝉」はこの作品と通ずるところがあると個人的に感じています。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/30 14:49

私も記憶が薄れている部分は多々ありますが・・・



詩織は逃避行した当時から、幼心に理森を慕っていました。
その後、誤解から憎むべき相手として理森と再会しますが、
幼い頃の恋心を消し去ることはできなかった、
ということではないでしょうか。
愛情と憎しみは紙一重とも言いますし…
再び二人で行動を共にするうちに、当時の感情が蘇り、また、大人の恋心へと進展していったのではと思います。

>詩織はそれが誤解だといつ知ったのでしょうか?

これは覚えてないのですが、
最終的に広務(佐野史郎)か誰かが本当の事を話したんだったような…
詩織自身も、理森はそんな人間ではないと、後々悟ったと思いますし。
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この回答へのお礼

ハイライトなので場面が飛ぶのは仕方ないのですが、見ている側からすると再会時にあれだけ憎しみを表した詩織がいつのまにか理森を慕っているのが全く腑に落ちず「?」という感じでした。

懐かしさと、このドラマの良さを再認識できました。
今度DVD借りて全話をゆっくり見ようと思いました。

たいへん参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2011/01/19 16:00

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