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こんにちは。
最近、「テクノポップ」という言葉に興味を持ち、いろいろ調べてきました。調べてみると、人それぞれによってテクノポップの解釈が違い、どのような音楽をテクノポップと呼べば良いのかわからなくなってしまいました。
「こんな音楽がテクノポップだ」というような定義がある方、いらっしゃいませんか?

A 回答 (6件)

60年代からエレキギター、エレキベース、ドラムといった楽器で新しい音楽をつくろうとしたのがロックだったとすれば、70年代からシンセサイザー、リズム・マシーン、シーケンサー、サンプラーといった楽器で新しいエレクトリック・ミュージックをつくろうとしたのがテクノだったと言えると思います。



もうひとつ、ロックがR&Bやカントリーといった人間性(肉体とか精神とか)を大切にしたのに対し、人工的なイメージ、70年代のフューチャリズムを積極的に取り入れたのがテクノであったと思います。

おそらく多くの人が原点として思い浮かべるのがドイツの『クラフトワーク』でしょう。
http://members.at.infoseek.co.jp/junn7/kraftwerk …
77年の「ヨーロッパ超特急」あたりをお聴きになれば「なるほど」と思われる筈です。クラフトワークや(クラフトワークから分家した)ノイに代表されるドイツのエレクトリック・ポップの流れは、現在までジャーマン・テクノとして脈々と続いています。
http://www.t3.rim.or.jp/~hiromatu/

もうひとつが、イギリスの70年代後半から始まる、クラフトワークやノイに影響されたパンク~ニューウェーブから、現代のHIP HOP・ハウスの流れでしょう。パンク~ニューウェーブの代表的なところでは『ウルトラヴォックス』『ゲイリー・ニューマン』
といったところでしょうか? その後『キャバレーボルテール(ワープレーベル)』『808ステイト』あたりに引き継がれ市場が拡大しジャンルが細分化し、といったところで
>人それぞれによってテクノポップの解釈が違い
というのが現状ではないでしょうか?

最後に忘れちゃならないのが、クラフトワークやパンクに影響された、日本のニューウェーブです。代表は何と言っても『YMO』でしょう。
http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/su …

日本のニューウェーブの血を脈々と受け継ぎながら、本家ジャーマンに切り込んでいって成功したのが『電気グルーヴ(卓球)』あたり、さらに最先端を突っ走っているが『池田亮司』あたりではないかと思います。
http://www.brainwashed.com/ryoji/
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この回答へのお礼

大変詳しい説明で参考になりました。
本当に音楽にお詳しいようですね。
今後自分も勉強していきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/10/17 04:27

>なぜクラフトワークがシンセサイザーに着目したかは今もって不明ですが


カールハインツ・シュトックハウゼンとの関係が、よく言われます。実際、直接的な関係はないらしいのだそうですが、史実をもって見れば「影響なし」とは考えられないでしょう。

シュトックハウゼンは、近年のドイツ音楽における最大の指導的作曲家で、電子音楽・空間音楽・開かれた形式・ライヴエレクトロニクス・直観音楽などに積極的にかかわり前衛音楽の牽引力となった現代音楽の大家。メシアン等に作曲を師事し、セリーによる作曲や電子音等の曲、ミュージックコンクレートなど難解だが先駆的な曲を多数発表しています。特に50年代半ばには、南西ドイツ放送局内の電子音楽スタジオのメンバーとなり、音響学と情報理論を学び、シンセサイザーの祖先のような楽器を使った作品を沢山発表しています。

このシュトックハウゼンに師事したホルガー・シューカイとイルミン・シュミットが「カン」という、ロックに近い形態のグループを結成します。カンは後にパンク・エスノ・トランス・音響派のルーツとしてレスペクトされる存在になります。
http://member.nifty.ne.jp/calamity/cr4.htm

カン以外にもファウストなど、70年代ドイツでは現代音楽とポップスの狭間にある、前衛的・実験的な音楽が沢山生まれています。おそらく「ロック後進国」ゆえの異形進化だったのでしょうね。

さらにこの頃は、シンセサイザーやボコーダーといった電子楽器がグッと近代化した時期でもあり、中でも64年にモーグが開発したモーグ(ムーグ)シンセサイザーが70年前後に小型化され(ミニ・モーグ)、ポピュラー音楽にも使われるようになります。

おそらくクラフトワークというのは、このような時代・流れの中から生まれてきたのでしょう。

私にとってテクノとは、このような「現代音楽とポップスの狭間にある、前衛的・実験的な音楽」かつ「最新のテクノロジーをフィーチャーした音楽」です。以上、私の考える「テクノの定義」でした。
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こんにちは。



うーん、テクノポップを無理に定義づけるとすれば「70年代後半にドイツの"クラフトワーク"によって生みだされた、シンセサイザーを前面に打ち出したポップ・ミュージック」といったところでしょうか。彼らも自分達の音楽を「Techno Pop」と呼んでいたこともありました。

なぜクラフトワークがシンセサイザーに着目したかは今もって不明ですが、当時の性能の低い機械が生み出す、あまりに「不自然に」正確なリズムや、(倍音の少ない)発振音に近い音色、更には感情を抑えて歌うボーカルが、ある種の快感をもたらすものであったことは確かです(逆に、そのようなサウンドを毛嫌いする人も大勢いました。あらゆるジャンルの音楽にシンセが使われている現在では考えられないことですね)。
そして、彼らはそのスタイルを、機械の性能が飛躍的に向上した現在でも未だに守りつづけているのはご承知の通りです。

では、上記の特徴を持った音楽ならみんなテクノポップか?と聞かれると、そうだ、という人もいるだろうし、違う、という人もいるでしょうね。音楽の構造的には普通のポップスだし。

要はクラフトワークのオリジナリティがあまりに高いということでしょう。回答になってないかな?

参考URL:http://www/kraftwerk.com/
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 この前来日したタトゥーってロシア人女2人組みみたいなやつだと思います。


 ちなみに卓球はテクノです。
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自分もテクノポップが好きで、浅倉大介さんの曲などをよく聴きます。



辞書には、「シンセサイザーなどの電子楽器を用いるポピュラー音楽。」と書いてあります。

ある程度、テクノポップを聴いていると、なんとなく分かってきますよ。詳しくは、下のサイトをご覧下さい。

参考URL:http://www.listen.co.jp/xtpsub10600.jsp
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テクノポップとは…


音楽評論家の阿木譲の言によるといわれる。
1970年代後半から1980年代にかけて流行した、ポップスの一形態。
主にアナログ・シンセサイザー、シーケンサーを用いて、演奏された。

って感じらしいんですけど、私は石野卓球氏の音楽がテクノポップかなーと思っています。
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