
ウォーターボーイズ、スウィングガールズ、ハッピーフライト、ロボジー、と
娯楽ヒット作品を出し続けている矢口史靖(ヤグチ・シノブ)監督ですが、
彼の劇場発表作品は、リリース期間が非常に長いです。
劇場作品だけピックアップしても
裸足のピクニック (1993年)
ひみつの花園 (1997年)
アドレナリンドライブ (1999年)
ウォーターボーイズ (2001年)
パルコ フィクション (2002年) ※鈴木卓爾との共同監督によるオムニバス作品
スウィングガールズ (2004年)
歌謡曲だよ、人生は (2007年) ※第9話「逢いたくて逢いたくて」脚本・監督
ハッピーフライト (2008年)
ロボジー (2012年[1])
(wikipedeiaより)
このように、作品と作品の間がいつも2年から4年ほど空いています。
ひとくちに映画監督と言っても、
「映画会社から監督業を依頼されたから、原作、脚本はよそに任せて、自分は撮るだけ」
という分業派の監督から、
「取材、原作、脚本、出演者スタッフなど全ての人員選定、シナリオハンティング、ロケ交渉、撮影、編集まで全部自分が主体となって取組み、まさに”この映画はすべてが私の作品”」
という方までいます。
矢口監督は後者のタイプなので、前作品公開後に次回作の取材活動などをしている様子は、メイキング映像などで見ることができるのですが、ぶっちゃけ、公開作を作って、脚本料、監督料を映画会社からもらう以外の時は、彼は一体どうやって糊塗して(収入を得て)いるのでしょうか?
次回作を必ず劇場公開してもらえる確約はいつ取り付けるのでしょうか?
取材費は誰が負担しているのでしょうか?
奥さんがパートに出て支えているのでしょうか?
フジテレビ、あるいはアルタミラピクチャーズから固定給をもらっているのでしょうか?
それとも実家がめちゃくちゃ金持ちであり、この年齢(1967年生まれ)でもいまだに親から仕送りをもらっていて、映画製作は完全に「趣味」「道楽」でやっているんでしょうか?
この前、映画館で舞台挨拶を見てきました。その際に観客との質疑応答コーナーがあったので質問しようと思ったのですが、勇気がなくて質問できませんでした。
こんな勇気のない私にどなたか教えてください。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
矢口監督のことに関してははっきりわかりませんが、東宝など大手映画会社で配給公開される映画の監督をすると、まあ国産高級車が買えるくらいのギャラはもらえます(監督を雇う立場になる下請けの制作プロダクションや監督の作品歴などにより、これもピンキリですけど)。
で、年に1本でも公開作品が作れていれば食うには困らないのですが、そういう売れっ子監督はほとんどいません(三池崇史監督や少し前だと金子修介監督はコンスタントに仕事がありました)。
が映画監督は自身の作品に関しては著作権があるので、二次使用料と言って、DVDの発売やTV放映(地上波にBSに地方にケーブル局などすべて)があれば、それに応じたお金が入ってきます。
近年は放送局もすごく増えましたし、映画専門チャンネルもありますし、DVDは海外でも発売されます。
大ヒット作になると、監督料としてのギャラよりもDVD発売から得られる収入の方が多かったりもします。DVD一枚につき印税●●円(売値によってバラバラです)なので発売枚数が数万となればけっこうな額です。
大手配給会社の公開作品はどこのレンタル店にも置きますから、こうした副収入が大きいです。
取材費などに関しては、企画を製作会社に持ち込んで、製作・完成・公開の見込みがあれば、製作会社が持ってくれることもけっこうありますよ。
監督の中には実家が裕福で映画が当たろうが外れようが、食うに困らないという方もいます。
「キャシャーン」や「ゴエモン」の監督は実家が大手パチンコ業で、自身が監督した映画がコケてもぜんぜん困らないと業界では噂されています。
No.1
- 回答日時:
矢口監督の話ではないですが、一般論です。
最近の監督の多くは、製作会社からのオファー、
つまり、プロデューサーの指名により、1本
いくら、多分、数百万円、で請負です。
劇場公開の確約など、多くは、ありえません。
事実、製作完成した映画でも、劇場公開できない、
つまり、つまらない、一般的ではない、わからない
などの理由で、宙に浮いている映画は、数百本は
あります。
最終的な上映判断は、配給会社と興行会社=劇場との
契約、です。昔は、保証料といって、劇場が配給に
対して、最低保証料をもらっていましたが、最近は
お金がない、のか、なくなりました。
皿洗いから死体洗いまで、多くのアルバイトをして
生活をしていて、固定給なし、つまり、会社所属の
月給制の映画監督は現在は、多分、おりません。
ですから、無給の日本映画監督は、数百人はいます。
監督以外のスタッフ、キャストも、そうです。
奥様、または女性に食べさせてもらう、ヒモみたいな
もの、と、自嘲する監督もいました。
実家の家を抵当に、借金をして自分で映画製作をする
監督なども昔は、今も?おります。
ハリウッドのような、1本撮れば一生安泰、というような
監督は、日本映画では、まずありえません。
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