
漫画雑誌の編集者というのは、おおむね私の知っているところでは、
1 担当作者とともに漫画のあらすじを考える。
2 一緒に考えるというよりは漫画原作者的立場、プロデューサー的立場から、その漫画がどうすればもっと面白くなるか、今までの編集者としての経験や読者の要望、最近の他の漫画や映画、そのほかあらゆるエンタメを参考にしながら、作者に指示を出す。
3 担当する作者との連絡、打ち合わせ、入稿期限のスケジュール管理、そのほか
4 そのほか、編集部内でのデスクワーク(出版社社員としてのサラリーマン的な仕事)
ここで不思議に思うのは2の仕事です。
おおむね、漫画雑誌の漫画というのは、作者一人でアイディアを作るのではなく、編集者と一緒にアイディアを練るということになっているようです。その割合はまちまちで、大御所人気作家になると、編集者の口出しする部分はほとんどなく、あってもせいぜい資料集めなどの、アシスタント代わり的役割になり、逆に新人作家とか絵は巧いがストーリーやコマ割り、カットを考える能力が劣る作家の担当編集者の場合は、すべて細かく担当者が指示を出し、作家側は言われたとおりに絵を描くだけ、ということもあるそうです。
で、平均にならして、ネーム考案について、編集者と漫画作家のアイディアの出す分量が半々だったとします。でもこの場合も漫画作家は100%自分の好きなものを作ったわけではない、ってことです。
それでありながら、もしも漫画がコケた場合、作家は連載を切られる、人気は落ちる、単行本収入も予定通りに入ってこなくなる、というように非常に不安定で危険な状況にさらされます。
しかし、その漫画に口出しして引っ掻き回した挙句に、ポシャらせた編集者の方には危険は及びません。まあ多少編集者内で肩身が狭くなるとか、出版社内で希望しない異動などの憂き目に遭うかもしれませんが、作品をコケさせた責任は100%作家側にだけのしかかってきます。
”編集者だけ安全地帯にいて口出しする”のは卑怯ではないでしょうか?
あれこれ口出しするなら、編集者は出版社の所属ではなく、フリーの漫画原作者となって、漫画のクレジットの作者名の隣に原作者名として名前を出して勝負すべきではないでしょうか?
また、作家に対して絵の良し悪しからストーリーの良し悪し、キャラの良し悪しまで、あれこれ難癖をつけますが、そのくせ、漫画作家を自主的に発掘するわけではなく、コンテストに参加して来たり、編集部に持ち込みしてくるのを待っている、「受け身」の仕事です。
映画専門学校とかゲーム専門学校のように漫画家養成専門学校に出資・設立して、全くの素人をイチから本職に養成する、ということをしないで、漫画家志望者が自分で芽を出してくるのを待っているだけです。(私が知らないだけで出版社の出資した漫画家養成専門学校ってのがあるのかもしれませんが9
こうなると、まるで編集者の仕事というのは、美味しい宿主が現れるのを待っている、作家に寄生するダニみたいに思えてくるのですが、実際どうなんでしょうか?
それとも編集者、出版社の本音としては
「ダニで悪いか? そんなに自分の好きな作品を描きたかったら、作家自身が自分で資本出して自分で出版社作って自分で漫画雑誌出して、自分でテレビ局作って自分でアニメ放送してみろや。
ウチらの看板(出版社、雑誌)を使って作品を世に出す以上、売れるように口出しするのは当然だ」
って事でしょうか?
A 回答 (10件)
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No.10
- 回答日時:
#6と#8です。
> 知らんよ。没になったから私は目にしていない。
目にしていない作品の良しあしなんてわかるわけないじゃん。
つまり、あなたはそういった作品は一作品も知らないということですね?
直接の知人の体験話を聞いた訳でもなさそうですし、ネットなどで流れている噂のみを信じているのでしょうか?
何かひとつくらい、あなたの主張に裏付けのある証拠がない限り、この質問自体があなたの幻想から生まれた事実かどうか怪しいもの・・・となってしまいますが。
> なに言ってんの? 僕が証明する必要はないですよ。
編集者(あるいは編集者の立場を支持、応援する人)が証明するのが先。
質問をこうして投稿している以上、あなたの方が先に論拠を提示するべきですよ。
ちなみに、某マンガ家がブログで編集にこんなこと言われた…みたいなのはダメです。
そのマンガ家が秀作を描いたという証拠は無いので(酷評された原稿がネット上にUPされていて、それを見た人にも好評だったなら別ですが)。
> 編集者ってのは自分の手で没作品や没ストーリーを決定するわけでしょ。
じゃあ、それらの作品は絶対に世間で受けない、100%酷評される、ってことを証明してくださいよ。
編集者は売れる雑誌を作るための人。
100人中50人が面白いと言うが50人がつまらないと言う作品と、20人がめちゃくちゃ面白いと言うが80人がつまらないという作品のふたつのうちひとつを選ばないといけないなら、前者を選ぶでしょう。
雑誌は部数を伸ばすためにあれこれしているのだから、少数派に媚びるようなまねはほとんどしない。
読者に受ける王道があるなら、そちらに仕向けるのも、部数を伸ばしたいから。
没にされた優秀作の存在を信じたいようですが、たとえ優秀でも雑誌の購読層に合わない作品ははねられます。
100%酷評されると言う担当者がそうそういるとは思いませんがそれは言葉のあやで、少なくとも購読者の大多数がつまらないと感じる作品だってことです。
つまり、編集部が求める作品を出せなかったマンガ家の方が悪い。
出版社が発行する雑誌は商業誌です。
出版不況の中、売れる雑誌を作ろうと努力しています。
売れるかどうかわからないものに賭けられるほど、余裕はありません。
あなたが存在を望んでいる優秀作品は、編集部にとってチャレンジ要素の多い作品か、読者が限られるコアな作品に属すると思います。
余程のことがない限り、手は出さないでしょう。
> 「いいえ。僕は世間のルールブックです」
という自信を持って、没作品を決定しているんだから、編集者が没にした作品は絶対にウケない、
という証明をしてくれよ。
担当編集がつくくらいのマンガ家が作る作品で、全く面白くない作品なんてないと思います。
あなたは編集者は没にする作品は全否定すると思われているようですが、そんなことは滅多にないのではないでしょうか。
ただ、担当雑誌に掲載出来るほどではないだけで。
過剰なまでに酷評するとしたら、それは編集という仕事をする人間全体の問題ではなく、その人個人の人間性の問題です。
ひとりの悪行がその業界の常識と捉えるのは、危険な考え方ですよ。
あなたの表現を借りると、編集者は世間のルールブックではないけれど、担当雑誌のルールブックです。
マンガ家は雑誌に載せてくれと頼んでいるわけですから、ルールブックに従う必要はありますよね?
ルールブックに縛られたくないのなら、同人の世界に行けば良いのです。
商業誌だろうと同人だろうと、マンガ家は個人事業主で、誰かに雇われている訳ではなく、保障も何もありません。
今なら、同人の世界で売れれば、それなりの生活が送れるほど稼げます。
編集者に恵まれていないが実力があるマンガ家が、マンガを描いて生きていきたいだけならば、同人でも充分でしょう。
マンガ家が編集の指示を受けなければいけないのは、自分が望んでそこに行ったからです。
嫌ならそこから離れれば良い。余程才能のあるマンガ家だった場合以外は、追いかけてきません。
軟禁されている訳じゃあるまいし、どこに行こうが自由です。
自分から押し掛けておいて、ルールを守るのが嫌だって言うのは、それはわがままです。
社会人のすることではありません。
出版社は儲けるために本を作って売っています。
儲けるために、出来ることは何でもします。
一般的な企業の有り方です。
マンガ家を儲けさせようなんて思っていません。
マンガ家は出版社の流通力や雑誌の知名度等を期待しています。
出版社を儲けさせようと思って、作品を持ちこんでいる訳ではありません。
双方、相手の思惑を知った上で利用して儲けようとしているのに、出版社だけが悪しざまに言われるのはおかしいと思います。
No.9
- 回答日時:
質問者さんと回答者さんのやりとりを拝読させて頂いておりましたが
>編集者って口だけだして、文句ばかり言って、作家本人よりも偉そうにしている
…なんてことは、ないと思いますよ。多分。
私もそんなにたくさんの編集者さんと仕事をしたことがあるわけではないですが、皆さんとても低姿勢ですし、むしろ作家のほうが無理難題を押し付けてくる割合が多いんじゃないかなあと、見え得る全体を見渡していて思います。
ただ、質問者さんが提示しておられる論点のいくつかにはうなずける点も多々ありました。
なので、ひょっとすると編集さん絡みで酷い目に遭ってしまった作家さん本人なのかと思いましたが、そうではないようですね。
うーん、そうだとすると、あんまり編集さんや出版社さんを悪く言うのはやめて頂きたいです。
作家に全責任を負わせるような編集も出版社も存在しない…と言い切るには私も経験不足ですが、あったとしても少数派なのではないでしょうか。
>担当編集の手によって没になり日の目を見なかった作品中の真の名作・秀作を読んでみたいです。
これについては、質問者さんがどうしてもと希望するのであれば、同人誌即売会というイベントに行ってご自分で発掘してみることをお勧めします。
そういう意味では、あるんですよ。出版社との折り合いがつかなくて商業誌には載らなかったけれど、作家が自費出版(同人誌)で本にするというのは。
実際に、同人誌にはお宝的なものがたくさんあります。
だから同人誌即売会の一つであるコミケというものにあれだけ人が集まるのでしょう。
何と言うか、書きたいことは色々あるのですが
質問者さんが素人さんであるのならば、どの側面からお話をしても結局平行線をたどってしまう気がします。
実際の現場の多くは、編集と作家というのは持ちつ持たれつで、実は作家のほうから編集を裏切るというケースも実例としてありますので、どちらがこういう点で悪い、と言い切るのは難しいものです。
ただ、もし質問者さんが作家という立場でご質問文で仰るような編集さんに出会ったのだとしたら、ぜひご経験談を伺いたいです。
仰るような悪の側面だけを持つ編集さんがいるとしたら、どの会社にいるのか把握しておきたい…
私自身の結論としては、確かに編集さんと仕事をする中でイラッとしたり、質問者さんが仰るようなことを思ったりすることもありますが、全くの部外者から言われるとそれもなんかイラッとするので
要は、編集さんのことをある程度信用しているということだと思います。
なんというか…自分の親のことって、普段はあんまり良く思っていなかったり、友達に親のグチを話したりもしますが、他人から「あんたの親ってこういうところがダメだよね~」とか言われると、何だと、お前何も知らないだろ!と思っちゃうみたいな…
そういうのに似てる気がします。
だから、別に編集が悪いだの作家の意思が弱いだの、そういうことは気にせずに、できれば純粋に作品自体を楽しんで頂ければ、漫画家も浮かばれるのではないかと思います。
No.8
- 回答日時:
#6です。
> ではお聞きしますがその担当編集者が、百歩譲って編集部の意見の代弁者だとして、千歩譲って出版社の意見の代弁者だとしても、万歩譲って読者全員の代弁者である保証はありますか?
読者全員の意見である必要はない。
この世の中に全ての人を感動させる作品も、爆笑させる作品も、絶賛させる作品も無い。
編集者は読者の意見や好みの傾向を読み、決定された編集部の方針に従った意見を出す存在。
ターゲットを絞るのはマーケティングの基本で、購読層を幅広くしようとすればダメになるのは常識。
編集部は読ませたい層を選択し方針を決めているので、その層から外れた人から寄せられる少数意見は反映されなくても仕方ない。
> 担当編集者の意見なんて、「多少は目の肥えた読者の意見」にはなり得るが、ベストセラーに成り得る絶対の指針にはならない、と言えないでしょうか?
ベストセラーを狙って出せる人なんてこの世にはいない。
修正が入るのは、その目の肥えた読者を納得させられないから。
修正が入っても元がダメなら、それがとりあえず商業誌に掲載できるレベルになっただけのこと。
「売れる」と言うのは、やる気を出させる為のお世辞に過ぎない。
少なくとも、自分の作品は面白いと思い込んでいるマンガ家には、他人の意見は必要。
「こうした方が良いよ・・・多分」「こういうのは良くないんじゃないかなぁ…?」なんて弱気な提案に、近視眼的になっているマンガ家が聞く耳を持つ訳がない。
編集者が意見を言う時に断定表現をするのは当然。
> 担当編集者が変更を命じる前の作品、たまたま受け付けた編集者が没にした持ち込み作品、コンテストで受賞できなかった作品の中にはそのまま発行していれば、大いなる賞賛を受けた作品だってあるはずです。これが嘘・間違いというならばそれを証明してください。
逆に、その没になった称賛されるべき作品を見せてください。
本当に良い作品で自信を持っているならば、何度か他誌に持ち込みを行えばどこか評価してくれるはずです。
没になったが称賛を受けたであろう作品はないと証明するのは無理です。
称賛したかどうかは、多くの人の目に触れないとわからない上、世の中には無数の作品が出来ては消えていくので、それを残らず目にして、ひとつもなかったと言うなんて不可能ですから。
ですが、あなたは称賛されたであろう作品をひとつふたつ紹介するだけで済みます。
ぜひ教えてください。
なお、私はこの意見に対して全否定した覚えはありません。
中にはあなたの主張されているような作品はあるでしょうが、そんな作品は本当にごくわずか。
雑誌の方針に合わせたり読者が読みやすくするために指導するのは編集者としての仕事。
マンガ家に実力があったとしても、雑誌に合わせた作品を持ちこめない時点で、持ち込み先を間違ったマンガ家の方が悪い。
通常の企業だって、営業は営業先の企業に合わせて商品を売り込みます。
雑誌に合わせた作品を作れないマンガ家は必要ない。
修正すれば載せてあげるよと言うだけ、優しいと思いますよ。
まぁ、編集やっている人が全て良質な編集者だとは言いませんが、それなりにヒットする作品があるということは、ダメ編集ばかりではないってこと。
出版社に限らず、自分が有能だと思っているダメ社員はどこにでもいます。
ダメ編集が担当についたマンガ家は、そうそうにそことは見切りを付けて他誌に行け。
ダメ編集を批判していいのは、マンガ家ではなく、その人を雇っている出版社の人間だけ。
もちろん、独立した企業である出版社の方針を批判するのも、お門違い。
出版社はマンガ家にとって都合の良いだけの存在はない。
非の打ちどころのない完璧な人間なんていないし、誰も損をしない商売なんてない。
実力も大事だが、運も必要。
幻想を抱いて青いことばかり言っていないで、社会の仕組みをもっと冷静に見てみては?
世の中は善と悪では分けられないし、もっと不条理なこともあるし、白黒つけられない曖昧なグレーなことなんて沢山あるんだからさ。
>逆に、その没になった称賛されるべき作品を見せてください。
知らんよ。没になったから私は目にしていない。
目にしていない作品の良しあしなんてわかるわけないじゃん。
だた、編集者ってのは自分の手で没作品や没ストーリーを決定するわけでしょ。
じゃあ、それらの作品は絶対に世間で受けない、100%酷評される、ってことを証明してくださいよ。
「俺の好みとか、俺の感受性の問題で没にしているわけじゃないんだ。
この作品は世界中、どこの誰も笑わないし、どこの誰も感銘を受けない。
それだけは確実に言える。だから没!!!」
っていう、それだけの自信があって没にするわけだから。
>没になったが称賛を受けたであろう作品はないと証明するのは無理です。
じゃあ、没にするなよ。編集者が世の中のルールブックなのか? 違うだろ?そうじゃないのか?
「いいえ。僕は世間のルールブックです」
という自信を持って、没作品を決定しているんだから、編集者が没にした作品は絶対にウケない、
という証明をしてくれよ。
>ですが、あなたは称賛されたであろう作品をひとつふたつ紹介するだけで済みます。
> ぜひ教えてください。
なに言ってんの? 僕が証明する必要はないですよ。
編集者(あるいは編集者の立場を支持、応援する人)が証明するのが先。
>幻想を抱いて青いことばかり言っていないで、社会の仕組みをもっと冷静に見てみては?
うーん、自称「世間のルールブック」にそういわれちゃあ、俺もかなわねえな。
どう言い返せば納得してもらえんのかな?
No.7
- 回答日時:
#2です。
>連載打ち切りを告げたあと、編集者は出版社を解雇、追放されましたか?
解雇・追放は知りません。
そんな裏事情を外部に洩らすことはありえませんが、漫画家が担当や編集長に刃向かうと例え人気のある作品であっても打ち切りにされてしまう事例があるくらいですから、担当している作品の評価が落ちた責任を取らされて左遷があっても不思議じゃありません。
出版社も普通の企業ですし、漫画雑誌ではありませんでしたけど結果が出せなかった編集者が部署異動をさせられた話を見たことがあります。
あ、ドラマじゃないです。
実話です。
>また別の作者の担当をするだけでしょう。
そりゃそうですよね。
仕事をしないならいる意味がありませんから。
漫画家は終身雇用ではありません。
あくまで雑誌を構成する外注業者ですから、契約が終われば面倒を見る必要性がありません。
>それならば担当者にとっては漫画作家は下請け業者か、商品納入業者程度にしか思っていないでしょうね。
最終的にはそうじゃないですか?
漫画家は出版社の社員じゃありません。
それが嫌なら同人活動で自分の好きに漫画を描いて、イベントで本を出して、書店に委託してもらえばいいわけですし。
とある少女雑誌は漫画家が出版社と折り合いが悪かったのか、同人誌に活動拠点を移し、それから雑誌を作り、直接書店の置いてもらえるように営業が頑張り、今では大きな書店だったら普通に手に入るようになりました。
できないわけじゃないです。
ノウハウがないからできないだけです。
>編集者にとっては漫画作家はいくらでも代わりのいるone of them でしょうね。
編集者だってそうですよ。
この世の中に「あなただけしかできない仕事」というのはごくごく僅かです。
編集の仕事も経験を積めばできる仕事です。
特殊な能力のある人間だけができる仕事ではありません。
どの仕事でも代わりは幾らでもいます。
>で、一度ヒット漫画が出れば、単行本化、アニメ化、商品化、映画化、でガッツリ骨までシャブリつくす。
>ダニでなければ餓鬼でしょうか?
漫画家は作品を書いたら終了です。
その後は出版社が雑誌に掲載し、コミックスにし、それを宣伝していくわけですが、この不景気でなかなか本は売れません。
BOOK OFFのような中古書店の影響も凄いと聞いています。
その中でメディアミックスというのは本を売るのに有効なのですね。
メディアミックスによって生活が安定した漫画家もいるだろうし、人気作家の一員になった漫画家もいるだろうし、メディアミックスで美味しい汁を吸っているのは出版社だけではないと思いますが。
漫画作品を1つ宣伝するためにかかる費用を回収し、更に収益を上げているだけなのにダニとか餓鬼とか…。
そんなことを言っていたら他の企業だって同じでしょう。
黒字にするために頑張っているだけなのに。
なぜ出版社や編集部にだけ槍玉に挙げるのか分かりません。
投稿主は打ち切りの憂き目に遭った漫画家なのでしょうか…。
>投稿主は打ち切りの憂き目に遭った漫画家なのでしょうか…。
いや、別に。
ただ、編集者って口だけだして、文句ばかり言って、作家本人よりも偉そうにしている割には、作品がダメになった時の責任の割合が薄いな、と思ったんで。
No.6
- 回答日時:
他人の才能や財力を利用して利を得る仕事は、この世に沢山ある。
というか、儲けにつながらない仕事をする人はいない。
たまたま目についた職種だけを批難してもなぁ・・・。 (--;
そもそも、担当編集ひとり納得させられないマンガ家に、マンガ家としての才能があるの?
そりゃ運が悪くてレベルの低い編集者が担当になることはあるだろうけど。
新人マンガ家だって、その出版社を利用して名を上げようとしている訳だから、編集者だけが悪者になるのはおかしいよ。
どうすればあなたは納得するの?
内容に口は出さないけど、マンガ家が持ってきたマンガがダメだと思ったら「ボツ」とだけ言って突き返すって形態なら良い訳?
編集者はどうあってほしいのか、ダメ出しだけでなく、具体的なあなたの主張を聞いてみたいです。
マンガ家はあくまでも出版社にとっては外注しているだけなんだし、やり方が合わないならマンガ家が他に活躍の場を探せばいい。
他に移れないのなら、その人は才能がないことを自覚するべきだと私は思うよ?
ダメならダメで早めに引導を渡してあげるのも、本人の人生の為かと。
ご回答ありがとうございます。
>というか、儲けにつながらない仕事をする人はいない。
そうですね。漫画家も編集者も、究極に言えば儲けるためにやっているわけです。
「後世の人類の文化財産を築くため」などの大義名分のためにやっているわけではありません。
みな、今日の明日の飯を食うためにやっているわけです。その点は全然否定しませんよ。
>そもそも、担当編集ひとり納得させられないマンガ家に、マンガ家としての才能があるの?
ではお聞きしますがその担当編集者が、百歩譲って編集部の意見の代弁者だとして、千歩譲って出版社の意見の代弁者だとしても、万歩譲って読者全員の代弁者である保証はありますか?
編集者の
「これはつまらない、こんな作品、読者に絶対に受けない」という自信たっぷりの意見は100%正しいですか? 絶対にただ一人もその漫画で笑ったり感銘を受けることはありえないのですか?
逆に言えば、編集者の
「ここはこうしろ、ここはああしろ、こういう風に変えれば絶対に受ける。変更しない限り採用原稿としない。
俺様の言葉は読者の言葉と思え!!」
というチェックを通ってから漫画雑誌に載るわけです。ではそうやって担当編集者の意見通りに修正された漫画作品は全部ベストセラーになってしかるべきですよね。
しかし、そうはならない。ということは担当編集者の意見なんて、「多少は目の肥えた読者の意見」にはなり得るが、ベストセラーに成り得る絶対の指針にはならない、と言えないでしょうか?
担当編集者が変更を命じる前の作品、たまたま受け付けた編集者が没にした持ち込み作品、コンテストで受賞できなかった作品の中にはそのまま発行していれば、大いなる賞賛を受けた作品だってあるはずです。これが嘘・間違いというならばそれを証明してください。
> 内容に口は出さないけど、マンガ家が持ってきたマンガがダメだと思ったら「ボツ」とだけ言って突き返すって形態なら良い訳?
編集者はどうあってほしいのか、ダメ出しだけでなく、具体的なあなたの主張を聞いてみたいです。
映画ならば、作品としてのクオリティは監督が全責任を負います。役者がどんなにいい演技をしようと監督がOKを出さない限り、OKシーンにはなりません。フィルム上には監督が納得する映像しか残りません。
映画がヒットすれば監督の名声は上がるし、コケれば監督の評判は落ちます。
(映画に詳しい人なら、いやいやキャスティングにはスポンサー企業の意向が及ぶよ、とか厳密に言えば監督の仕事は撮影だけで終了。編集作業は通常は監督は参加しないので、出来上がった作品を見て監督が唖然とすることだってありますよ、とかの細かい意見がありましょうが、とりあえずここではそれは横においとく)
漫画を映画に置き換えるなら、漫画作家は映画監督であり、脚本、演出家であり、キャスティング担当であり、役者自身でもあり、照明・音声、大道具・小道具、すべてを一人でやっています。
そこへ編集者が口出しして、大筋を書き換えたりするなら、クレジットに名を連ねて責任を負うのが当然でしょう。
更に原稿の採否まで決定するなら、映画で言えば配給会社と同じ立場なわけで、もし漫画がヒットせずに作者、および出版社に金銭的被害を与えたならば、当然その責任を負うべきです。(つまり解雇されてしかるべき)
逆に言えば、もし漫画がヒットして、その後、アニメ化、グッズ化、劇場版化など、巨大な利益を生み出すならばその担当編集者は多額のインセンティブボーナスやストックオプションぐらいの利益を与えてもよいかと思います。(もちろん、前述の”解雇リスク”とセットで、です)
自分は名前を出さずに口出しだけして、作品に大いなる影響力を持ちながら、いざコケた時には知らんぷり、というのはどう考えても無責任と言わざるを得ません。違いますか?
もちろん、担当編集者として、最低限のチェック、修正依頼というのは必要だと思います。しかしそれは例えば
●未成年誌作品における喫煙シーン、飲酒シーン、性的シーンの配慮
●商業誌としてのエロ・グロ・ナンセンスシーン、タブーシーンなどの配慮
●セリフの日本語的チェック
●シナリオ上のどうしようもないミス(先週号で死んだはずの登場人物が何の説明もなく今週号でも出てきちゃったとか)
●スポンサーチェック(作品内に具体的な商標を出すべきか否か、出す場合はそれが適正か否か、など)
などにとどめるべきではないでしょうか?
担当編集の手によって没になり日の目を見なかった作品中の真の名作・秀作を読んでみたいです。
No.3
- 回答日時:
>それとも編集者、出版社の本音としては~
その通りです。特に小学館はそのような事を作家に言っていたことが某少年漫画家と某少女漫画家各1名ずつにより暴露されております。
集英社は大作家にも無茶振りが酷いようで、
鳥山氏などは連載終了自に「二度と集英社では書かない」と宣言したという話がありました。
大作家でなくても出版社に口出しされにくいスカウト方法があります。
"大手同人作家"です。
同じ力量であっても応募してデビューすれば逃げ場のない新人作家として食いものにされるが、
大手同人作家は「文句言うなら書いてあげない。同人で十分売れてるんだからねッ」と強気に出る事ができます。
同人からスカウトデビューする作家が増えている半面、商業誌をやめて同人へ戻ってくる作家も多いです。
売れっ子なら同人の方が儲かるんでしょうね。
「編集者に文句言わせない作品を書いてみろ!」とか「文句が言いたいなら編集者に口出しさせないような作家になれ!」とか言いたいみたいですが
口出しさせないような作品を書く作家になった結果自分たちが捨てられるとは思ってもいないのでしょうね。
原作者にならない理由ですが、話を考えることができないからです。
編集者にできることはできあがったストーリーにケチをつけることだけなんですよ。
編集者の質も落ちているという話もありますけどね…。
少なくとも昔の編集者は「この路線で売れたんだからこれ以外は書くな!」というような指示はしていなかったと思います。
ご回答ありがとうございます。
≫そうは言っても昔の編集者は、、、
聖闘士星矢や北斗の拳が流行った頃、少年雑誌の漫画は始まりがどうであれ、いつに間にか
バトル、未知の敵との戦い、仲間との絆、世界の危機を救う、
という話に持って行ってませんでしたか?
読みながら、
何でどの作品も中高生の主人公が世界を救う旅に出るんだよ、ワンパターンやな。
と思いましたわ。
No.2
- 回答日時:
>まあ多少編集者内で肩身が狭くなるとか、出版社内で希望しない異動などの憂き目に遭うかもしれませんが、
担当さんは漫画家の生活スタイルに合わせて仕事をしています。
夜型の漫画家さんがほとんどだと思います。
それに合わせて仕事をしているわけです。
昼間は昼間でデスクワークをして。
万年睡眠不足と生活習慣病の可能性と隣り合わせの仕事です。
以前、NHKで週刊誌の担当さんにインタビューをした番組で「仕事はハードだけど体重は増えた」と言っていました。
それは美味しいものを食べているとか運動不足とかではなく、担当している漫画家さんの活動時間に合わせているので夜中に食事を取ってしまうかららしく、その食事もインスタントのものがほとんどでした。
正直身体にいいとは思えません。
自分の身体を壊してでも読者が楽しむ漫画を提供していくのが担当の仕事だと思います。
このような状況でもズルイと思いますか?
漫画家は豪勢な食事をしている裏側で担当はインスタントラーメンを食べながら原稿のチェックをしたり、写植の指定をしたり、本屋に新刊を売り込んでくれる営業や宣伝部と打ち合わせをしているのです。
それに担当は1人の漫画家のみを請け負っているわけじゃありません。
複数の漫画家の担当をして、上記のことを同時進行でやっているわけです。
編集の仕事は決して安全地帯でおこなっているものではありません。
自分の生活までも犠牲にして仕事をしています。
あなたはそれでも安全地帯でぬくぬくと仕事をしていると思いますか?
担当と打ち合わせをした結果、評価が悪くて打ち切りになったとしても、それは担当のせいではありません。
話し合いを重ねて納得したものを表現できなかった漫画家が悪いのです。
担当は打ち切りを回避するために漫画家を励ましたり、より良くするために時間を割いて作品について考えたり、下げたくもない頭を上司に下げたりしています。
打ち切りを漫画家に告げるのが1番キツイと先述した編集は言っていました。
編集の仕事は肉体的にも精神的にもハードな仕事なのは知っていましたが、リアルに話を聞いてみると漫画家と運命共同体なんだなって痛感しました。
ご回答ありがとうございます。
運命共同体とは言い難いですね。
連載打ち切りを告げたあと、編集者は出版社を解雇、追放されましたか?
また別の作者の担当をするだけでしょう。
それならば担当者にとっては漫画作家は下請け業者か、商品納入業者程度にしか思っていないでしょうね。
編集者にとっては漫画作家はいくらでも代わりのいるone of them でしょうね。
で、一度ヒット漫画が出れば、単行本化、アニメ化、商品化、映画化、でガッツリ骨までシャブリつくす。
ダニでなければ餓鬼でしょうか?

No.1
- 回答日時:
『潜入リアルスコープ』で『ワンピース』の編集者を
観た事があります。
編集者はネームっていうんですかね?
セリフとカット割と大まかな画のファックスが届いたら、
「○○ページのどこどこのカットがいりません」と
作者に電話していました。(ワンピースを読んでいないので
作者は誰か知りません。 漫画を毎週読む年齢でもありませんし)
その後ちゃんとした原稿が届きました。
編集者が指摘したカットは無くなっていました。
作者と編集者は信頼関係がないと務まりません。
作者の機嫌を取る為に差し入れを持って行くのも
編集者の仕事の1つです。
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