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錬金術とは一体なんですか?錬金術って「特に価値のない金属から豪華な金とかを作る」とかいう意味だと辞書に書いてあったんですけど,「鋼の錬金術師」を見てたら,訳がわかんなくなってしまいました…(涙)なんで科学なのに宗教の教えのようなのがでてくるんでしょうか?昔の人はエドやアルみたいに錬成陣を書いて,「ボッ!!」って感じにやってたんでしょうか?わかりやすく教えてください…

A 回答 (7件)

錬金術に関して簡単に言うと


「卑金属を貴金属(金)に変える技術」という意味です。
ただし、錬金術が存在した当時は「卑金属は汚れた物質」で「貴金属は清らかな物質」と考えられていました。
特に金は最も清らかとされていました。

つまり錬金術は物質の浄化を目的にしていました。
その力を人体にしようすれば肉体的黄金(不老不死)を得られると考えられていました。
そして、精神的黄金を得ることが出来れば審判の日を待たずとも神の国へ行けるとされていました。
ただし、精神的黄金については魔女裁判を逃れるための口実という説もあります。
もっとも18世紀ごろになると錬金術は魔法扱いされましたけど。
これは錬金術を利用した詐欺師が増加したのが原因だと思います。
又、手段が目的になってしまったのも原因だと思われます。

「鋼の錬金術師」の話の中心になっている「賢者の石」は
「あらゆる物質を金に変えることができる」とされています。
錬金術はこの「賢者の石」を作ることが主な目的としていました。

「錬成陣」は演出上のもので実際には科学(正確には化学)的なものです。
研究所でフラスコにいろんな物を入れてコポコポやっているシーンを見ても面白くありませんかなね。
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錬金術そのものは多くの方が答えてくださっているので、補足的なことを。



かつてのヨーロッパでは「宗教」「科学」という区分概念はそもそも存在しなかったので、錬金術も<今日から見れば>宗教と科学の混合体にみえるのです。今では神学者であるトマス・アクィナスも近代科学の祖とされるニュートンも、ともに錬金術に魅せられていました。
科学が宗教と明確に区分されるのはヨーロッパでも近代になってからのことです。科学はまず「<神のつくった>自然の真理を探究する」という極めて宗教的な目的で奨励されたのです。

錬金術は金を作り出すという意味では失敗しましたが、副産物は数多くありました。現代流に言えば、スピン・オフ効果が高かったということでしょうか。たとえば、物質では「リン」が発見されました。また、13世紀に錬金術師によって蒸留技術が発明され、これによってウィスキーやブランデーが造られるようになりました。ウィスキーの語源はゲール語で「命の水」という意味であり、これは錬金術師が医薬をもとめることも目的としていたことを示唆しています。

以下は参考URL「錬金術概説」です。

参考URL:http://www.d8.dion.ne.jp/~rudin_dn/alchemy.htm
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錬金術とは鉛を金にする技術です。


物質は原子から出来ています。
原子は電子と原子核から出来ています。
その数によって物質が決まります。
鉛と金はその数がとても近いので、何とか鉛を金にしようとしました。
それが錬金術士です。
もちろん成功しませんでした。
あと、それを元にいろんな物質を組みかえる技術全部を錬金術というようになったんです。
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中世においてヨーロッパで非金属を貴金属に変えようとした研究が


錬金術の本来の姿です。
その為に色々な化学変化を研究する為、様々な薬品や科学知識が発見されました。

>なんで科学なのに宗教の教えのようなのがでてくるんでしょうか?
錬金術の研究をするには莫大な資金や資料が必要な為
貴族や宗教等の下で行われたためでしょう。

>昔の人はエドやアルみたいに錬成陣を書いて,「ボッ!!」って感じにやってたんでしょうか?
中には方位学(風水)、占星術(天文)、魔術の研究等を行った者もいるようですので
魔方陣としては使われていたかもしれません。
ただそれらはどちらかといえばピラミッドパワーのようなもので
化学変化を安定させるためだと思います。

参考URL:http://homepage3.nifty.com/alchemy/
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 「鋼の錬金術師」って、マンガでしょ?(笑)


 昔の人って・・。
 錬金術は、ありえない話なんですよ。
 でも、#1さんも言っているように、それがもとで科学が発展したっていう過去はあります。
 昔の錬金術は、科学ごっこみたいな感じで、フラスコにいろいろ入れて混ぜて煮てみたり、鍋にいろいろいれて・・とかやってたようです。
 錬金術ってたとえば、そのへんにたくさんある石とか、土とかから、価値があって珍しい宝石とか金とか作れたら、ものすごい大儲けになりますよね。
 それをめざしたのが、錬金術です。でもこれ、科学そのものではないです。最初に魔法ありきで、それが存在すると信じてた人たちが、いろいろ試行錯誤して、もののなりたちっていうのはこうだ・・ってとこからはじまっているんです。

 で、マンガに宗教の話が出てくるのは、単に取り上げやすい題材だからじゃないですか。
 宗教は、たくさんの人が信じているし、人間の習性上必要っていうか、習性上では社会をまとめていく方便としてはとても便利で有益なもの。
 でも、昔の宗教って科学とは相いれないものだったみたいです。ま、そうですよね。教義を否定しちゃったり、違うこと言ってたりしますから。
 科学でわからないことを、想像で補って、これこれこうだから、、、って言っていたのが昔の宗教ですから。科学とは相いれない。
 それで科学ばんざい!!な現代に書かれたマンガは、反宗教的(宗教家を悪役に仕立てた)なストーリーに書くんだと思います。

 「鋼の錬金術師」でやっている、あの練成陣を描いてどうのこうのとか、そういうのは、ファンタジーにありがちな魔法に、「錬金術」って名前をつけただけです。
 そういうしくみの世界ですよ~って設定になってるだけで、現実とはぜんぜん違います。
 だって考えてみてください。適当に指で円を描いて、あんな光る陣とか出てくるわけないでしょう。
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実際の錬金術は辞書で調べたとおりのものです。


当時の錬金術師はどちらかというと、今の「科学者」に分類されるようなものです。

鋼連をはじめファンタジーに出てくるもの「魔法のようなことをします」が、全く別物と思ってください。

# そー考えると、主人公のエドよりも研究室にこもってキメラを制作していたタッカーの方が実際の錬金術師に近いと言えます。
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本来の意味は、ご覧になった辞書に書かれていた通りですが、当然のことながら、それは達成されえない研究目標でもありました


そうした錬金術(alchemy)の失敗経験の蓄積が近代化学(chemistry)の基礎を築いたのです
鋼錬を始めとするファンタジー世界の錬金術は、そうした地味な歴史上の錬金術とはことなり、魔法の(物質の変成を得意とする)一分野となっていることが多いですね
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