![Airbnbが万里の長城での宿泊プランを発表](http://oshiete.xgoo.jp/_/bucket/oshietegoo/images/watchmain/5/542212912_5b68027fc9517/ORG.jpg)
世界にひとつのモダンなベッドルームは、万里の長城に天高く聳える古い望楼の中に用意される。それが冒頭の画像であるが、もしこのままで部屋が用意されるなら、屋根はない。だが、調べてみると北京では7月と8月の降水量がダントツで多く、9月は雨の心配はなさそうである。心配するならばむしろ気温であろうか。9月の最低気温が15度前後だからだ。だが、このようなつくりであるからこそ、窓外には360度のパノラマが広がり、夜は満天の星空と美しい月が見晴らせるのだ!
夕暮れどきには、フルコースディナーが始まり、一品一品に中国4,000年の歴史と文化の特別の意味が込められた料理で舌鼓を打ち、歴史を学べるという。また、古の味をひと口ずつ噛みしめながら、中国の伝統音楽の生演奏も同時に楽しむことができるそうだ。ディナーだけでも厳かで、脳をフル稼働させる必要がありそうだ。
脳をフル稼働させた後は星の下でぐっすり眠り、当然早起きして中国の息を呑むほどに美しい田舎をゆっくりハイキングし、神々しい夜明けを待つという。万里の長城の公式歴史研究家の案内でで長城にまつわる言い伝えや歴史、修復事業の話も聞けるとのこと。また、滞在中、当選者は、Airbnbに掲載中の体験プログラム「篆刻(てんこく)で記念品を手づくり」を体験したり、「伝統的な中国書道のレッスン」など、中国文化の神髄に触れることもできる。
ちなみに「ハウスルール」というものが存在する。「壁に登る、スキップする、飛び越える、走る、壁の下をくぐる行為は禁止」というルールは、パルクールをやっている人が当選者になったら熟読してほしい項目だろう。「龍を見ても触らないでください。SNSで拡散するだけにしましょう」というものがあるが、この龍というのは生きているものを指しているのか、石像か何かなのか、もし前者であれば触るなんてまず無理な気がするが……。そしてこんなルールもある――「ご近所さんへの迷惑行為禁止。ご近所さんは13億8,000人ほどいます」――ご近所の定義が壮大すぎてビックリである。極めつけは「大音量で音楽を聴くのは禁止です。兵馬俑の兵士が目覚めます」というもので、歴史好きな当選者であれば、目覚めさたくなるかもしれないが、ここはグッと我慢だろう。
いろいろ気になる要素が盛りだくさんのAirbnbのキャンペーン。気になる方は特設サイトをチェックしてみては?