■Technique―卓越した技法―
日本の伝統工芸に西洋の感性を融合させ、新たな世界観を確立したNOBUKO ISHIKAWA。まだ日本にジュエリー文化が根づいていなかった時代に「日本女性の美しさを引き出し、日常着にまとうジュエリーをデザインしたい」という想いから誕生したブランドだ。今回は、ブローチ兼ペンダントヘッドとして、「白鳥城」(Pt、K18YG、ダイヤモンド、カラーダイヤモンド[処理石]、サファイア、アクアマリン、赤銅)4,104,000円、「愛の調べ」(Pt900、K18YG、ダイヤモンド、赤銅)2,754,000円などが登場する。
■Design―日本の美意識―
西洋発祥のジュエリー技法を用いながらも、独特の「ジャポニズム」で日本の美意識を表現するマニファクチャーブランド大倉堂。日本の伝統工芸である漆を取り入れているところも実に特徴的だ。日本橋三越本店先行販売となる「あぢさゐ」は、Ptダイヤモンドピンブローチ兼ペンダントであり、ダイヤモンドは計1.02ct、チェーンの長さは約50cm(長さ調節機能付き)。価格は972,000円となっている。
■Antique―アンティークの魅力―
アンティークジュエリーを輸入販売するナカジマ・コレクションが買い付けた豪華なジュエリーが登場する。1910年頃のイギリスのものとされるプラチナナチュラルパールダイヤモンドペアブローチ(約8.1×2.3cm)は、お値段なんと13,500,000円。
上記の他にも、冒頭に登場した村松司によるブローチ「蓮」(K18YG、ダイヤモンド、七宝[プリカジュールエナメル])3,024,000円やピンブローチ「カエル」(K18YG、ルビー、七宝[バスタイユエナメル])345,600円、舟串盛雄によるペンダントブローチ(K18WG、Pt、S=計0.65ct、TZ=計0.54ct、D=計0.05ct)1,863,000円なども展示される。
アート作品としても一見の価値があるジュエリーの数々。目の保養に足を運んでもいいかもしれない。