■サクふわ食感がたまらない!「はちみつダックワーズ」
まずは、「はちみつダックワーズ」の方から試してみることに。ダックワーズというのは、アーモンド風味のメレンゲを使った生地にクリームを挟んだ焼き菓子のこと。もともとフランス発祥のお菓子だが、日本人パティシエの手でアレンジされて現在の小判形に落ち着き、それがフランスに逆輸入されたという珍しい経緯を持つ。
卵白を泡立てて焼き上げた生地にバタークリームを挟むのが一般的なレシピだが、山田養蜂場の「はちみつダックワーズ」は生地に米粉を、クリームにはちみつを配合しているのがユニーク。しかもただのはちみつ&米粉ではない。ミツバチが集めた花の蜜を、羽ばたきでじっくり熟成させたルーマニア産アカシア蜂蜜と、国産のれんげ米が使用されているという。れんげ米? なんだか聞いただけでも「おいしそう!」と思ってしまう!
メーカーによると、れんげ米とは、れんげ草を田んぼに鋤きこんで有機肥料にする「れんげ農法」で育てられたお米とのこと。化学肥料ではなく有機肥料なので安全性が高く、風味も豊かなのだそうだ。どんな味なんだろう? 機会があればお米単体でも食べてみたい!
マモニャンの「早く食べたい!」と訴えるような視線を感じながら、包装を解いて箱を開けてみる。今回は、プレーン味とチョコレート味の2種類がセットになった商品を選んだが、見比べてみるとチョコレートの方は少し生地がブラウンがかっているようだ。
袋を開けて手に取ってみると、外側にまぶした砂糖がカラメル状に溶けて固まっているせいか、思ったよりもかっちりした手触り。ボロボロ崩れず食べやすそうなのは嬉しい。さっそく、プレーン味を一口食べてみると、外側のサクッとした歯ざわりのあと、生地のサクサクふわふわした食感が続き、中のふんわりとしたクリームが舌の上でとろけていく……。このサクふわ感、たまりません!
味の方は、メレンゲ生地の香ばしいアーモンドの風味とクリームのはちみつが溶け合って、自然の恵みを感じさせる優しい味わい。甘みがあるのにくどくなく、あっさりとした後味で、食べたあとにしつこさや重さを感じないのが好印象だ。
続いて、チョコレートの方を食べてみると、こちらはプレーンよりも濃厚な味。といっても、くどいわけではなく後味はどこか軽やか。アーモンドとチョコレートの相性のよさを、改めて実感する味でとってもおいしい。これならいくらでもお腹に入りそう。マモニャンも大満足そうな表情だ!
■しっとり柔らか!「ひとくちはちみつ金時芋」
次に、「ひとくちはちみつ金時芋」にも挑戦! パッケージには芋の形の小窓が開けられていて、そこから中身が見えるという心憎い仕掛けが施されている。小窓を覗いてみると、一口サイズにカットされた金時芋がゴロゴロ入ってる! 芋を使ったお菓子というより、はちみつ漬けした金時芋そのもののようだ。
お皿に盛り付けてみると、その「ザ・芋」といった感じの外観に改めてほっこり。パッケージの説明をみると、徳島県産のなると金時をルーマニア産の熟成アカシア蜂蜜を使った蜜床にじっくり漬け込み、宮古島の雪塩でアクセントをつけながら作っているとのこと。
このお芋、ひとつひとつのサイズは、全長12cmのマモニャンお守りぬいぐるみの顔とほぼ同じ大きさ。試しにひとつ口に放り込んでみると、素朴な甘みがあってとってもおいしい! はちみつの優しい甘みはするけれど、それが素材の味を消しているわけではなく、お芋の味もしっかり感じられる。もともと糖度の高いなると金時の甘みを、はちみつや雪塩で引き立てているという印象だ。
食べる前は焼き芋のホクホク感や大学芋のカリッとした感じを想像していたけれど、そのどちらとも少し違うしっとりさっぱりした食感で、ひとつまたひとつと、つい手が伸びてしまう。
お弁当などのおかずに入れるのもアリだし、少し温めてバターやレモン汁でいただくのもおいしそう。素朴なだけに、アレンジ次第では印象も大きく変わるはずだ。原材料は芋と砂糖、はちみつ、食塩だけで、食品添加物を使っていないので、育ち盛りの子どものおやつにもよさそうだ。
せっかくなので、少し温めてバニラアイスを添えていただいてみたが、溶けかけのアイスの甘さとお芋の甘みが絶妙に絡み合って、ハフハフ食べながらつい笑顔になってしまう。マモニャンもおいしいものがいっぱい食べられて幸せそうな表情だ!
「山田養蜂場」公式ページ