
そんな「PEANUTS」をテーマにした日本初のデザインホテル「PEANUTS HOTEL(ピーナッツホテル)」が神戸市中央区にオープンする。6階建てのホテルで、全18室の一つ一つが「PEANUTS」のコミックをコンセプトに作られているという。今回、2018年8月1日のオープンを前に行われた内覧会に参加することができ、客室の模様などをたっぷり見てきたのでレポートしたいと思う。
■部屋ごとにまったく異なる凝りに凝った内装
「PEANUTS HOTEL」はJR三ノ宮駅から徒歩7分ほどの場所にある。「異人館」や「旧居留地」など神戸の歴史を今に伝える観光スポットにもほど近いエリアだ。
外観は決して派手ではなく落ち着いた雰囲気だが、柱に掲げられたプレートや2階の窓に描かれたイラストでまぎれもなくここが「PEANUTS HOTEL」であることがわかる。


1階には「PEANUTS Cafe 神戸」が併設され、グッズの販売スペースも設けられている。ここでしか買えない限定グッズも。


「OPEN記念エコトート」や、オリジナルクッキーなど可愛いアイテムばかり。


気になる客室は4~6階にあるのだが、そこまで行く途中のエレベーターや階段部分の壁からしてすでに「PEANUTS」の世界観全開で胸が高鳴る。


各客室には部屋ごとにテーマとなるストーリーがあり、それに沿った内装となっている。部屋ごとに印象がまったく異なるため、熱心なファンなら全室泊まらなければ気が済まないはず。例えば、5階53号室は「人生の最高の楽しみの一つは晩ごはんといい会話だね……」と、ダイニングを楽しむスヌーピーをコンセプトにしていて、なんと壁はスヌーピーのドッグディッシュがモチーフになっている。


そうかと思えば、同じフロアの54号室は日本の部屋がコンセプトになっていて、先ほどとはガラッと異なる雰囲気。「PEANUTS」の世界と和テイストが融合した独特の空間が表現されている。


■6階にはテラスつきのスペシャルルームも!
どの部屋も遊び心がたっぷり詰まっており、アメニティグッズにまで可愛らしさが溢れていて、見ているだけで幸せな気分になった。




中でも圧巻だったのが、6階の61号室だ。こちらは、スヌーピーと鳥たちのコミックをイメージしたスペシャルルームとなっており、唯一のテラス付きの部屋である。


テラスの植物はプラントハンター・西畠清順氏のプロデュースによるものだという。もしこの部屋に宿泊できたら、このテラスでのんびり空を見上げて……と妄想が止まらなくなった。
■レストランだってもちろん「PEANUTS」の世界
3階にはレストランスペースの「PEANUTS DINER 神戸」が併設されている。こちらでは、神戸の食材をベースにして、「PEANUTS」の個性的なキャラクターたちをモチーフにしたメニューなどを堪能することができる。


取材時にはランチ・ディナーともに用意されているコースメニューの一部を見せていただいたのだが、ランチコースでは、「チャーリー・ブラウンのスペシャルパルマ」と題されたピザがとても美味しそうだった。


また、ディナーコースの「シェフ・ウッドストックのステーキ -トリュフとポテトのエクラゼ-」と名付けられたステーキも、デザートの「ウッドストックand friends ミルクレープ」も、おしゃれかつ本格的で、ここで食べたら素敵な思い出になること間違いなしだ。


1階から6階にわたり、隅から隅まで「PEANUTS」らしい可愛さとユーモアに溢れたホテルだった。
8月1日からのオープンを前に、7月20日の13時から予約が開始される予定とのこと。少なくともオープンからしばらくは予約をとるのがなかなか難しくなりそうな予感がするが、いつか絶対に泊まってみたいと思った。気になった方はぜひ公式サイトをチェックしてみてほしい!
ちなみに「みなさんが好きなピーナッツキャラクターは誰?」ということで「教えて!goo」では、意見を募集中だ。
(C) 2018 Peanuts Worldwide LLC
【店舗情報】
『PEANUTS HOTEL(ピーナッツ ホテル)』
住所:兵庫県神戸市中央区中山手通1-22-26