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身軽で快適な生活を手に入れるために不要なものごとを断ち切る「断捨離」。今ではすっかり一つの考えとして私たちの生活に定着している。ただ、実践するのは難しいと感じる人も多いようで、いざやってみると、手放してよいものかどうか迷ってしまうことが少なくない。「教えて!goo」には「断捨離の秘訣を教えてください」と、物が捨てられない性格に悩むユーザーから質問が寄せられていた。断捨離は、整理などの物理的なメリットもあるが、運気をアップすることもできるという。今回は運命鑑定士の優蘭さんに、断捨離のポイントと運気をアップするコツを伺った。■断捨離は心にも体にもよい？
まずは断捨離のメリットを教えてもらった。
「運命鑑定の世界では、人の幸せを『精神的』、『経済的』、『肉体的』という三つの要素で考えます。そのバランスが高いレベルで整うと、幸せの満足感が上昇します。断捨離は自分と向き合い整えることで、幸せの三つのバランスも整える働きがあります。シンプルに表現するなら“断捨離をすると幸せになる”ということです」（優蘭さん）
幸せに近づくということは、運気もアップするのだろうか。
「断捨離で運気はアップします。キーワードは『安定』です。先ほどの三つの要素別に考えると、『精神的』については、余分な物事を切り離すことで、気持ちが安定し、前向きに行動できるようになります。『経済的』は、無駄遣いが減り生活が安定し、心に余裕を持つことができます。三つめの『肉体的』については、ストレスが減り、睡眠の質が高まることなどによって、より体が健康な状態で安定します。どれもポジティブな変化です。ポジティブな人は運気、つまり運の流れもよくなります」（優蘭さん）
確かにきれいに片付いた空間は快適で、人生が好転するように感じる。
■不要、必要、保留にわけて考える
スムーズに断捨離をするにはどうすればよいのだろうか。
「身の回りの物事からはじめましょう。まず、家にあるものをしっかりと把握します。そして、自分のルールを決めて断捨離を進めていきます。このルール作りが大切で、納得のいかない断捨離は後悔へとつながります。無理に捨てずに、不要、必要、保留にわけると整理しやすくなりますよ。急がず、ゆっくり取り組みましょう」（優蘭さん）
なるほど、迷ったら“保留”にすれば作業は滞りなく進められる。
「忘れてはいけないのは、断捨離の本来の目的は“物を手放すだけではない”ということです。客観的に自分と向き合い、心と身体を整えることを意識して、しっかりと運気をアップさせましょう」（優蘭さん）
物を捨てることにこだわりすぎて、本末転倒の状態になっては困る。捨てることが目的にならないように気を付けたいものだ。
■恋愛運も金運も仕事運もアップ？
断捨離による運気アップはシーン別に考えることもできるという。
「自分の暮らす生活空間の整理整頓は、環境はもちろん、心も整えることにつながります。たとえば恋愛については、どのような恋愛を望んでいるのか、相手の条件は何かなどを断捨離で客観的に見直すことになり、それがよい恋愛につながります」（優蘭さん）
金運はどうだろうか。
「金運も、やはり自分の部屋にあるものをしっかりと把握することが最初の一歩です。そして不要なものは断捨離することです。それが無駄遣いを減らし、気の流れを良くすることにつながります」（優蘭さん）
「気の流れが良くなると、金運を招福してくれるのですよね」と優蘭さんは続ける。
「福運は玄関から入ってくるので、玄関の整理整頓もよいでしょう。玄関に不要なものを置かないことや履かない靴の処分などもおすすめです。もう一つ、お財布の整理整頓も金運アップには大切です。不要なレシートなどは処分し、お財布の中はスッキリ整理し新たに金運が入ってくる空間を作りましょう」（優蘭さん）
仕事運も気になるところだ。
「まず基本として、仕事に集中できる環境作りが重要です。断捨離については、仕事の効率を上げるためにも、デスクの上や引き出しの整理整頓はおすすめです。特に仕事関連の書類などは不用意に捨ててしまうと、あとで困ることがあるので、ここでも不要、必要、保留にわけるとよいですよ」（優蘭さん）
優蘭さんによると2024年は 『甲辰（きのえ・たつ）の年』で『改新』がテーマの年だそう。「まさに自分自身と向き合い、整え、新たな気の流れを作っていくのに最適な年」とのことだ。より幸せに近づくために、ぜひ断捨離に取り組んでみてはいかがだろうか。
●専門家プロフィール：優蘭（ゆうらん、「蘭」は草冠の間が空いている字）
運命鑑定士。的確な鑑定と天からのメッセージともいえる導きの言葉はファンの絶対的な支持を集める。2005年からラジオ・テレビ番組に出演。仙台の鑑定ルーム「かのん堂」を拠点に、現在では東京をはじめ全国で鑑定会や講演会で活躍。公式サイト、公式ブログ、公式YouTubeチャンネルでもアクティブに活動を続けている。
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