![おいしいポテトサラダ料理の秘訣を日本ポテトサラダ協会に聞いてみた](http://oshiete.xgoo.jp/_/bucket/oshietegoo/images/watchmain/9/542301348_5d5a4d69bca50/ORG.jpg)
■おすすめの食材
きゅうり、たまねぎ、ハム、人参、ゆで卵……。ポテトサラダに入れる食材は家庭によってさまざまである。甘味を足したい時はりんごやレーズンなども使用するが、鈴木さんのおすすめはなんだろうか。
「細かく刻んだいぶりがっこを入れるのがおすすめです。食べた直後に、薫製の薫りが口の中に広がり、お酒も進みます。じゃがいものホクホク感ときゅうりやたまねぎのシャキシャキ感に加え、いぶりがっこのポリポリとした食感も楽しむことができます。他にも、完成したポテトサラダにチーズをかけて炙るのもおすすめですよ」(鈴木さん)
ポテトサラダは洋風のイメージがあっただけに、いぶりがっこは少し意外だったと思う。だが、想像してみると薫りや食感がアクセントとなりそうだ。ピクルスや福神漬け、他の漬け物も試してみたい。
■入れるとおいしい調味料
ポテトサラダにはマヨネーズ、酢などの調味料を加えることが多い。他にもおすすめの調味料はあるだろうか。
「いぶりがっこのポテトサラダには鰹節がおすすめです。カロリーが気になる人はコンソメで下味をつけることでマヨネーズの量を減らすことができ、隠し味にもなります」(鈴木さん)
鰹節やコンソメのうまみを足すことで気になる脂質をカットできるのはうれしい。さらに、最近話題となっているあの調味料もポテトサラダに合うと鈴木さんは続けてくれた。
「レモスコを数滴ポテトサラダにかけるとレモンのすっきり感と唐辛子のぴりっと感が加わります」(鈴木さん)
レモンとタバスコを意味する、広島県の特産調味料のレモスコ。さっぱりしており、夏に合う調味料だ。いつものポテトサラダに飽きてきたら、足してみるのもよいだろう。
■調理の順番を変えてさらにおいしく
ポテトサラダはじゃがいもをふかし、つぶし、具材と混ぜ合わせる比較的簡単な手順で作ることができる。しかしこの手順にもポイントがあると鈴木さんは言う。
「マヨネーズを入れるタイミングが重要です。熱々のじゃがいもにマヨネーズをかけてしまうと、熱によってマヨネーズが分離してしまい、油でべちゃっとしてしまいます。粗熱をとってからマヨネーズを入れるのがポイントです」(鈴木さん)
料理には単純な中にも好ましい順番がある。じゃがいもの熱を確認してからマヨネーズを加えることを意識しよう。ゆで卵を加える場合にも気をつけることがあるという。
「できるだけじゃがいものごろごろ感を残したい場合は、先にゆで卵を刻んでからじゃがいもとマヨネーズを混ぜるのが重要です。同時につぶしてしまうと、混ぜれば混ぜるほどじゃがいものごろごろ感がなくなってしまいます」(鈴木さん)
ペースト状になっているものからごろごろしているものまで、じゃがいもの食感にもこだわりたい。
今回はポテトサラダの世界をのぞいてみた。和風から洋風まで幅広くアレンジできるのも楽しい。皆さんも自分だけのオリジナルレシピを考えてみてはいかがだろう。
●専門家プロフィール:日本ポテトサラダ協会
ポテトサラダをきっかけに人々のつながりを生み出し、共に成長していくことを目標とする団体。ポテサラで新しい出会いを生み出す、ポテサラNo.1決定戦などのイベント企画や、情報発信を活動として続けている。