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「それでは最後に一言ありますか?」と言われたときの対処法

「それでは最後に一言ありますか?」と言われたときの対処法会議や就職活動における面接などで、「最後に一言ありますか?」と聞かれた経験はないだろうか。最後の「締め」的な一言を求められた際、何か述べるべきなのか。また、述べるならどのようなことを、どの位の長さで言うのが妥当なのか。マナー講師である矢部恵子さんに、シチュエーション別の具体的なアドバイスを頂いた。

■打ち合わせや会議、商談での場合


そのシチュエーションはさまざまだろうが、話がうまい具合にまとまり、気持ちよく終了できそうなとき、不意に「最後の一言」を求められたら、何か言うべきだろうか。

「どのようなシチュエーションでも、ビジネスの場では『この度は素晴らしいご意見をありがとうございました』や『皆様のご協力のもと、最善を尽くしてよいプロジェクトにしていきたいと思っております』など、相手に感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう」(矢部さん)

「特にありません」ではなく、相手への謝意で締めくくると、「このままよい方向に進みたい」という先々への意欲も伝えられ、印象がよいそうだ。


■面接での場合


「面接」ではどうだろう。面接官の印象に残るためにもここでも「特にありません」ではなく、何か言った方がよいだろうか。とっさに浮かばないことも踏まえ、あらかじめ最後の一言を考えて面接に望むべきだろうか。

「面接官はお忙しいでしょうし、ほかに面接を控えている人がいる場合もあるので、長くなりすぎないことが大切です。『本日は貴重なお時間をありがとうございました』など、笑顔で感謝の気持ちを伝えましょう」(矢部さん)

面接の場合も、ビジネスの場同様、感謝の意を伝えることが好印象に繋がるという見解だ。

■最後の一言とは、何のため?誰のため?


そもそも「最後の一言」とは必要なのだろうか。矢部さんは「『最後の一言』は、日本特有の文化かもしれない」と教えてくれた。

「欧米では長々と会議や面接をすることはせず、意見もお互いがその場で言い合うのが基本です。最後に言葉を交わすとすれば、伝え忘れたことなどを出席者同士が確認し合うぐらいでしょう」(矢部さん)

日本においても、絶対に必要とは言い切れないだろう。

「例えば、ビジネスでの打ち合わせにおいて、社員全員の意見を尊重するために『最後の一言』を求めるのなら、打ち合わせ中に質問をしたり、意見を言い合えるような場にしたほうが効率的かもしれません。あくまでも『最後の一言』は、『頑張ります!』『よろしくお願いします』など、意欲を伝えられるような言葉がよいですね」(矢部さん)

矢部さんいわく、「『起承転結』という言葉があるように、物事には『結』となる締めが大切」とのこと。「最後の一言」を求められたら、ビジネスの場でも、入社試験などの面接でも、簡潔な言葉で「感謝の気持ち」と「意欲ある姿勢」を伝えるのが、最もスマートな対処法といえるのだろう。

●専門家プロフィール:矢部 恵子
(株)エリタージュ代表取締役。パークハイアット東京勤務後、スイスにて就職。帰国後、外資系証券会社勤務を経て、銀座フィニッシングスクール ティアラファクトリーを設立。現在は、銀座校・パリ校にて、上質なプロトコールマナーを指導している。

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