天使と悪魔選手権

 宗教とは頼れる自分を確立する為の手段のような気がするのですが、どうも自分自身漠然としています。
みなさんは宗教の意義をどう受け止めて、どのように実生活で実践されているのでしょうか?
 それから布教活動とはどのような目的で行われているのでしょうか。教えを広め共感者を増やすことであるのか、もっと先を考えた深い目的が持たれているのかが知りたいです。

A 回答 (10件)

> 宗教の意義とは何でしょうか?



私の場合、一応大乗仏教しか学んだことが無いので、「宗教を行うの目的を仏教的」に述べますと、
【成仏する】ことが、その目的だと言うことになります。

【成仏する】とは、
------------------------
【 悟りを得る = 生きる意味が判る = 正しい生き方になる = 迷いのない安心した生活 】
------------------------
と言うことですから、実生活上の訓練(修行)の一種と呼べば、分り易いのでしょうか。

> 頼れる自分を確立する為の手段のような気がするのですが、どうも自分自身漠然としています。

それが一番大きな目的でしょうね。少なくとも仏教ではそうだと思います。
恐らく『漠然とする』のは、「各宗教や宗派」によって、少しずつその目標が異なっているから、
と言うような理由からかも知れませんですね。

> みなさんは宗教の意義をどう受け止めて、どのように実生活で実践されているのでしょうか?

私が宗教に興味を持ったのは、悩み多き二十歳代でしたが、「仏教の根本の意味」が知りたくて、
多くの本を貪るように読んでいました。どちらかと言うと「実践修行の仏教」と言うより、
論理的なものが中心だったように、今から考えればそう思います。

> それから布教活動とはどのような目的で行われているのでしょうか。

その理由は、『その思想(神も)を信じることにより、迷いのない生活が送れる』と言う考えから、
『その優れた思想を、多くの人に知らせ普及させたい』と考えるのは、極当然の結果でしょうから。
ちなみに私は、残念ながら「布教活動」に付いて、余り積極的では無かったですけどね。

> 教えを広め共感者を増やすことであるのか、

例えば「日蓮」の提唱した大乗仏教では、布教活動も重要な仏教修行の一部として、その教えの中に、
組み込まれていたようです。この活動で問題になったのが、創価学会の折伏(しゃくぶく)と言う、
少し過激?な行動だったわけですが、現在は、摂受(しょうじゅ)と言う穏やかな方法に、
変わっているみたいですね。

> もっと先を考えた深い目的が持たれているのかが知りたいです。

優れていると信じる、「その宗教の信者を増やすこと = 過ごし易い世の中になる」と言う考え方
のようですから、その目的は、【 過ごし易い世の中を作る 】と言う以外の、「深」い目的、
などは、少なくとも「オウム真理教」のようなカルト宗教や、「金儲け宗教」以外には、
無いと言えると思います。

『 宗教の意義や目的 』に付いては、下のページなどが、何かと参考になると思われますので、
一度読んでみてください。

Googleグループ「 宗教とは 仏教 」
http://groups.google.co.jp/groups?hl=ja&lr=&c2co …
なお、これらの「グループページ」の右上部に、「View: Complete Thread」と表示されていれば、
そこをクリックすることで、「スレッドの全体」が読めます。
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この回答へのお礼

 単刀直入で解りやすいです。
宗教の目的はわかるのですが、出来るとはまた違うので難しいですね。

お礼日時:2004/10/30 23:07

宗教の意義は、勇気の源には、なるでしょう。


例えば、落ち込んでいたり、兎にも角にも物事が
上手く捗らなかった時等、その言葉は、日常生活に
役立っています。だから、神社にお参りしたりします。
意義があるのは、そこでしょう。

学問で本腰勉強するならば、歴史を勉強するのが
手っ取り早いです。

ただ、人に押し付けたりするのは、
トラブルの原因になりかねません。

何だか参考になりません。
でも、答えが無いところに趣があるのかもしれません。
それでは失礼致します。
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私は無宗教ですが、研究対象として宗教というのは面白いなと思いますし、研究することに意義があると思っています。

なので、私は超自然的な存在(例えば神など)を想定した説明よりも、人間を中心とした捉え方のほうが好みです。そういう客観的な視点から説明をさせて頂きます。

宗教とは「生活するうえで規範となるところ」だと思います。何時にお祈りをするといった日常的なものから、自殺してはいけないといった非日常的なものまで、宗教に属する者はルールに基づいた行動が要求されるわけです。

これは集団や共同体を形成するうえで、極めて自然なことです。宗教の意義は、原始的には集団内の秩序を保つためといえるのです。しかし、現代ではそういったルールを宗教ではなく、社会(大規模な集団)が規定していることが多くなっています。そして、個々人の理想を許容することが現代の宗教には求められています。

布教活動が何を目的にしているかは、それぞれでしょう。宗教のあり方や教義が宗教ごとに異なるので。

質問者さんは「頼れる自分を確立する為」という願望(?)あるいは考え方をお持ちのようですが、それなら宗教を頼りにするのはおすすめしません。私的な願望を宗教に持ちこんでも成就する可能性は低いと思います。自分より、むしろ他に対して奉仕することに重点を置いている宗教が「良い宗教」かと思います。
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この回答へのお礼

なるほど。
「他に対して役立」のは目的の一つですが、
まず自分からと思い今回のような表現をしました。

お礼日時:2004/10/30 22:42

いつも京都に行って思うのですが、何百年も前には人間は今よりずーっと少なかったはずなのに、こんなに沢山のお寺、それも滅茶苦茶立派なお寺が建てられ、維持されていて今まで続いているのは、何故だろうと不思議に思います。



今と社会情勢が違いすぎると言ってしまえば、それまでですが、時の権力者は常に何らかの形で宗教と関わっていましたし、それだけ人間が生きて行く上で、なくてはならない物なのだろうと思います。

原始時代や未開社会にもシャーマニズムの様な土着宗教はありますし、無宗教と言う人も心のどこかで神仏に頼っている所があるのではないでしょうか?

結論として、恐らく人間は意識を獲得し、本能のみで生きられなくなった時点から、自分の弱さ、脆さを自覚してしまったため、なぜ生きているのか等々何らかの説明や死後の世界の解釈なしには生きていけなくなったのだと思います。

子供の頃は両親が「自分を導く絶対的、全能的存在」として神の代替物足りえます。しかし、この時期を過ぎると、不安を充足させるため、文句なしに自分を認め、導いてくれる物=神・宗教を求めざるを得ないのではないかと思います。

これが私の宗教観です。
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本来ならば、宗教社会学などの分野で、


詳細に歴史分析などをするべきなのだろう。
しかし、ここでは、不勉強な私が、思うところを述べます。

宗教のコンテンツというのは、
世界のあまたの宗教を見るに、
必ずしも必然性はありません。
まさに、「信仰」こそが、その本質になります。
信じているコンテンツも結構千差万別(といっても、三大宗教のように、長い歴史で淘汰されないものには一定の性質はありますが)。

人間の場合は、
本能だけだと、人生が不安なので、
なにかよりどころがほしい。
そして、
雄弁な人たちが、
神学会みたいなものを組織し、
信仰に値するような魅力的なコンテンツを整備していく。
教祖などが設定したゆるい公理のもとで、
広範囲に現実世界、社会、人生などについて考えて、
公理を応用し、
世の中に発信する(布教)。
そして、
その布教されたコンテンツに共感する人々が、
ネットのコミュニティーなどのように
バーチャル・コミュニティーを形成する。
このコミュニティーで他者とうまくやっていきたい、仲良くしたいと思うと、
自分もその宗教を信じることが原則となる(最近は、グローバル化などに伴って、ほとんどまともな人は他の宗教の人たちとも仲良くなれるけど)。
そうやって、コンテンツ自体には必ずしも必然性がなくても、
文化の一つとして宗教中心社会が強化されていく。

以上の説明では、
宗教と哲学は相当かぶるんだけど、
宗教は教祖その他が公理を自由に設定してよく、信じる人と信じない人にくっきり分かれる。
対して、
哲学は原則みんなが納得できる観察事実とか「常識(これを疑うのも立派な哲学の仕事だけど)」に基づいて議論を展開し、天邪鬼な人以外は全員がこれを認めるような論理展開こそがその核になる。なにか異論があれば、それはその人が「信じない」ということでは済まされず、通常はその異論によって、もとの議論が修正を受けるようなオープン形式を持つ。

では、哲学のほうが宗教より優れているか?っていうと、必ずしもそういうものではない。
なぜなら、
カントの純粋理性批判などの発想で深く考えると分かるけど、
結局、論理だけでは解決できない問題が多いからね。
よって、なにかに依拠しながら生きるんだけど、
現代人の多くは自然に無宗教で自分の感ずるままに生きる。
対して、たとえばつい最近まで、ほとんどのヨーロッパ人はキリスト教徒であっただろう。宗教をよりどころにして生きるんですね。
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特に特定の宗教を信仰しているわけではありませんが、


興味のある者です。

私自身は、宗教というのは、
生きていく上で指針となったり、
精神的なより所となるもののようにとらえています。

何百年、何千年と信仰されてきた教えの中には、
宗教が違っても得られるものはそれぞれ多くあるかと思いますし、
人間は一人では生きていくことが出来ませんが、
確立されたものの考え方を自分なりにアレンジしたり、付け加えたりして、
自分の中に頼れるもの(宗教に限らず)が出来上がってあるというのは、
移ろいやすい人の心に頼るよりも
強いものがあるように思います。

イメージしやすい例でいうと、
一人であってもどんな時にでも神がついている、と心から思えるのは、
精神的なより所としては、非常に強いものがあると思いますし、
特定の宗教を信仰じていない私には、うらやましい部分もあります。

ただ私は、宗教を学んで実践するということと、
信仰する、ということは同じ事のようには感じられません。

宗教を学んで実践する、ということは、
特定の宗教に固定せず、どの宗教であろうと自分で共感出来ることを取り入れ
考え方や行動に反映させていけばいいのではと思います。
宗教の信仰、というよりも
宗教学の実践、と言ったところでしょうか。
これが私の宗教に対するとらえ方です。

あくまでも個人的なとらえ方ですが、
ご参考いただければ幸いです。
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この回答へのお礼

 固く考えず、いい所だけ吸収するということでしょうか。
 思い込みが強いと周りが見えなくなりますからね。
私も楽に考えます。

お礼日時:2004/10/30 22:47

>宗教の意義とは何でしょうか?



あらゆる眼鏡を外すためだ。

だが、大抵の人間は眼鏡を外そうとして、また他の眼鏡を掛けるのだが…
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テーラヴァーダ仏教、チベット仏教を少し勉強しました


ので仏教の意義について述べてみたいと思います。
仏教の目的はあらゆる苦からの解放を目的としています。
いわゆる解脱、悟りといわれるものです。自分と他者
の幸福をもとめて悟りの道に入ります。

仏教では神になることをそれほど勧めませんが、仏教
以外の宗教では人間を超えて神になることを意義と
しているものがあると思います。ユダヤ教、キリスト教、
イスラム教、ヒンズー教、神道などがそうです。

それでは
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参考程度に



宗教の意義は、つまるところ個人が幸せになり、その幸せが周りの方々をも幸せにしていくということかと思います。結果的に多くの方々が幸せにくらす国を仏国土というのでしょう。だから本来、個人から始まるもので国家や組織のためのものではありませんね。
この点が学問的な哲学との相違点でしょうね。個人が不幸になったり周りや社会が不幸になるようなものは宗教の範疇ではありませんね。
難しい仏教哲学を勉強することも、お題目を唱えることも、滝に打たれることも、座禅をすることもよいでしょうでも本人や家族が幸にならなければ、他を感化することはできませんね。本人や家族が周りが幸せになればその方法を広めて行きたいと思いますね。それが伝道の根本ですね。
信者を増やすことが目的であれば、それは顧客を増やそうとする企業活動とかわりませんね。たくさん存在する宗教という範疇のなかにいる方がさほど幸福ではないので、或いはそんな風になりたくないので日本では宗教がすたれているのでしょうね。
宗教の本来的目的からずれている結果でしょうね。
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この回答へのお礼

 現在行われている、祈祷や読経、檀家制度を見ると、一般的な会社と同じ様な印象を受けます。
 日本の宗教は他国と比べると少し違うのですかね。
 

お礼日時:2004/10/30 22:59

「なぜ生きているんだろう...」というのが哲学です。


で、思い悩み、自分や周りの環境や生活や社会にたいして、
「こういう風に生きてやろう!」というのが宗教です。
つまり私は、[自己の哲学の生活的な実践]を宗教だと考えています。

この実践の部分が教義となっているのが各宗教、各宗派ですから、
自分で考えた自己哲学や自己宗教が、りっぱな坊さんたちの歴史的な哲学や宗教より劣っていると思えれば、
それらを参考にするという意味で門下に入るのも自然な流れです。

布教活動についてですが、宗教はその実現の完全化を目指せば、
おのずと社会や政治を目指すのが宿命ですし合理的です。
ですから共感者を増やして政治的に大きな力を持ち、
イスラエルやパレスチナやパキスタンなどのように国家を目指します。
一神教以外でも創始者を指導者として祭り上げて同様の国家体制を目指します。
(わが国や隣国を参照)
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