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夜寝る前に友達などに「おやすみ~」など言ってるんですが、
そのおやすみなさいって「お休みなさい」って使ってもいんでしょうか?国語辞典にはお休みなさいは寝るときの挨拶の言葉とは書いてありましたが、
『お休み』は、
「今日は学校がお休みです」や
「そこで少し休めば?」みたいにだけ使うものと思っていました。
やはり国語辞典は正しいんでしょうか。
変な質問でごめんなさ~いm(_ _"m)

A 回答 (5件)

「おやすみ」「お休み」「御休み」


どれも寝る時、学校を休むとき両方に使えますよ。

休息・休暇・休業・就寝のあいさつ、の言葉です。

広辞苑にそう書いてありますもの。
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>やはり国語辞典は正しいんでしょうか。



正しいですね。

「休み/休む」には「寝る」という意味があり、
おやすみなさい=お休みなさい です。

漢字で書いて何の問題もありません。

むしろ問題なのは、日常の会話で常に(無意味に?)丁寧語の「お」を付けていることだと思います。
そのためにこのような疑問が起きてくる訳です。

丁寧語の「お」は広い意味では尊敬語にもあたるので、話す相手が目上の人など、その必要がある場合に使うべきものです。

つまり、自分たちの学校であれば、話す相手が誰であれ「今日は学校が休みです」となり、先生や上司への報告では「○○君は、今日は休みです」が正しい表現であり、自分たちの状況を話す場合に「お休みです」は好ましくありません。
自分(自分たち)に尊敬語を使っていることになり、厳密には間違いです。

同様に「これから、お仕事です」なども正しくありません。自分のことであれば「仕事」です。
「今日は私、お仕事お休みです。」などは、社会人としては十分注意したいものの代表ですね。

あくまで丁寧語や尊敬語とする場合にのみ「お」を付けます。

とは言え、現実はアナウンサーでも正しく理解できておらず、ごちゃごちゃですが・・・

本来の「お休みなさい」は、挨拶ということもあり優しい言葉ですね。
ぜんぜん変な質問じゃないと思いますよ。
「お」の氾濫を考えるいい機会ではないでしょうか。
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>やはり国語辞典は正しいんでしょうか。


これは実は難しい問題ですが、必ずしも正しいとはいえません。

法律は法律があってそれに行動をあてはめるものですが、言葉は言葉が先にあってそれをまとめたのが辞典です。
辞典は定義書ではありません。実際に時代に合わせて今までおかしいとされていた言葉の使い方でも、みんなが使ってなじんでしまえば辞書にものります。

辞書の改訂頻度は、そんなに高くないです。普段使用していて意思の疎通に問題がない言葉を、辞書とは違うからと改める必要はないですし、本末転倒な話です。
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 ヤスムはヤス(安)という形容語が動詞化したもの(万葉集のころのことです)で、ヤスラカ、ヤスヤスト、などと同じ語源を持つ言葉です。

ヤスから派生した言葉には、「障害がなくものごとがすらすらと進んでゆく」というニュアンスが共通し、そこから「安楽である、安楽な状態にする(休養する)」の意味が生れます。なかでも睡眠は休養の最たるものですから、寝る、眠るの婉曲な言いかたとして休むという動詞があるわけです。
 日本語では動詞を名詞化する場合、連体詞を使いますので、動詞ヤスムの連体形ヤスミを名詞扱いにして丁寧語の接頭辞オをつけたのが「お休み」です。ナサイは「~してください」ということですから「ゆっくりと安楽にして休養をとってください(=遠まわしに、ゆっくり寝てくださいね)」というのが「おやすみなさい」のもともとの意味だと思います。
 ですから「おやすみなさい」でも「お休みなさい」でも、あるいはこんな書き方をする人はいませんが語の本来の意味に立ち返って「ヤスラカである」という意味を持ついろいろな漢字で「お安みなさい」「お康みなさい」「お靖みなさい」でも間違いではなく、漢字というのは中国の字を使ってもとの意味に近い日本語を無理やり表記しているのですから、言ってしまえばどう書いても正解であり、どう書いても間違いなのです。
 ただしそれではわれわれの日常生活が混乱してしまいますから、長い日本語の歴史のなかで比較的多くの人に使われてきた表記を利用することが便利であることはいうまでもありません。この観点から言えば「お休みなさい」「おやすみなさい」がもっともふさわしい文字づかいであることはいうまでもありません。
 ただ、挨拶というのは本来の意味から離れてひとり立ちした意味を持つようになるものですから(たとえば、「おはようございます」は「はやくからがんばってますね、いらっしゃってますね」というのがもとの意味ですが、今ではそれとかかわりなく朝最初に顔をあわせたときに発するコミュニケーションの言葉になっています)、そうした面では字づらでわれわれがふだん意識していないもとの意味を思いださせる漢字表記には違和感がある場合があります。「今日は」「お早う」「今晩は」「有難う」とすると、たしかにもとの意味には忠実な表記ですがちょっとびっくりするでしょう? ふだんわれわれがこうした挨拶の言葉を単なる音のつらなりとしてとらえて、深い意味を考えずに使っているためです。
 ですからこうした挨拶語の事情を考えに入れると「おやすみ」のほうがわれわれの言語意識により正確であると考える人がいても不思議ではなく、実際に最近では挨拶はすべてひらがなで書くのが一般的になりつつあるようです。



>丁寧語の「お」は広い意味では尊敬語にもあたるので、話す相手が目上の人など、その必要がある場合に使うべきものです。

 ややご質問の内容からそれますが、このご指摘には疑問があります。
 まず丁寧語は敬語の一種であり、尊敬語・謙譲語とは一線を画する待遇表現(話手と聞手、話題になっている人物の関係が言葉遣いにあらわれる表現)です。丁寧語の場合には、自分と目の前にいる話し相手の関係に敬意を払うのではなく、二人が話題にしている内容について敬意を払うことで相手に気づかいを見せる、というのがその機能です。
 たとえばオの例で言えば、「あなたはお饅頭を召しあがりますか。わたくしは頂きたくはないのですが……」という場合、相手の行為を敬う「召しあがる」は尊敬語、自分の行為をおとしめて結果的に相手を敬う「頂く」は謙譲語ですが、「お饅頭」は別段相手に敬意を払っているのではありません。ただ単に話題になっているものに対して雑な言い方をしないという気づかいをはたらかせているのに過ぎない。ひろく考えると話題にしているものを丁寧に表現することで相手の感情を損なわないことを目指しているので、敬意にうらづけられた表現ととれなくもありませんが、やはり尊敬語・謙譲語ほど直接的な敬意によるものではなく、それといっしょにすることはできません。
 尊敬語・謙譲語は対人関係における敬意の表現であるのに対して、丁寧語は表現そのものを丁寧にする(対人関係の敬意を含まない、意識しない)待遇表現であるとされるのはこのためです。
 ですから、オのつく丁寧語を自分のことについて用いても決して間違いではありません。「このあいだあのお店でお食事をしていましたら○○さんとばったりお会いしまして……」というときも、「お店」「お食事」「お会い」はいずれも自分のことですが、しかし同時にこの人が今話をしている相手と共有している(しようとしている)話題のなかに登場する事物であるという点においては、話手と聞手の共有物なのです。つまり半分は聞手のものでもある。だからそれに対して雑な言い方(店、食事、会う)をしないということは、遠まわしに相手に対して礼をつくすことにもなるのです。
 「お饅頭を……」という言い方は、電話で「はあ、うちの御令嬢は今高校へお出かけになっております」と答えるのとはまた別なものでして、後者は自分の私的な敬意(娘に対する敬意)を相手に無理におしつける行為であってはなはだ無礼ですが、前者は自分と相手の共有する(共有する可能性のある)半公的なものに敬意を表する態度であります。両者は弁別して考えなければなりません。
 付言すれば尊敬語を含めた敬語は目上の人に対して使うものではなく、本質的には「ソトの人」(自分とは共有するもののすくない人、自分と心理的に同グループに属さない人、ウチではない人、内輪ではない人)に対して用いるものである、というのが日本語における敬語用法の有力な説です。実際上は目上の人は「ソトの人」の最たるものですが、しかしそうかといって敬語は目上の人だけに用いるものではありません。道を聞きたいときには二十歳くらいの娘さんにも「ちょっとお伺いしますが」と言うでしょう?
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この回答へのお礼

kankasouroさん、私のために丁寧に教えてくださりありがとうございますm(_ _"m)興味深く読みました。
大変いい勉強になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/10/23 05:50

#4さん、ご指摘ありがとうございます。


「お」は広義の敬語でもある、という解釈で書いていたつもりでしたが、すべて「尊敬語」と入力してしまったために、思考が自動的に尊敬語へシフトし、危うく間違った方向への回答となるところでした。

また、おやすみなさい=お休みなさい で良いか?

という趣旨の問いに対し、私が半ば誤った説明をしたことで、語源から現在での使われ方まで詳しく解説していただいたとすれば、私からもお礼申し上げます。
(私の回答がなくとも、#4さんからの回答はあったろうと考えておりますが…)

>付言すれば尊敬語を含めた敬語は…(省略)…本質的には「ソトの人」…(省略)…「ちょっとお伺いしますが」と言うでしょう?

このくだりは、私が「目上の人など」と、ひと括りにしてしまった部分の、胸のつかえが取れる解説であり、ただうなづくばかりです。

また、私が「お」の氾濫(←単に多いという意味で、嫌悪感を持っての使用ではありません)と書いたあたりも、実はどのように異なる状況で使われているのか、それに関しても国語辞典のみでは到底調べられないような、日常に即した例文での解説は分かりやすく、かつ極めて参考になるものと感じました。

#4さんの回答が、一人でも多くの閲覧者の目に留まることを願います。(私がポイント差し上げたいです…)
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この回答へのお礼

みなさま私のために教えて頂きありがとうございますm(_ _"m) 少し難しくてわからない言葉もありましたがとても勉強になりましたありがとうございました☆

お礼日時:2004/10/23 05:41

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