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産休・育休をフルで使うことの何が非常識なのでしょうか?


長いです。

高校の授業で、少子化を考えるものがありました。
その中で先生が 『産休や育休のシステムがちゃんとある会社でもその期間みっちり取ると 嫌な顔をされるから 大体1年以内で復帰する』
とおっしゃっていましたが、何で嫌な顔されるんですか?

授業では 国家公務員専門職の方で、子供が5人いるので 産休育休をフルで使い15年間近く休職し その後復帰されたお母さんの例が取り上げられました。(その方は国家公務員特別職なので育休が1人につき最大3年認められるらしいです。)

15年間もブランクがあって 仕事再開するのも勇気がいるだろうし、15年間 子育ての合間に 勉強を続けたその方がすごい と私は思いました。クラスメイトもほぼそんな感じのようでした。

しかし 高校の先生(42歳 2児のお母さんです)は、"この例はあまりにも非常識すぎる。籍を残しつつ待ってる側の事を全く考えていない。普通は 1年以内に復帰する" と おっしゃっておられました。
ネットとかを見ても、"そんなに長く取るんだったら迷惑だから休職ではなく辞めてほしい、再教育するのも 歳食ってるぶん大変。ただの老害" というような感じに 非常識という意見を支持する声が圧倒的に多いです。
しかし 何が非常識なのか全くわからないんです。

長いこと現場を離れてた人が1日や2日で 休職前のように働けるとは思えませんし、ある程度の教育期間っていうのはしょうがないんじゃないかと思うんです。
それに、いつ辞めてしまうかもわからない 私たちのようなてきとーな若者を雇うより 15年間も熱意を持ち続けた大人を再教育した方が メリットも多いのではないかと思うんです。

5人もお子さんを設けられ、少子化にも貢献していて さらに15年も経ってるのに仕事に復帰する意欲もある方って 賞賛に値するのではないでしょうか?

こう思うのには理由があります。
私の身近な例で例えると部活です。
練習中に怪我をして数ヶ月 練習に参加できなかった選手がいるとします。その人が 万全な体制で戻ってきてくれたら、普通に嬉しいですよね?
規模は違うとはいえ これと同じことではないですか?
ネットには "迷惑だから" と結構ありましたが、そしたら 1番使えない選手を選抜から外すのと同じに、会社から外せばよくないですか? もちろん、育休後 復帰された方も対象に入れてです。

私は今17歳なのでまだ母親ではないですし、仕事もファミレスのバイト程度しかしたことがないので 何が非常識なのかわからないだけなのかも知れません。
これについてレポートを書いて、来週の金曜日までに提出しなきゃいけないので、いろいろなご意見を知りたくて 質問しました。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (15件中1~10件)

だからみんな必死で歯を食いしばってご主人の協力を得たり


得られない場合でも自力で何とかやり繰りをして
育休産休を最低限に抑えて職場に身を置いているのです。
折角の努力で勝ち得た公務員という職場だからこそ
手放したくないし何より再就職の年齢制限を考えると
自分の仕事を押し付けたまま休業する事をしない選択をする人の方が
踏ん張っている人たちであって
意欲があって素晴らしいし賛同できるものだと感じます。
10個受けて全部合格できる主様には
理解できないかもしれないけど
主様の努力が実った証が その時のタイミングで
他の人には全く当てはまらない事も山ほどあります。
世の中そんなに甘くはないですから。
年齢制限あっての職場がなくなってしまう福利厚生が素晴らしい職場を
手放す事が出来ない狡さと大人の事情で
システムをうまく利用したに過ぎないやり方にやはり賛同は出来ないです。
選ぶ権利の使い方間違えてはいけないような気がします。
バイトで急に人が休んで変わりを頼まれた。
ヤル気になって遣りだした途端
用が足りたからと急に出勤して主様が遣る気で遣っていた途中を
横取りされるような事態でも
主様は 「あ~、出てきてくれてよかった」って思えますか?
あるプロジェクトの中の一人が妊娠しました。
代理で主様が選ばれて必死で交渉して来てやっとめどが付くまでに立ち上がってきた時に
産休から戻ってきたから代理は用済みです。
そう言われて外されたら?
空しい思いしないでしょうか。
ここまでやってきたのに最後までやりたかった。
そう思いませんか?
必ずそれに近い思いをする人間が出てきてしまうんです。
システムを使うには 限度ってあると思うのです。
先生は それを嫌というほど感じておられたのでしょうね。
主様は素敵な方だと思います。前向きで目指すものがあって
素直な心を人にぶつけて自分も考えられる力のある人だと思います。
これからも今のままの自分を大切に進んでくださいね。
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大人の事情もありますからね。


15年間熱意を持ち続けていたとは思えません。
自分都合の利益しか考えていなかったと思います。
産休育休の間無収入でしょうか?
違いますよね。
子供を育てるにはお金がものすごくかかるんです。
辞めてしまっていたら?
再就職するには?
難題が山積みだと思いませんか?
福利厚生のしっかりしたその職場を手放すと思いますか?
本人はその間手当をもらって通常なら年を重ねてきた分
再就職は職探しの困難を乗り越えられないで悲しい思いをしている人がたくさんいる中
産休育休を繰り返して15年も手当貰いながら
再就職の困難や苦しみもなく入り込める居場所を確保している。
熱意があったわけではないと思いますよ。
子育てが少し楽になって親離れしてくる頃
お金もかかるし働き出してもいいかなぁ~って思う頃に
ちゃんと再就職先は確保できている。
だからすんなり復帰したまでの事。
それのどこが素晴らしいのだろう。
許された特権をフルに活用して頭のイイ根性ある人だとは思いますが
15年間職を離れるという事は その後釜にあてられた人たちの
仕事は膨らむ一方。
新入社員を入れてくれればいいけど
休んでいる その人がいる限り その職場の頭人数に含まれているんです。
人件費を削減として職場の人数が割り当てられているとしたら
その職場の人数が増える事はない。迷惑をかけている事に気が付かないのだろうか。
自分中心の損得しか考えられないのでは?
職を離れていたから研修の時間も必要??
お給料の何割かを貰い続けている以上 子供を託児に預けて
必死で働いて穴埋めをしてきた人たちにとっては
有り得ない事だと思います。
非常識とまでは言わないけど
非常識というより そういうずるい考え方は個人的には嫌いです。
いったん身を引く。
セメテ三年だよね。それ以上になるなら
いったん身を引きます。
職場の頭数から抜けます。
それによって残された人たちが新入社員を迎えて
毎日コンスタントに仕事を流してスムーズな対応が出来れば
良いと考えます。
再就職できる時期になったら その時に改めて考えますし
その為に子育てしながら必死で資格習得したり準備をしている人たちこそ
熱意があって素晴らしいと言えるのではないでしょうか。
大人の事情というものだとは思いますが
15年ものブランク後の復帰って 
そこそこ打算が働いているだけなんだと思いますよ。
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この回答へのお礼

ありがとう

お返事が遅くなり申し訳無いです。

そうなんですね。
確かに、子育がある程度区切りがついて若くないのに再就職しようとするのは簡単じゃ無いと思います。でも やる気があればできないこともないんじゃ無いかと 個人的には思うんです。こう思うのは ただ私が本当の意味で社会に出たことがなくて 考えが甘いだけかもしれません。

しかし、私がバイトの面接を受けに行った時も 10こ近く受けに行って、全部合格でした。そのうち1番時給が良くて 家から近いもの選びましたが、要は 私の経験から言うと私たち 雇われる側にも選ぶ権利みたいなのがあるんじゃないかと思うんです。バイトと就職は違うとは思いますが、不可能ではないと思うんです。

それに 授業中の例に上がったかたは 国家公務員専門職で試験を受けるのに 30歳という年齢制限があるものでした。
もし、産休育休制度を利用せず 辞めていたとしたら 年齢的に再試験を受けることもできず、"なら なんで、大学の時一生懸命 公務員試験 勉強したんだろう…?" みたいに思ってしまうと思うんです。

いろいろなご意見を読ませて頂いて 難しい問題だなと思うと同時に、私の考え方の甘さなどを痛感しました。

ご意見くださりありがとうございました。

お礼日時:2018/06/17 16:58

権利として整備されていても、実際に行使できるかは別なのですよね。


空気を読むとか、今ふうな表現なら「忖度(そんたく)」でしょうか。
自分が休むことで現場がどうなるのかをおもんぱかると、
育休をまるまる使うなんて言語道断!というのが、その先生の感覚なのでは。

常識、の明確な範囲はありません。人それぞれです。
現場の空気が許さない中、無理やり育休を取っては、
復帰した後に上手く行かないかもしれませんし、
職場環境によるのではないでしょうか。
先生がそう言ったのは、教師がそういう環境だからだと思います。
あとは、年齢層にもよりますよね。
もしかしたら、42歳のその先生は「古いな~」と、
若い人からは思われているかもしれません。
その先生の意見=教師全体の意見、ではないですよね。

私には2人子供がいて、妊娠して仕事をやめました。
なので、気兼ねなく育休を取れることは歓迎すべきことですが、
「休んで当然」という顔で育休を取られると、
正直言い気分はしないだろうな、と思います。
人対人ですからね。
法律で決まっていることだから!では、上手く行かないです。

勉強熱心で、かつ自分の意見をしっかりと持つ学生さんがいるのですね。
質問者さんも素晴らしいですが、
お父様、お母様もきっとしっかりした方なのだろうと、勝手に思いました。
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この回答へのお礼

ありがとう

お返事が遅くなり申し訳無いです。

確かに その先生の意見しか教師の立場におられる立場の方からの話を聞いていないにも関わらず、"それが社会で活躍してる人の一般常識だ" と思い込んでいたような気がします。
難しい問題だなと思いました。

無事にレポートも提出できました。
ご意見くださりありがとうございました!

お礼日時:2018/06/17 16:48

#9にいただいたお礼を拝見しました。

よくご理解いただきありがとうございます。

また、限られた字数では語りきれませんが、私も仕事で組んでいた仲間に妊娠を理由に急に辞められて、頭では応援していても愕然としたことがありますよ。そもそも出産というものは計画通りにはいきません。会社に「では3年後に妊娠しますので」と言うのは不可能で、授かれば不安定な妊娠初期に明日にでも産休に入りたいわけで、入ったら15年いなくて済むわけですよね。そして15年といえば、現場の者にとっては、一度辞められるも同然なわけで、チームを組んでいた者は皺寄せを食らいます。

家庭を職場に喩えるならば、6歳まで育ててくれたお母さんが「あなたの妹か弟を妊娠したから、来月から15年間、留守にするわね。必ず戻ってくるし、その間は代わりの人が来るわ」と言っているようなものですから。今日まで当たり前に協力し合っていた人が、ちょっと先にはもういなくて、戻ってくるのは遠い先。その頃には自分自身がもう家を出ているかもしれないわけです。これが「ママは単身赴任するけど、ほんの1年間だし、その間はパパとお婆ちゃんがいるから安心して」なら、より受け入れやすい、と先生はおっしゃっているわけです。

また、先生の場合は「上司」が寛大だったとのことですが、上司というものは「現場」の仕事とは少し離れるので、気が楽だったという考え方もできなくはありません。一方で私に愚痴をこぼしたのは「現場」の男の子でした。

ちなみに、「"男性"という理由だけで 会社に残り続けてる方々も多くいる」のは確かによろしくないのですが、お母さんが妊娠出産授乳で長く休む必要があるのなら、お父さんが稼げる状態を会社が保障しないといけないというジレンマもあるわけですよね。一方では、男性もしっかりと育休をとれる風土を作ることで、男性の育児への参加を保障することがこれからの課題でもあります。

子育ては決して一人でできるものではないので、家族やご近所全員が早く帰宅できる状況を作るとともに、昼間は企業や組織がしっかり動いてくれて、さまざまな家庭のニーズに応えてくれるようにする必要があるわけです。その理想に私たちは向かっているのですが、まだ道半ばだから、権利を行使するばかりではなく、理解し合って支え合っていきたい、と先生はおっしゃっているのだと思います。

ご両親やご親戚のご意見もお聞きになると、より豊かなレポートが書けるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

助かりました

お返事が遅くなってしまい申し訳無いです。レポートを提出してしまったので このサイトへお返事に来ることをすっかり忘れていました…。

挙げて頂いた例すごく分かりやすかったです。確かに、朝 母が急にいなくなって 代わりの方が来て下さったとしても、15年間もいなくなっちゃったら 次、どういう顔して会えばいいのかわかりませんし、なんでいなくなっちゃったの?と思うと思います。

上司もそのような立場なんですね!
なんか上司はリーダーで社員のことを1番よく分かってる人 という認識をしており、ちょっと離れたところにいるとは知りませんでした。
いろいろな意見をうかがって 自分の無知さや甘さを痛感しましたが 我ながらいいレポートを提出できたと思います。

ご意見くださりありがとうございました!

お礼日時:2018/06/17 16:45

回答したものです。


お返事ありがとうございます。とても熱心勉強されており、質問者様のような方がもっともっと増えてくだされば幸いだと思い、再度コメント致します。

私が独身時代に働いていた頃の感覚でお話しします。正直産休・育休というのは、自ら望んで子どもを作ったわけですので、とても語弊のある言葉を使うと自己責任なわけです。勿論少子化なので、それを皆んなで支えていかないといけないことは重々に承知しています。ですが、現場は違いますよ。
子育てが事務処理より大変というのは、机上の空論と思います。そもそも比べる対象でもありませんし。
私は産休・育休が非常識なんて更々思いませんが、福利厚生は平等では無いし、影でプラスの仕事をしている人もいると知って欲しいと言うことです。

職場にも違いますが、日々忙しく気持ちに余裕が無い中で、赤の他人が15年も休んだお陰でプラスの仕事をし、内心何も思わないお人好しが果たしてどれだけいるのかな?と疑問です。
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この回答へのお礼

助かりました

再度回答してくださりありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳無いです。レポートを出し終えてしまったので すっかりこのサイトへお返事をしに来るのを忘れておりました。

そうなんですね…
確かに 子育てと事務処理を比較したのは良くなかったと思います。失礼な言い方をしてしまい すみません。

まだ 15年も社会に出たことがないので、挙げていただいた例を想像することが私にとっては難しいのですが、15年 席を外していた社員を暖かく迎える人は少ないのでしょうか?
これで、15年間 遊んで暮らしていたのなら "はぁ?"とか思うのも分からなくはないのですが、遊んでた訳ではないことは 待ってる側の社員さんたちもご存知だと 個人的には思うんです。これもただ 私が 本当の意味で社会に出たことがないからそう思うだけかもしれません。難しい問題だなと思いました。
頂いたご意見を元に無事にレポート提出もできました。

ありがとうございました!

お礼日時:2018/06/17 16:37

育休取ってるお母さんがたがいない間もお金がかかるのはある程度しょうがない…



…若い方の夢を潰したくはないけど、今、そのある程度のお金を出したくても出せない…そんな余力のない小さな会社って多いですよ。
将来の少子化を気にして現在の会社で給料値下げが行われたり会社が潰れてしまっては本末転倒ですよね。

そのお母さんが戻ってきたとして一人辞めさせられる可能性もあります。
もし自分がそのために辞めさせられて、生活が出来なくなったらどう思いますか?
その人は少子化のために犠牲になればいいのでしょうか?

多分この問題は実際に社会に出てみないとあなたにとっての最終的な本当の答えは出ないと思います。
もちろん今のあなたの答えも本当の答えではあると思うけど、実際に立った立場で考えなんて変わりますからね。
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この回答へのお礼

ありがとう

お返事が遅くなってしまい申し訳ないです。
レポートを書き終えてしまったので すっかりこのサイトはお返事を書きに来ることを忘れていました…

そうなんですね。
確かに、少子化の為に犠牲になる従業員さんが出て来るようなことは避けなければいけないと思います。
会社は全部 お金持ちだと思い込んでいました。

本当の意味で社会に出るのは先のはなしだとはおもいますが、しっかり考えていければな と思いました。
ご意見くださりありがとうございます。

お礼日時:2018/06/17 16:31

よくお勉強なさっていますね。

まさしく質問者さんがお書きになった論理で今の産休制度は確立されたのだと思います。とりわけ公的機関ではそれが守られてもいるのでしょうし、民営企業でも、私の身近に、約10年のブランクを経て同じ大企業に復帰して、その後も何年も重宝がられて働いている女性が何人かいます。

さて、ご質問の主訴は「何が非常識なのかがわからない」ですね。「常識」を辞書で調べてみました。「健全な一般人が共通に持っている、または持つべき、普通の知識や思慮分別」だそうです。

定年が60歳だとして、今、民営の会社のトップにいるのが50歳代の人たちですよね。私は56歳ですが、私が大学を出て2~3年で、会社の先輩が産休を取りました。会社史上初めてでしたが、先輩のご主人は意義深くも収入が不安定な職業に就いていたので、先輩が産休を取ってまで働く必要がありました。なにしろ当時は、東京でも会社によっては女性の名刺だけ角が丸くなっていたり、東京に本社があっても大阪では「結婚します」と人事に告げた途端に、自動的に辞める前提で社内の挨拶に連れていかれる時代でした。それが当時、私の周りの人たちが「共通に持っている知識や思慮分別」だったわけで、その人たちがまだ各企業のトップに生き残って、なんとなく常識を捨てきれずにいるわけです。

とにかく、当時は、制度こそあったものの、その制度は「使わないだろう」という前提で動いていたので、いきなり「使う」と言われると、いろいろなところに影響が及んだものです。つまり、彼女がずっと誰よりも手際よくやってきた仕事を誰が引き継ぐか、引き継げないならどんな人を移動させたり雇ったりするのか、その研修は、と玉突き式というかドミノ倒し的なことが起きていたいのです。それでも私たち女性は心強く思っていましたが、男性の中には私よりも若い子でも「困るのが本音ですよね」とこぼす人もいました。

その後、私はそんな会社にはとうに見切りを付けて、子育てをしていたのですが、いざ再びどこかで雇ってもらおうと思ったら、求人がどこでも「38歳まで」となっていたのです。私は育児中に自助団体の運営などをしていましたが、確かに、かつての自分も含めて、30代前半の人たちの事務処理能力には目をみはるものがあったので、もっともだと思いました。さらには、事務機器がみるみる変化しますので、かつては凄い勢いで印刷機を使っていた私も、今のコピー機には手も足も出ません。

さらには業界自体も変化します。私は厳密には3つの業界で働いたことがありますが、15年というスパンで見ると3つともが激変し、その間に、多くの企業が倒産したり、個人事業主が転職を余儀なくされたりしました。とりわけパソコンの出現で不要になった、あるいは通用しなくなった作業は無数にあります。

また、つい最近でも、友人がいざ産休から復帰しようとしたら、条件を落とされたという話を聴きました。彼女が勤める企業は人気があるので、働きたがる人はいくらでもいて、その分、「使い捨て」の傾向があるとも噂されています。

一方で企業側に立って考えてみると、確かにごく一部の才能ある人を再雇用するのは意義があるのですが、もともと誰にでもできるような仕事をしていた人なら、さっさとめでたく出産してもらって、給料が安くて済む若い人を新たに雇ったほうが経済的なわけです。そのほかにも、再雇用を保証しないほうが、なにかと合理的な面はあります。やはり「保障」というものは、される側には価値がある分だけ、する側にはリスクがあります。

また、質問者さんは15年+2年しか生きていらっしゃいませんが、人間、15年も、関わってすらいない会社に対して同じ熱意を抱き続けることはそうそうありません。そのためにこそ育休があるのです。つまり、会社のことを忘れて、育児に専念するためにあるのです。

その専念をしながら、実際に子育てというものを経験するうちに、よりよい生き方を発見してしまって、復帰しなくなったり、転職してしまう例があるのはもちろんのこと、ずっと会社のためを考えて研究や勉強を重ねるとはまったく限りません。企業はそのリスクも踏まえながら、制度を運営する必要があるわけです。

ちなみに、これは社会に出たことがない高校生にとっても、そう遠くないお話だとは思うんです。例えば芸能界がそうですよね。ファンが大勢いて、歌や演技の実力がある人なら、何かの事情で何年もブランクができても、舞台に復帰して、円熟した姿を見せてくれれば、公演のチケットを買う人が続出して、業界は儲かります。しかし、数年やそこらを研修所で過ごして、ファン層も築かないうちに端役で辞めた人がまた舞台に立つ場合は、老体に鞭打って、その「研修」からやり直すことになりますし、それを支えてくれる人材やお金も少ないわけです。

ましてや、出産には年齢制限があります。ありがたがられるほどキャリアを積んでいるうちに、その年齢は過ぎてしまいますし、申しましたように、長いブランクのうちには、機器はもとより、世の中の価値観も業界の流れも激変してしまうのです。

ただ、私自身、子育てを通じて、思考の組み立て方自体が変わったのは、仕事をするうえでもプラスだったと感じています。かつて会社員を経験して資本主義の流れを身をもって知り、そこに子育てで培った第六感的リズムを盛り込むことで、私は今の仕事をよりよくできていると自負しています。こうした付加価値がリスクを上回ることを、雇用側が理解して、そのための制度に、ほかでの儲けを投入すれば、多くの企業がますます潤うはずだと思います。

いずれにしても、先生がおっしゃってるのは「教科書に書いてあるのは理想だし、そうなるようにみんなにも頑張ってほしいが、いざ現実を知った時に慌てないようにね」ということではないでしょうか。人間、フレキシブルに生きることは大切ですよ。

>数ヶ月 練習に参加できなかった選手がいるとします。その人が 万全な体制で戻ってきてくれたら、普通に嬉しいですよね?

はい。だからこそ先生は「1年以内ならいい」とおっしゃっているのでしょう。

>ネットには "迷惑だから" と結構ありましたが、そしたら 1番使えない選手を選抜から外すのと同じに、会社から外せばよくないですか? もちろん、育休後 復帰された方も対象に入れてです。

まさしくそれが行われているのです。育休中の人に対しては「あなたは非常識よ」とは言わずに、「そろそろ復帰なさると思いますが、給料などはこのように(前より悪く)なります」と言うのです。そうでなければ、まったく関係ない、大勢の子供を抱えた窓際族のお父さんがリストラに遭うのです。そうならない健全な育休制度が確立されて存続するといいですね。
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この回答へのお礼

助かりました

実体験に基づいたお話が聞けてとても嬉しいです。
そう言う意味で非常識だったんですね。
しかし 先生の話によると『男性上司はほば何も言わなかったが、同じに女性で 独り身や子なしの方々からの風当たりが強かった』とおっしゃってたので、個人的にはただのやっかみだと思ってしまったんです。

それに、女性より適当に働いているのに "男性"という理由だけで 会社に残り続けてる方々も多くいると知り、そんなんなら 子供も産んでさらに 仕事に復帰する意欲のある女性を守る方が かなり有意義に思えたんです。
女性しか子供は産めないのに、子供を産んでさらに育ててる女性を守らなくて 誰が少子化を食い止めるんだろうととても不思議に思い 質問させて頂きました。

上げて頂いた例もすごく良くわかりました。大学出て就職した後の遠い先の話だと思っていましたが、そんなに遠くない話なんだと実感を持てました。
とても勉強になりました。

ご意見くださりありがとうございます。

お礼日時:2018/06/11 14:50

非常識では無いですよ。


権利ですし、少子化の世の中ですから今後益々産休育休者へのフォローは必要になってくるでしょう。
どうか、あなたが就職し、フォローする側の立場に立ったときも、質問に書かれている気持ちを忘れないでいてください。
そして、あなたが産休育休をとることになったときは、フォローしてくれる人たちへ感謝の気持ちを忘れてはいけません。

それと少し話はそれますが、権利として3年の育休が取れることになっていたとしても、現実問題取れないことは結構有ります。経済的な事情、保育の事情、夫・家族の事情、そして仕事の事情。権利を認めたところで、まだまだクリアしなくてはならない課題はいっぱいあるのです。
あなたがお子さんを産む頃、そういった課題が少しでも改善していたら良いなぁと思います。
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この回答へのお礼

ありがとう

そうなんですね。

読ませて頂き、先生が 『男性の上司からのやっかみはほばらないけど、同じ女性で しかも 独り身や子ナシの人たちからの風当たりが物凄く強かった』とおっしゃってたのを思い出し、
私みたいなのが1番、自分が育休を取るときはワガママ言うくせに、他のお母さんがたの時は悪口言いそうだな なんて思ってしまいました。この気持ちを絶対に忘れないようにしていきたいと思います。

育休を取れた後でも 問題は山積みなんですね。
しかし、女性しか子供は産めないのに、それに関して 問題や不安がたくさんあったら 誰が少子化を食い止めるんだろうと不思議に思ってしまいました。

ご意見くださりありがとうございます。

お礼日時:2018/06/11 14:40

15年後に復帰してバリバリ働いてくれるならいいけど、15年休んで辞められる可能性もあるからね。

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この回答へのお礼

ありがとう

そうなんですね。
そのようなことがあるなんて 全く知りませんでした。
他人に 多少なりとも迷惑をかけ 休職という制度をお使いになるから、その後も定年までずっと働くのが普通なのだと思ってました。
確かに 15年も待ったのに すぐ辞められたんじゃ "え?じゃあなんで戻って来たの?" ってなります。

ご意見くださりありがとうございます。

お礼日時:2018/06/11 14:35

休まれた人が復帰するにつけての補充教育とその間に代理を務めていた人の処遇。



現実問題として解職にしないで、配置転換をなどをすることは非常に難しい問題です。

業務拡大傾向ならまだやり易いですが、おのおの人生設計に響くことになりかねません。
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この回答へのお礼

ありがとう

そうなんですね。
確かに 休まれた方の補充として配属された方のことを考えると、戻ってくる方も 補充として働いている方も 気分がいいものではないと思います。
けど、女性しか 子供が産めないのに その産んだ女性を守らなくて、誰が少子化を食い止めるんだろうと とても不思議に思い 質問させて頂きました。
確かに "このポジションで頑張っていく!"と決めた矢先、前任者が戻って来たら 気分は良くないと思います。

ご意見くださりありがとうございます。

お礼日時:2018/06/11 14:32

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