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地下鉄には地上の路線よりも勾配が多いと聞きました。
長い車両や速度を上げて登るため通常は逆走なんてものは間違っても起きないと思います。

しかし、車輪の構造上、自動車のタイヤのように坂道でもブレーキをかければ止まると(その場で停止する)いったイメージが湧きません。
地震や緊急停止スイッチ等で勾配の途中で止まった場合、自重で坂道を下ることがない理由をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。

A 回答 (3件)

こんにちは電車運転士をしております。



>地震や緊急停止スイッチ等で勾配の途中で止まった場合、自重で坂道を下ることがない理由をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。

そもそも論で申し訳ないのですが、
通常の鉄道において、そんな急勾配は存在しないからになります。

地下鉄でも、最急勾配は35‰くらいです。
質問者様の身の回りの道路で、3.5%の勾配標識などありますか?

鉄道は車輪と鉄のレールの粘着力で走っており、
その摩擦係数の低さが長所なのですが、同時に勾配が苦手であるという短所でもあります。

そもそも鉄道である以上、そんなズリ落ちるような坂を設計出来ないのです。

⚪登山鉄道など、地下鉄以上の勾配を抱えている路線の場合は、電磁吸着ブレーキを装備しています。
レールに制動物質を直接押し着け、転動しないようにしています。

⚪アプト式などラックレールの鉄道の場合は、歯車に鍵を噛ませて動かないようにしています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
悩みましたが、ベストアンサーは一番最初に回答を頂いた方にしようと思います。

お礼日時:2018/06/18 17:20

ブレーキをきちんとかけるからですよ。



地下鉄といえども、ブレーキを掛けた状態で車輪とレールの間がすべって、ずるずる滑り落ちることはありません。だから非常に低い勾配率になっているわけです。逆をいえば「車輪をロックしていてもレールとの摩擦が足りなくて滑り落ちる」ならそもそも動力を掛けて昇ってもすべってしまうので、その勾配では線路として役に立ちません。

ですからそれぐらい厳しい勾配になっている場合は、#1さんの書かれている電磁吸着ブレーキやアプト式などで「ずるずる滑り落ちることが無いようにしている」わけです。

それ以外の鉄道の場合、車輪にブレーキをかけておけば滑り落ちることはありません。鉄道車両は何十トンもありますから、レールと車輪の摩擦で十分に停止できるだけの能力があるからです。

そして緊急停止の時は自動ブレーキで停車して、緩解操作(ブレーキを外す操作)をしない限りブレーキはずっとかかっているので、滑り落ちないのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2018/06/18 17:16

>自重で坂道を下ることがない理由をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。



自動車に比べると鉄道の摩擦係数は少ないのすが、それでも0.5%ぐらいあります。
車輪がロックされている状態で自重で滑り落ちないのは、信越本線のアプト式を廃した66.7‰で実証済です。

箱根登山鉄道の最急勾配は80‰。これでも滑り落ちませんが安全を期してレールに直接押し当てるパットブレーキを備えています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
参考になりました。

お礼日時:2018/06/18 17:19

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