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ふと思ったのですが、小学、中学、大学というのに、なぜか高校。学がつかないし、高ですからね。(他に高さに関係した言葉が付くものも無いし。)

どうして高校だけこういう言い方なんでしょうか?
特に困っているわけではないのですが、非常に気になるので分かる方がいましたら教えてください。

A 回答 (5件)

 日本で最初にできた高等学校は東大(当時は大学が日本にひとつしかなかったので単に「大学」と言っていた)付属の「大学予備門」で、これが後に組織変更されて第一高等中学、第一高等学校になります。

予備門の在籍生には漱石や南方熊楠がいます。
 明治五年に「学制」というものが出され、はじめて学校が作られたとき、じつは学校の種類は大・中・小の三つしかありませんでした(義務教育は小学校のみ)。
 「大学」は明治十年に設置され、このとき予備門も作られました。中学校→大学のあいだが飛び離れているために(実際には「学制」の命令が出ただけでまだ中学校ができていない地方もあった)、それを補うための機関が必要だったためです。しかし「予備門」はいかにもダサい。そこでこれを改称しようとするのですが、なかなかいい名前が思いつかず、とりあえず中学校の次に入るんだから「高等中学校」にしとけ(もとの中学校は「尋常中学校」)、ということになった。これからさらに「中」がのぞかれて「高等学校」になったわけなのです(もとの「尋常中学校」は「中学校」にもどる)。
 戦前の私立大学付属の高等学校相当の教育機関では、「大学予科」とすることもあったようですが、要は無計画に高校だけあとから作ったから大・中・小と統一感がないんですね。
 ちなみに大学と大学校は今も昔も別のものです。大学は法律で定められた高等教育機関ですが、大学校は専門学校の一種です(現在は文部省管轄でない高等教育機関をさす。例えば防衛大や防衛医大は「大学校」で、卒業しても大卒資格はない)。これはもともと、「大学」という言いかたが漢文にあり、中国では中央の教育機関をもっぱらこういった(太学とする場合もある)ために、「いちばんえらい学校=大学」という固定したイメージが明治時代の人にあったせいだと思われます。そこで、大学と似ているけど大学じゃない学校には「校」をつけた。本来なら、東大が「大学校」で、防衛大が「大学」のほうが、大中小の統一感があっていいようなものですが、この漢文による固定したイメージだけはくつがえせなかったのです。
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この回答へのお礼

詳しいお話ありがとうございます。
#4の方のお話と同じように小学校、中学校の2つしか統一感のある名称ではないんですね。
どんな経緯で名称が決まって行ったか分かりました。質問してみてよかったです。ありがとうございました。

お礼日時:2004/11/22 13:52

この手の疑問が好きで、拝見してから皆さんの回答を見たり、ネットで調べたりしましたが、どうも「ピンと来る」回答が思いつきません。



で、回答にならないと思いますが、たどり着いたところまで・・・

戦後の教育改革で設定されたのは、
(1)初等教育機関=小学校、(2)前期中等教育機関=中学校、(3)後期中等教育機関=高等学校、(4)高等教育機関=大学、(5)大学院=大学院

この場合、機関の呼称は、初等・中等・高等と、判りやすいですね。

一方、学校の呼称は、「小学校」「中学校」「高等学校」「大学」となり、呼び方に共通性があるのは「小・学校」と「中・学校」しかありません。似ているようで、それぞれ違うのです。
(それに、「小学校」も、本来で言えば「初等学校」ですし、「中学校」の「中」とは「小中」で共通しているともいえないでしょう)

ご質問の、「高等学校」だけが仲間はずれの表現ではなく、「大学」も違うのです。(「大学校」ではない)

つまり、更に略した言い方では、「小学」「中学」「大学」で同じようでも、「大学」は、違う、ということです。

となると、「小学」「中学」「大学」は、小・中・大がシリーズになっていても、「校」は共通ではなく、「校」が共通なのは「小学校」「中学校」「高等学校」で、「大学」が仲間はずれになる。

結論として、「小学校」「中学校」が、共通の表現。「高校」「大学」は、別の表現になり、決して統一性があるのではない・・・というところですが。。。

書いている本人も、頭が混乱しそうですが、ご質問者にとって、もっともらしい理屈の一つになりましたかネ?

私にとっては、頭のトレーニングにはなりましたが。
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この回答へのお礼

色々調べていただいてありがとうございます。
統一性はないんですね、日本の政治はここまでいい加減とは(ちょっと話が飛躍しすぎですが)。
大学には「校」が付かないとは知りませんでした。勉強になりました。

お礼日時:2004/11/22 13:48

なんで高校だけ略称に「学」が含まれないのか?


(「高等学校」 → 「高学」じゃないのか?)って事ですよね。

同音異字語、同音異義語の存在も関係あるんじゃないでしょうか。
すべて「○学」という略称にして同音異字語を探すと・・・

小学 → 小額(少額)、奨学、商学
中学 → 特になし
高学 → 高額、工学、光学、好学、向学、後学
大学 → 特になし

#2さんのおっしゃるように「小学」という略称もあまり使われませんよね。
略称ってのは、会話の中で、口頭で使われる事が多いため
「しょうがく」「こうがく」という呼び方では
特に学問に関連した同音異字語が多く存在し
紛らわしいからなんじゃないでしょうか。

もちろん「こうこう」であっても

高校 → 後攻、口腔、航行、孝行、港口、煌々

と同音異字語は多数存在しますが、こちらは
学問に関連するような語はほとんどなく
会話の中で取り違えるような可能性は低そうです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>特に学問に関連した同音異字語が多く存在し
紛らわしいからなんじゃないでしょうか。

なるほど、納得できますね。

お礼日時:2004/11/20 12:45

語呂(ごろ)が良いからでは。


小学校は、小学とは呼ばないで、多くのは小学校(しょうがっこう)と言いませんか。
中学校は、確かに中学(ちゅうがく)
高等学校は、高校(こうこう)
大学は、大学(だいがく)ですね。

大学には、大学校(だいがっこう)というジャンル、防衛大学校、消防大学校などがあるから大学という呼び名は「大学」そのままですね。
やはり、習慣的なもの、語呂が良いからだと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに語呂もありそうですね。

お礼日時:2004/11/20 12:44

「高等学校」略して「高校」


別に学がついてない訳ではない。
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この回答へのお礼

確かにそうですね。ありがとうございました。

お礼日時:2004/11/20 12:43

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