こんにちは。
あえてこちらのカテで質問します。
日本語の綺麗な作家さんを教えてください。
現代の作家さんでお願いします。
と、言いますのも、最近、ふと言葉が出てこないことがあるのです。
以前、ちょっと混んだ電車の中で
私「……こう、人の熱気でムンムンしている時に使う言葉が、あったわよね?」
友人「……暑苦しい?」
私「もっと、滑らかなイメージの言葉なんだけれど、草でムンムンする時も使うのよ。」
友人「人いきれ?」
私「そう、それ!!人いきれ、草いきれだ~」
と、いう会話をしました。
何でそんなに簡単な言葉が出ないのかと悲しくなりました。
勉強しなおします。
あまりに重苦しい作品だと、読む気がなくなるので、適度に軽い作品をお願いします。
ジャンルは恋愛、ファンタジー、ミステリ、何でもかまいません。
お願いします。
A 回答 (10件)
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No.10
- 回答日時:
#9の「お礼」拝見しました。
丁寧な御返事いたみいります。人は同じものに接すればだいたい同じものを得ます。そうでなければ言葉が通じません。そして、言葉が通じない場合なんざざらにあるというだけのことです。さて。
村上春樹の『羊をめぐる冒険』と『ノルウェイの森』
佐野洋子の『百万回生きた猫』と『コッコロから』
現代においてまったく独自の文体を持った作家二名、男女一人ずつ挙げてみました。百万回は絵本ながら二十年ほどで八十刷の人気作だし、コッコロはこの人唯一の恋愛小説で失敗作だと思いますが、あえてここに推奨します。村上も佐野も、ただの三行も読めばその人と知れる稀代の文章家です。
学校の課題を読書経験に含められては話しにくくて困ります。と言われて不本意でいらっしゃるなら漱石は『永日小品』か『書簡集』を読まれてみたらいかがでしょう。
私はたとえば鴎外が嫌いで馬鹿にしきっておりますが、その文業には深甚の敬意を抱いております。文章とはそんなものです。読者が一体化する対象とはまったく思いません。架空の主人公とはせいぜい友達付き合いぐらいにとどめられたほうがよかろうかと。小説とはすべて小さい言説だから、どれも軽い読み物だから小説と呼び慣わされているのですが。
No.9
- 回答日時:
いきなり引用から。
「女は腰をかがめた。三四郎は知らぬ人に礼をされて驚いたと云うよりも、むしろ礼の仕方の巧みなのに驚いた。腰から上が、風に乗る紙のようにふわりと前に落ちた。しかも早い。それで、ある角度まで来て苦もなくはっきりと止まった。むろん習って覚えたものではない。」(管理者さま、著作権はとっくに切れているので、これを理由に削除するのはやめてください。なお表記を現代的必要に従って改変しました。)
ああ、しかしこれだけで十分なような気がしてきました。小学生のときに読んで気に入らなかったとか、存命中の作家が望ましいとか、重いのはいやとか、根本的かつ徹底的に心得違えをなさっていると感じます。
漱石と志賀直哉がどっちも嫌い、となればもう読むべき日本語はないかもしれません。両極端だからです。普通は漱石が好きなら志賀直哉は嫌い、ヴァイスヴァーサです。
幸田文を読まれるなら『父・こんなこと』に限ります。あとは落ちてゆく一方です。(青木玉になるとさらに落ちます。)つまりはどうせなら露伴を読んだほうが手早くもあり、ずっとためにもなります。
書いていて虚しくなったので補足を要求します。質問者さまが美しい日本語と思われる具体例を提示なさってみてください。ついでに、よろしければ、なぜに白玉楼中の巨人たちをわざわざ頭から退けられるのか、理由をお聞かせください。
あと余計なことですが、「多少」という語は漱石の創作ではありません。使用例は千年以上前までさかのぼります。でも#5さまの前半の漱石評は簡にして要を得たものとして共感します。
ありがとうございます。
小学校から、漱石を読んでいないわけではないのです。
読んでます。学校の課題や教科書で。
でも、どうしても好きになれません。読んでも本を読んでいる気になりません。どちらかというと専門書を読んでいる感覚に襲われます。たぶん、無理やり読まされるからです。
さて、なぜ存命の作家がいいのかと言いますと、話しがどうしても現代のものではなくなるからです。
重めの話が嫌なのも、重い話しを下手に読むと、死にたくなるのです。私は、主人公に同調する傾向があるので、リフレッシュにも何にもなりません。
読むのなら、夏休みに木の下で読む!位の覚悟がいるのです。
そうですね。読んで楽しくて、読んで何かを手に入れたといえるのは、小野不由美だと思います。
中学生のころは専らライトノベルを読んでいました。
小野不由美、秋月こお、七穂美也子は、私の人生を変えたと言っても過言ではありません。
小野不由美の「屍鬼」は中学生の私には難しかったですが、それでも専門書を読んでいる感覚ではありませんでした。
なので、漱石と小野不由美の公演があると聞けば、間違いなく私は小野先生の方に行きます。
人は、同じもので同じもの手にするなんてことはありません。
漱石を馬鹿にする訳ではないんです。
それでも好きではない、それだけです。
No.8
- 回答日時:
森博嗣「すべてがFになる」京極夏彦「うぶめの夏」
どちらもミステリですが面白いですよ。独特の日本語です。
けれどやはり美しさならば谷崎潤一郎、志賀直哉、夏目漱石でしょうか。
苦手だと仰ってますが、例えば漱石なら「夢十夜」という軽い読み物はどうですか?「こころ」みたいに長くなく、30分もかかりません。
谷崎なら「猫と庄造と二人のおんな」が軽い小説です。これも薄い文庫ですよ。
こんにちは。
森博嗣と京極夏彦は前から目をつけていたので、絶対に読みます!!
漱石は、前にも書きましたがトキメかないのですよね。
学校で無理やり読まされたからかもしれませんし、もともと合わないのかもしれません。
軽い軽くないの次元ではないのです。
芥川龍之介は、読むと死にたくなるんです。何でだろう……。
No.6
- 回答日時:
確かに少し意表をつくカテでの質問ですね。
記憶の限りなのですが、書評家の吉田伸子さんが「日本語の美しい作家」として、三島由紀夫を挙げていて、中でも『春の雪』(新潮文庫)を特に高く評価されていたはずです。
三島は既に死去してますが、『春の雪』自体は妻夫木聡が主演で映画化されるらしいので、近い将来に話題になる可能性が高いです。
幸田文も確かに日本語が美しいですね。
幸田と似た雰囲気の日本語を書く人として沢村貞子が思い浮かびます。
ただし幸田も沢村も既に死去しています。
存命中の作家で思いつくのは石原慎太郎と江國香織です。
石原は意外に思われるかもしれませんが、『弟』(幻冬舎文庫)を読むとなかなかいい言葉づかいをしているなあと思わされるはずです。
参考URL:http://news.goo.ne.jp/news/nikkan/geino/20050304 …
三島先生もよく聞きますね。
名前にしり込みして読んでいないので、読んでみようと思います。
石原慎太郎の「弟」はドラマで見て、どうかな~と思っていたのですが、読んでみようと思います。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
ベタですが、夏目漱石はやはりすばらしいと思います。
僕の印象では男性の無骨さとどこか繊細な表現が混じっている感じがとても好きです。あと「多少」っていうアンニュイな言葉を作った(!)のは漱石だったと思います。新しい言葉を作り、しかもそれを日本中に普及させたってことはやはり言葉の魔術師のようなところがあったんじゃないでしょうか。
夏目漱石は、あまり好きではないのですよねぇ。
小学生の時に読んで「10年後に読もう」と思ったきり、読んでませんね(笑)
課題で、文章だけ目で追ったことは何度もありますが、胸がときめきません。
太宰治も好きではないので、感覚がズレているのだと思います。
それと、できれば存命の作家の作品をお願いします。
ありがとうございました。
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