プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

手習いや 天地玄黄 梅の花

とはどのような意味なのでしょうか?

夏目漱石の句らしいのですが、全く意味が分かりません。

A 回答 (2件)

 往年の習字には、手本として「千字文」が用いられた。

その250句(1000字)の出だしの句が「天地玄黄」ですし、漱石の「吾輩は猫である」の作品中で、猫の尻尾の三寸には「天地玄黄」があると語っています。
 また、その直前に、猫が縁側で残す足あとを「梅の花」と記していますから、まあ漱石なりのお慰みという按排なのではないでしょうか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

参考になりました、ありがとうございます。

お礼日時:2007/01/21 08:52

 天地玄黄は初心の習字によく用いられた「千字文」という書物の出だしの四字で、世界はひろびろとはてしがないというような意味です。


 それゆえ、句のいうところを馬鹿丁寧に言葉におきかえるなら、手習いをして天地玄黄の文字を書く。その文句のように世界はひろびろとしてはてしもない。そう思うと浩然としてのびのびとした気分になる。そこでふと庭に目を向けてみると、折しも梅が香高く咲いて、春の気が四方に満ち満ちている、というようなところになるでしょうか。
 第二句までと、第三句のあいだに大いに飛躍のある句ですが、そこが俳句の俳句たる所以といえましょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

参考になりました、ありがとうございます。

できたらNO.1様と同じ点数のポイントをつけたいのですが、システム上不可能ですので、早い段階でご回答を下さったNO.1様の方に高いポイントを差し上げさせていただき、kankasouro様には次点をつけさせていただきます。

お礼日時:2007/01/27 10:20

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

関連するカテゴリからQ&Aを探す