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故事の「漱石枕流(枕石漱流)」から取ってきたということですが、そんなに漱石は負けず嫌いだったのでしょうか?

負けず嫌いエピソードなどありましたら教えてください。

A 回答 (3件)

夏目先生、苦虫を噛みつぶして面白くもない講義をしていた時、懐手をして聞いている学生がいる。


ややっと思って注意したところ、周りの学生の中から、彼はもともと片手がないのだという報告。

先生、素直に受け応えればいいものを、
「自分もない知恵を出して講義している。きみも、ない手を出して頑張りたまえ」
とかなんとか返した由。

それこそ、そんなに頑張らなくていいのに(笑)石にくちすすぐとはよくたとえたもの。
英文学が大嫌いな英文学の先生って何なんだろう。
現代の日本にあっても解消されないアンビバレントの心情がここにあると思います。

「巌頭之感」という遺書で有名になった藤村操も、華厳の滝に投身自殺する数日前に、
漱石先生から叱責を受けた由、ヰキペディアで触れてあります。直接資料はあるんでしょうか。

藤村青年の遺書、内容はけっこう子供っぽいんですが、漢文脈を駆使して格調がありますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/藤村操
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「漱石枕流」については、


「負けず嫌い」だけでなく「ユニーク」と言う観点も忘れてはならない気がします。

只の負けず嫌い、なら結構いますけれど、
「ユニークな負けず嫌い」「ユーモアのある負けず嫌い」ってなかなか居ない。

只の負けず嫌い、ならちょっと面倒くさい人、で終わりかも知れませんけれど、
「漱石枕流」のユーモアを持っていれば、ちょっと、、、
「憎めない」「愛嬌のある人」となりませんか?^^

負けず嫌い、に加えてユーモア/ユニークを押さえて、のエピソード。

お見合いの後、仲人さんや身内との会話。
「彼女、どうかね?」
漱石「出っ歯だねえ。。。」
「じゃ、この縁談断るかい?」
漱石「いや、、、出っ歯だけどそれを気にせず口を大きく開けて笑う所が良い^^」

伝記や作品を読んだ感じでは、
一度自分が口にした言葉を、引っ込める事を嫌う、と言う印象があります。
エピソードについては見当ハズレになるかも。。。汗
でも「目の付けどころ」が違う、って意味での「漱石枕流」だとも思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

確かに、ユニーク、ユーモアかどうかで大分変わりますね。
お見合いのエピソードも付けていただきありがとうございます。

こういったところが、頑固だったり負けず嫌いだったりする性格をいい味付けにしているのでしょうね。
漱石が今でも愛される理由が分かります。

私も、随筆の「硝子戸の中」のしつこく色紙を書いてくれといってくる人に対する記述などは、読んでいて笑っちゃいました。

お礼日時:2009/09/23 11:34

負けず嫌いというよりも、反骨精神の持ち主だった、という方が近い気がします。


『我輩は猫である』の苦沙弥先生が自身の戯画像だとすると、とにかく癇癪持ちのイメージがわきます (実際、鏡子夫人とも派手に喧嘩をしたようですし)。
文部大臣から文学博士号を与えるといわれて、逆に腹を立てて、それを蹴ってしまった話は有名です。権威なるものから下賜されるなんてぇのが我慢ならなかったんでしょう。
ついには、権威ある東大の先生という職業すら嫌になってやめてしまった人です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

「反骨精神」、納得のエピソードですね~
独自の美意識、じゃないですが、規律みたいなものがあったのでしょうね。

お礼日時:2009/09/23 11:25

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