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Q1.菓寮の意味は?
・一般的に使用される言葉ですか?
・テイクアウトのみのお店の場合でも使用されますか?

Q2.甘味処の意味は?
・テイクアウトのみのお店の場合でも使用されますか?

Q3.「菓寮」「甘味処」「和カフェ」「茶店」「喫茶店」「和風喫茶」の違いは?
・「カフェ」と「喫茶店」は同義語ですか?
・もしそうなら、「和カフェ」「和風喫茶」も同義語ですか?

A 回答 (5件)

>「菓寮」「甘味処」「和カフェ」「茶店」「喫茶店」「和風喫茶」の違いは?



#1さんが仰るとおり、特に法的に違いが規定されているわけではありません。
それぞれの会社が、打ち出したい喫茶・軽食の店のコンセプトに基づいた名乗りを行っているだけです。
ただ、消費者のほうはわりと正確にこれらの名乗りから店のコンセプトを把握できているように思います。
ということはつまり、出店に際してブランディングのマーケティングで「名前における雰囲気」をわりと把握できているのでしょうね。


Q.1 
■「菓寮」は創業500年近い虎屋ですら使っていますが、個人的にはここ数十年というごく最近の造語に思われます。少なくとも第二版の広辞苑(約50年前の発行)には載っていません。
私は茶寮のもじりではないかという疑いを持っています。茶房も同様です。

・一般的に使用される言葉か?について。
「一般的に使用される」とはどういう場面を想定していらっしゃいますか。
複数の和菓子店が店舗の前後につけて名乗ってかなり経っています。ですから認知している人はそれなりにいるはずです。たとえなじみがなかったとしても日本人であれば漢字を見ればなんとなく意味がわかる単語でもありますから、違和感を持つ人はあまりいないでしょう。
ですが、日常会話でこの単語が使われることはほぼないはずです。
たとえば「どっかカフェに行かない?」「いいね」の会話で、カフェと置き換えることはできません。
平均的な日本人で耳から「かりょう」と聞いて菓寮と理解する人はほとんどいないでしょう。

・テイクアウトのみのお店でも使用されるか?
使用されるケースは十分にあるでしょう。
特に多いのは、虎屋のように「菓寮〇〇」と名乗っている店が持つ店舗の中にテイクアウトのみの店舗があるケースです。
しかし、言葉の意味として、喫茶スペースを設けない単体の店が「菓寮」と名乗れば違和感を与えるでしょうね。


Q.2甘味処の意味は?
■「デザートがメニューの主力である軽食店」を指す昔の日本語です。
昔の日本で実際に使われていた用語のため、現在でも昔ながらのメニューのまま、つまりほとんど洋風化されていない和菓子を出す店がほとんどです。
おだんご、ぜんざい、あんみつ、夏にはくずきりや水羊羹、というところで、軽食もところてんや力うどんなどです。

>テイクアウトのみのお店の場合でも使用されますか?

日本全国のどこかには使用している店があるだろうと思います。
しかし、言葉の使われていた歴史からすると、個人的には違和感のある使い方です。
こうした人は他にも少なくないはずです。


Q3.「菓寮」「甘味処」「和カフェ」「茶店」「喫茶店」「和風喫茶」の違いは?

・「カフェ」と「喫茶店」は同義語ですか?

法的には同じ意味です。
「コーヒー、紅茶などの嗜好品である飲み物をメインに、
 軽食や菓子などを提供する飲食店」です。
ですが、雰囲気や客層が違います。そのため、利用者のほうは「カフェ」と「喫茶店」にスタイルの違いを感じ、言葉の意味としても実際の店の利用のしかたも、区別し、使い分ける人が多いように思います。

喫茶店は昔ながらの軽食店です。明治後期に庶民の社交の場として生まれました。1980年代前半が最盛期です。大正から昭和の初めころには今でいうキャバクラ的な利用がされてもいました。(現在でも純喫茶という名前が残るのはこのためです。「うちは珈琲などメニューで勝負する店ですよ、見目麗しい女給が売りじゃないですよ」という意味です)
長い歴史があるため、メニューは固定されたものが多く、店の雰囲気にも反映されています。
主に利用する層は会社で働く男性(平均年齢高め)です。

カフェはその喫茶店が「煙草を吸うおっさん」で占められていた反動から生まれた新しいスタイルです。
アメリカでスターバックスを拡大させたのも、元CEOであるシュルツ氏の「アメリカにも、イタリアのエスプレッソを広めたい。ついでは、まだ喫茶文化が薄い女性や若い層にターゲットを絞った店づくりをしよう」という思いが出発点だったと読みました。
言い換えると「カフェはおっさんを排除して若い人を取り込もうとした店」であるわけです。
そのためか、喫茶店と同じようにコーヒーや紅茶、抹茶などの飲料を扱いながら、華やかで、一工夫凝らしたメニューが多いです。


>・もしそうなら、「和カフェ」「和風喫茶」も同義語ですか?

経営者としては少し違うと言いたいでしょうね。
利用者として見ても、パッと見てこの2つは出すメニューの傾向が違うのを感じます。

和カフェは、雰囲気はカフェ寄りです。
デザートのメニューは「一般的なカフェのメニューに、和菓子の素材を用いたもの」になるはずです。たとえば、パンケーキ(完全に洋菓子)に抹茶クリームと小豆を添えたり、モンブラン(フランス菓子)のクリームがほうじ茶風味だったり、などです。

和風喫茶は、和カフェよりもう少し純和菓子よりになるはずです。
飲み物はコーヒーはあっても紅茶はまずなく、日本茶が増えるはずです。
メニューに載っているデザートは、完全洋菓子発のものはないか、あっても少ないでしょう。
たとえば「白玉クリームあんみつ」だとか「季節の和菓子(主菓子)と抹茶のセット」のような感じでしょう。

ただし、甘味処、「菓寮」、茶寮、あたりよりは、洋風の素材が多いでしょう。
喫茶店が明治時代に海外のカフェを模したものであるためです。
カフェよりは日本より、甘味処よりは西洋よりだろうと思います。

茶店は喫茶店の略です。あまり上品な略し方ではありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>個人的にはここ数十年というごく最近の造語に思われます。少なくとも第二版の広辞苑(約50年前の発行)には載っていません
・昔、使用されていた用語ではないのですね

>茶寮のもじりではないかという疑いを持っています。茶房
・そんな言葉もありますね。質問時点では思い付きませんでした

>たとえば「どっかカフェに行かない?」「いいね」の会話で、カフェと置き換えることはできません。
>平均的な日本人で耳から「かりょう」と聞いて菓寮と理解する人はほとんどいないでしょう
・なるほど、そう言われてみれば、「話し言葉」と「書き言葉」を無意識のうちに使い分けていますね

>言葉の意味として、喫茶スペースを設けない単体の店が「菓寮」と名乗れば違和感を与えるでしょうね
・なるほど。あくまでも喫茶スペースがメインの意味なのですね

>甘味処
>テイクアウトのみのお店の場合
>個人的には違和感のある使い方
・参考になりました

>大正から昭和の初めころには今でいうキャバクラ的な利用がされてもいました。(現在でも純喫茶という名前が残るのはこのため
・初めて知り、大変驚きました。純喫茶とはチェーン店ではないレトロ調度を備えた喫茶店のことかと思っていました。

>カフェはその喫茶店が「煙草を吸うおっさん」で占められていた反動から生まれた新しいスタイル
>言い換えると「カフェはおっさんを排除して若い人を取り込もうとした店」であるわけです
・初めて知りました。この説明大変分かりやすかったです

>和カフェは、雰囲気はカフェ寄り
>和風喫茶は、和カフェよりもう少し純和菓子よりになるはず
・私は「喫茶店」と「カフェ」を同義語だと思っていました。「喫茶店」をお洒落に言うと「カフェ」になるのかと思っていました。
・そうではなくて、「カフェ」はより「食事寄り」、「喫茶店」はより「ドリンク寄り」なのですね。

>甘味処、「菓寮」、茶寮、あたりよりは、洋風の素材が多いでしょう。
>喫茶店が明治時代に海外のカフェを模したものであるためです
>カフェよりは日本より、甘味処よりは西洋より
・ざっくり分類すると「甘味処、菓寮、茶寮」が和風で、「カフェ」が西洋風で、「和カフェ」「和風喫茶」がその中間という感じですね

>茶店は喫茶店の略です。あまり上品な略し方ではありません
・参考になりました

お礼日時:2022/07/19 17:50

No.4の回答者です。


丁寧なお礼をありがとうございました。

一部、説明が拙いところがあったようですので補足いたします。


>私は「喫茶店」と「カフェ」を同義語だと思っていました。「喫茶店」をお洒落に言うと「カフェ」になるのかと思っていました。
>・そうではなくて、「カフェ」はより「食事寄り」、「喫茶店」はより「ドリンク寄り」なのですね。

いいえ!
出すメニューがどちらよりかではありません。
出すメニューの構成自体は喫茶店、カフェのどちらも同じようなものです。
飲み物と食べ物の比重の違いではありません。
むしろ消費者にとって、「喫茶店」という単語における「喫茶店ならではの軽食」のイメージの比重がかなり大きい、個人的にはそう感じています。
たとえば、ナポリタンやプリン、クラブハウスサンドなどは、喫茶店愛好者にとっては「昔ながらの喫茶店で食べられる」「ザ・喫茶店という感じ」という印象があるはずです。

ナポリタンは昔、調理用トマトが手に入らなかった時代にシェフが苦肉の策としてケチャップを用いて炒めパスタを作ったのがきっかけだったと聞いています。
このように、「洋食(ヨーロッパ料理の食材が貴重な時代の日本で発展した、ヨーロッパの料理を模したが日本風に改造もした日本料理の1ジャンル)」のメニューの多くは喫茶店でこそ食べられたメニューだからです。

それに、飲み物主体で食べ物メニューがほとんどないカフェもあります。

仰る通り、法的には喫茶店とカフェは区別されません。

ただ、スタイルが違うのです。
既存のものとは違うスタイルのものを売り出す時には、必ず新しい呼称がつけられます。それが単に言語を変えただけでもです。
ホットケーキ→パンケーキなどがそうです。
この2つは同じものです。
人によっては、甘いのがホットケーキで、食事用に薄くて小さめなのがパンケーキですよ?と認識している方もいますが、違います。ホットケーキとパンケーキは本来は同じものです。
ただ、すでに馴染みのあるホットケーキと違うスタイルで新しい風を呼び込もうとした結果、パンケーキと言う名称が当てられただけです。
ホットケーキの時代にはなかった、食事用や、小さくて薄めに焼いたものを何枚も重ねた、新しいスタイルの物だから違う名前で呼ばれているだけです。

喫茶店とカフェも同じです。
内容は非常に似通っていますが、100年続いた「喫茶店」はスタイルが固定されています。内装、メニュー、利用者にとっての位置づけ。
それに反発し、新しいスタイルを呼び込もうとしたから「カフェ」という新しい名前が必要になり、呼ばれるようになったのです。
同じものでも何かが新しくなると気分まで一新されるでしょう。
法的には同じでも、経営サイドと消費者のほうでは喫茶店とカフェを使い分けしているのはそのためです。
内装、メニュー、利用者にとっての位置づけ。これらは喫茶店とカフェでは違います。
仰るように「レトロ」なのが喫茶店で、より流行を追っているのがカフェなのはそのためもあるでしょうね。

その他の用語の使い分けもそうですね。
「言葉を変えることで、何かが新しいものですよを意味している」点で同じです。

何か参考になればよいのですが…。
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございました。

>出すメニューの構成自体は喫茶店、カフェのどちらも同じようなものです。
>飲み物と食べ物の比重の違いではありません
・!

>ただ、スタイルが違うのです。
>既存のものとは違うスタイルのものを売り出す時には、必ず新しい呼称がつけられます。それが単に言語を変えただけでも
・なるほど。ざっくり言えば、カフェは経営サイドの戦略上の理由により新しく生みだされた言葉なのですね
・不動産業界で言えば、例えば「レジデンス」のように…。
・カフェは、既存用語と差別化するために生みだされた言葉が定着して、みんなで何となくイメージ共有できている言葉なのだと感じました

お礼日時:2022/07/20 14:02

菓寮


例えば茶寮なんて言葉があるわけですが、この場合の寮は「茶室や小さな建物、それを模した建物」くらいの意味で、特に深い意味はありません。菓寮というのは造語か、少なくとも一般的につかわれる言葉ではありません。よって、テイクアウト専門店に使っても問題ないし、大体の人が語感でなんとなく菓子屋さんなんだなとわかると思います。

甘味処
普通、この言葉を聞くと「店内であんみつとかみつ豆とかところてんとか食べられる店」をイメージすると思います。
しかし別にテイクアウト専門店に使って悪い言葉ではないと思います。

菓寮と甘味処は上に書いたとおり。茶店(ちゃみせ)というのは、むかし旅人を相手に団子とかお茶を提供したお店のことで、スイーツのほか軽食もあったりしました。あまり多品種・あるいは高級スイーツがあるイメージはないです。
喫茶店というのは、もともとは日本茶を出す店(用途はいまと同じ)でしたが、いつの間にかコーヒー紅茶が主流になりました。
和風喫茶というのはこの流れをうけ、あえて和風つまり抹茶など日本茶に特化したことをアピールする名称です。
和カフェというのは、フランスなどのカフェのイメージを和風に当てはめたもの。厳密に言うと、カフェと喫茶店では保健所の営業許可が違い、カフェではアルコールや軽食以外の料理も出すことができます。ちなみに喫茶店営業許可では、「加熱」以外の調理法は認められていません。しかしテイクアウト専門店であればこの区別は関係ありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>菓寮
>テイクアウト専門店に使っても問題ないし、大体の人が語感でなんとなく菓子屋さんなんだなとわかると思います
・参考になりました

>甘味処
>普通、この言葉を聞くと「店内であんみつとかみつ豆とかところてんとか食べられる店」をイメージすると思います。
>しかし別にテイクアウト専門店に使って悪い言葉ではないと思います
・なるほど、参考になりました

>茶店(ちゃみせ)というのは、むかし旅人を相手に団子とかお茶を提供したお店のことで、スイーツのほか軽食もあったりしました
・昔の用語なのですね

>喫茶店というのは、もともとは日本茶を出す店(用途はいまと同じ)でしたが、いつの間にかコーヒー紅茶が主流になりました
・なるほど。名称に「茶」が含まれているのは、昔の名残なのですね

>和風喫茶というのはこの流れをうけ、あえて和風つまり抹茶など日本茶に特化したことをアピールする名称
・なるほど、説明分かりやすかったです

>和カフェというのは、フランスなどのカフェのイメージを和風に当てはめたもの
>厳密に言うと、カフェと喫茶店では保健所の営業許可が違い、カフェではアルコールや軽食以外の料理も出すことができます
・カフェと喫茶店は同義語だと思っていたのですが、カフェは、より食事寄りなのですね

>しかしテイクアウト専門店であればこの区別は関係ありません
・初めて知りました。参考になりました

お礼日時:2022/07/19 17:28

オーナが思いつきで選ぶだけの呼称です。



それから、私の住んでるところでは、TAKE OUT ではなくTO GO です。テイクアウトじゃ、まったく通じまへん。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>私の住んでるところでは、TAKE OUT ではなくTO GO です。テイクアウトじゃ、まったく通じまへん
・テイクアウトは共通の用語かと思っていました……

お礼日時:2022/07/19 17:20

こういう名称に定義はないし法令もありません。

極端な話、文房具店に「茶店」と名付けたところでなんのお咎めもありませんし、甘味処にコーヒーがあっても別に悪くはありません。
うちの近所にある甘味処にはナポリタンがあります。

で、何が知りたいのですか?
必要なら各語についてもう少し詳細に書くこともできますが。

さしずめ、今度テイクアウト専門の和スイーツのお店でもやろうとしていて、そのネーミングでも考えているところですか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

>こういう名称に定義はないし法令もありません
>何が知りたいのですか?
・ということは、これらの用語を聞いた時、人によってどう感じるかが異なる可能性もあると思うのですが、それぞれどういう風に感じるのか知りたく質問しました。

お礼日時:2022/07/19 17:19

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