プロが教えるわが家の防犯対策術!

ルソーの思想ってかなりブッ飛んでると思うのですが、そもそも偉大な思想家、みたいな地位を得られたのはなぜなんですかね?
彼が自らの思想を発表した当時、「一般意思」なんかあるわけねえだろ、とか直接民主制なんか実現できるわけねえだろ、みたいなツッコミ、というかヤジは無かったのでしょうか?

A 回答 (2件)

「文明が人間社会の不平等を生み、堕落させた」。


これがルソーの思想の原点となっている。

とはいえ、今更、ヒトは文明を捨てることはできない。
だからこそ、社会は「すべての人間の自由と平等をこそ保障する仕組みでなければならない」とルソーは主張した。

こういったことが、現代の「国民主権」「人権主義」を重視する背景となっている。
つまり、不平等で堕落した社会を正すには、個々の人の顔が見えない「社会」、つまり単なる多数決ですべてを決するのではなく、虐げられた人の顔も見えるように少数派も大事にしなけれならないということを主張したわけだ。自己利益ばかりを追求する人々の集合体では、社会に繁栄はなく、個々の人々が社会のために貢献するような社会にならなければならないと主張したわけだ。

現時点では、そうではない国も多いとはいえ、多くの国々はルソーの理想に向かっていることは間違いない。
道半ばとはいえ、人類が向かうべき社会のカタチのひとつの理想像をルソーが示したと言える。

だからルソーに偉大なる思想家という評価が与えられるのは当然のことかと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、お二方とも、ありがとうございました!

お礼日時:2022/12/05 23:10

ネットでみてはいかがでしょうか。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3 …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E8%88%AC …

間接民主制や代議制を批判したということは、「直接民主制」を勧めたと言うことではないでしょう。
そもそも合議のような方法でいくのが良いなどとは思っていないでしょう。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!