オランダ東インド会社

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質問者：ntmkn
質問日時：2023/07/22 11:26
回答数：5件

オランダ東インド会社は独自の貨幣を発行できたそうなのですが、このメリットは何でしょうか？

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回答 (5件)

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No.6

回答者： oniwabangairu
回答日時：2023/07/23 19:33

専門家でも、詳しい人でもなく、質問をみて、関心を惹かれた素人です。

ネットでみる限り、17世紀のオランダ東インド会社VOCにとっては、経済的な意味でのメリットはなく、単に、領域の全支配を掌握するという地位のようなものを持つだけのことでしかなかったのではないかと、想像します。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography1 …
この｢17世紀中葉オランダの東インド通商圏｣のP28(17/22)には、下のように状況説明されています。
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この貿易において特に印象を強くするものは,当時の貿易方式は一種の物々交換ということである。会社は自ら商品を東インド各地へ運んで,できるだけ有利に販売し,それによって本国で需要の多い商品を,できるだけ多量に本国へ送ったのである。これが当時の貿易方針であり,この理念によつてのみ,当時の貿易を理解することができるのである。
とまれ,かくも盛大であったオランダの東インド貿易も,17世紀の末葉から世界の主要貿易品が香辛料から綿織物へと移ると,他の幾多の理由も手伝って,減退の途をたどり,
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後の時代、インドにおける貨幣鋳造の状況や、イギリスの東インド会社の時代の貨幣鋳造所の削減もインドの内部での農業不振(もともとはイギリス側での輸入需要の減少とインド側の供給過剰に対応するため)のものですから、インド内部での流通通貨量をコントロールすることに、イギリス側、東インド会社側の経済メリットはほとんどなかったでしょう。
17世紀～19世紀では、国際貿易というか本国側にとっては、対象国の通貨鋳造権のようなものは、通貨鋳造料金の収入の独占という以上のことはなかったのではないかと思います。