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教科書に、「西欧の知識や教養を身につけた一部のインド人は、インド社会の因習を批判し、社会の変革を試みていた。英語で教育する大学の設立は、こうした西欧型の新知識人層をさらに拡大させ、やがて彼らの中から民族の自覚に目覚める人々が生まれた」とあったのですが、英語で教育するのになぜ民族の自覚が生まれるのか分かりません。
教えてください。

A 回答 (3件)

高校の世界史の勉強の一環ということで、


https://www.y-history.net/appendix/wh1403-107.html
背景には、イギリスがインド支配のために進めた英語教育を通して、西洋の人権思想や政治的な権利を知った知識人の中に、インド社会の変革の必要を感じてヒンドゥー教改革運動が起こってきたことがあげられる。
https://kotobank.jp/word/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%8 …

もともと、多くの地域の社会では、その当時、階級差、身分差、性差、地域や集団に対する「別扱い」はポピュラーなもので、それを是正すべきというような発想はないのです。 西ヨーロッパの一部地域で近代化が進行するなかで、権利意識とか平等とかの概念が出現します。 さらに、帝国主義、植民地獲得による富裕獲得とその一方で、「植民地であるがゆえの貧困」も拡大します。 英国に当時留学して、高等教育を受け、広く多方面から状況を客観的に観察し理解する力量をつければ、無教育で伝統と習慣の中で生きてきた頃とは異なるものの見方が生まれます。
英国に当時留学した上層階級の中の一部の人が、「自分と同族の利害の観点・自分達上流階級の利害の観点」だけを思うのに止まらず、「植民地であるが故に貧困化が進展するインドというような観点・収奪されるインドというような観点」になってしまうこともあるのです。
そうしたおりに、インドで起こった反乱の鎮圧、反乱を防ぐ武器の取上げなど、「インドを差別化し収奪の対象としてしか扱ってない英国やヨーロッパの列強」という見方も生まれて、急速に英国などに対する反発意識が沸騰して、それが民族意識とか民族の自覚とかの言葉で表現されることにもなったのです。 教科書や参考書に書いてあるのは、そういうことだと思います。

ですが 反植民地闘争のようなものだと考えた方が、実際に近いです。

インドア大陸は広く気候風土も違い、言語や宗教、生活文化も相当に異なる人々が暮らしているところです。 単純に民族の自覚で結集したら大変な状況になります。 ですが、これは高校生の受験勉強の範囲を逸脱してます。

高校生向きは
https://tsuwamono.kenshinkan.net/way/pdf/20histo …
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この回答へのお礼

とっても分かりやすいです!ありがとうございます!

お礼日時:2023/08/01 10:30

先の回答者の方がおっしゃるように、英語や欧米の人権、法律を学ぶ中で自分たちが不当な扱いを受けているのではないかという意識が芽生えたということだと思います。



もう一つ、アメリカやカナダ、オーストラリアなどで欧米社会の現地人への扱い、植民地政策や同化政策が現代では考えられないほど強引で、現地の一般民衆の反感や恨みを買っていたといいうことも背景にあるのかもしれませんよ。

オーストラリアのケースですが、インドでガンジーの不服従運動が起きている時代に、原住民の子供たちを拉致して、自分たちに都合のいい欧米の教育を押し付けることが国策として行われてたんですね
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2023/08/01 10:29

言葉は文化と直結しており、アイデンティティにも深く影響しています。


生まれ育った土地の、アイデンティティと同化した文化を自覚するのは、対立する異なる価値観に触れたときです。
日本は西洋文化を取り入れていますが、植民地のような強制的な英語教育は受けず、日本人のアイデンティティの危機にまで至っていないので、日本人にはわかりにくい感覚かもしれませんが、インドだけでなく世界中の植民地で起こったことです。日本が侵略したアジアの国々も同様です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2023/08/01 10:29

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