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印刷用とweb用両方のイラストデータを送ることになりました。
RGBでイラストを作成後、cmykに変換した所、モニター上で見るイラストは色が変わって(くすんだり)いました。
ネットで検索したところ、2つの意見を拝見しました。
1.CMYKにした後色を調整しないと変な色になってしまう。
2.モニターだからくすんで見えるので、紙に印刷すればちゃんと色が出るから大丈夫
どちらが正しいでしょうか。印刷の方法にもよるのでしょうか。
1の場合、ある程度画面上の色=印刷の時の色と考えて良いのでしょうか。
2の場合、CMYKの色調整をしてしまうと、彩度ギンギンの色になってしまうでしょうか。

期限まで日が少なく焦っています。
詳しい方どうかお知恵をお貸しください。

A 回答 (6件)

>1.CMYKにした後色を調整しないと変な色になってしまう。



んー、RGBでもCMYKプレピューを使いながら、ざっくりとCMYK向けの調整ができるので、破綻しにくいところまではRGBでイケるはずです。

変な色になってしまうというときは、カラープロファイルもふくめて、目的の印刷方法に合わせられていないってことなので、闇雲にCMYKでやるべしってことでもないんですよね。
(一連の機器の調整をカラーキャリブレーションといいます)


>2.モニターだからくすんで見えるので、紙に印刷すればちゃんと色が出るから大丈夫

これは明確に嘘です。

用紙によっては「なんじゃこりゃあ!」って叫ぶと思います。
とくに上質、ファンシーペーパー系は。
モデラトーンとかアラベールとかは、ちゃんとしたプリンタに本紙を使ってテスト出力するだけでもずいぶん違います。

だからこそ出稿前に調整するんですよ。
そうじゃない時は、色校正で目標に合わせにいきます。

なのでRGBのオリジナルデータは必ず残しておくのが吉。



>1の場合、ある程度画面上の色=印刷の時の色と考えて良いのでしょうか。

モニタのキャリブレーションができていて、かつ、印刷のカラープロファイリングが合っていれば、まあ色は出るかな、というふうに思ってください。

ただ、オフセット印刷はオレンジ系とライトグリーン系が転びやすいです。
オレンジはブラウンに、ライトグリーンはお茶グリーンになりがち。


>2の場合、CMYKの色調整をしてしまうと、彩度ギンギンの色になってしまうでしょうか。

彩度を上げても、思ったとおりのギンギンになるかはちょっとわかんないです。
原稿を誰も見ていないので。

印刷する紙によっても違いますし。
彩度が上がってるはずと思っていても、彩度自体は紙の色に影響を受けるので、なんとも。

それと、「くすむから、濁るから」といって調整するところは「彩度ではないかもしれない」という点もあったりします。

RGBからCMYKに変換する際、カラープロファイルによる縛りをかけることで、ダメージを減らすことができる場合があります。

どういう環境で作られたイラストレーションなのかがわからないので、カラーマネジメントや、カラープロファイルの設定方法をお伝えすることができません。
アプリケーションによっては、設定すらできない場合もあります。

印刷方法も紙もわからないので、なんとも言えない感じです。


ひとついえることとしては、モニタで見てくすんでいたら、それはくすみます。

それが印刷時の調整でごまかしているので気づかれなかった、というケースはあると思いますし、そもそもくすんだところで「気づくほど見る目がなかった人が問題ないと言ってた」というケースもあるわけで。

RGBからCMYKに変換して小数点以下の%まで表示されたとしても、じゃあ一般的な写真を使った印刷はどうなるの? ということになりますから、階調の多いイラストレーションでは写真と同じ位置付けで考えた方が良いことになります。

まずはアプリが何で、どうやってCMYKにしたか、というところから詰めるのが現実的ではないかなあと思いました。
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この回答へのお礼

とても丁寧で明快なご回答誠にありがとうございます。
とりあえずなんとか今回はどうにかなりました…
詳しい方に見ていただけてありがたいです。
もしお時間あったらで構わないのですが、以下のことお教えいただけたら嬉しいです。
1.ネットで「RGB→CMYK印刷をした」というような人を何人か見かけたのですが、RGBでイラストを作成後、CMYKファイルに変換して印刷したということなのでしょうか?それとも、RGBファイルのまま、CMYK印刷機で印刷したということなのでしょうか?(場合によって色調整してくれる印刷所もあると聞きます)
2.RGBからCMYK変換して印刷したというようなツイートをよく見かけたのですが、それはCMYKにただ変換するだけではなく、元のRGBに近づけるような調整をしたということなのでしょうか?RGBからCMYKに変換し、色調整もせず使うということは皆さんほぼないでしょうか?

お礼日時:2023/12/21 20:18

>印刷方法によって色々あるから作業に入る前に必ずどっちか聞くのは必須のようですね。



というよりも、色情報が多いものを用意しておいて、そこから質が落ちていくことに対して「どのように解決するか?」を学ぶのがいいよね、というお話だと思っていただければ。

写真でも同じなんです。
最終形がCMYKだから、フォトグラファーにCMYKで納品しろや、とはならない。写真データはほぼRGBで納品されます。

印刷で出ないからRGBは不要だ、なんてことにはならない。
それをデザイナーが「どうする?」って印刷現場と相談するわけです。
フォトグラファーにはわからない領域でもあります。

ましてやイラストレーションのような各色8bit、256階調×3色で描くんじゃなくて、
各色16bit、65,536階調×3色で撮影して、レタッチして8bitに落とす、みたいなことをやってたりします、彼らは。

色情報は多い方がクリエイターのメンタルに合致するわけですから、CMYKで描かなきゃだめってことじゃないことだけはお伝えしたいと思います。だからRGBで描いてもOK。

だから、その豊かな色情報をどうやって印刷工程まで生かしてもらえるのか、ということについて学んでください。

CMYKならアート紙(コート紙)が発色で有利ですから、そこを目的地にしてデータを扱う。
そこからマットコート、上質に対応してもらえばいいわけで、そこはデザイナーの領域です。

RGBで扱うなら、もともとのPCの設定とモニタ(EIZOのカラーエッジとか)を重要視する、とか。

まずはご自身のPCなりタブレットが、ちゃんとホワイトバランス取れてるか、ということからやってみましょうか。
(ガンマ調整とか呼ばれていたりもします)
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この回答へのお礼

親身なご回答ありがとうございます。
モニターはまさにその商品を使っています!
キャリブレーションもツールを使ってやっているのでその辺は特に問題ないのですが…CMYKとRGBについて勉強していこうと思います。
ありがとうございました!

お礼日時:2023/12/22 21:39

1.ネットで「RGB→CMYK印刷をした」というような人



最近は画像データをRGBで受けてくれるネット通販印刷会社も出てきてる、という感じです。
でもRGBのまま印刷機にかけるなんてことはなくて、必ず製版の段階でCMYKに分版しています。(そうじゃなければオフセット印刷じゃない方法)

色調整をしてくれる印刷所も確かにあるんですが、どこまできっちりやるか、というお話がついて回ります。

たとえばでっかい広告代理店のお仕事だったら、RGBをベースにしたデータを製版所で変換して色校正を出して、どこを持ち上げるのか? どこを抑えるのか、みたいな指示を入れる感じになってると思います。

なんでそんなことができるかというと、予算が確保されている希少な案件だから。
(大手代理店でもそれが許されないケースは多いんですが、それは予算が確保できないからで、ほとんどがコレ)

ネット通販はコスト・納期との戦いですから、そこを省くことが多いので、印刷してみて「イケてた」って言ってる人が、はたしてちゃんと調整されたものになってたかというと、誰も保証できないんですよ。
(ネット印刷で色調整してくれるケースは、ちょっとやったことがないので)

で、ここからがキモなんですが、RGBで作って納品するっていう場合、必ずやっておかなくちゃいけないことがあります。

なにかというと、PCと、モニタと、プリンタのカラーマネージメント。
それから、作るデータのカラープロファイル統一。

まずそれをやっておかないと、誰も正しい色データを判別することができません。

簡易的でもある程度できる方法がありますので、調べてみてください。

あと、CMYKのカラーチャートは買うようにしてください。
モニタとプリンタとカラーチャートを見比べて、なんか色がキツいと思ったら、それは明らかに設定があってないことになりますでしょ?

絵描きさんは直感で描くわけですが、描く人と印刷所で、同じ色を同じように見ているとは限らないんですよね。
だからカラーマネジメントが大切なんですけれども。

カラーチャートは「わかりやすく10%刻みで印刷してある」のがキモなんで、それだけでも持ってるだけで違います。




2.RGBからCMYK変換して印刷したというようなツイートをよく見かけたのですが、それはCMYKにただ変換するだけではなく、元のRGBに近づけるような調整をしたということなのでしょうか?


これは人によります。
わかってる人はちゃんと色を追い込むし、わかってない人は一発ポンでCMYKってやってると思います。
そうでなければ発色のいい多色プリンタで出力して、それを色見本にして印刷所に渡します。(予算のある人)
その後、色校正するんですね。

自分でやって、しくじってるケースってのも、やっぱりあるんですよ。
気づけるかどうかは、その人の能力次第ですし。

あと、元のRGBに近づけるというよりは、できるだけ破綻が少ない線を狙うって感じではないかと。

アート紙なら総インキ量380%でいけるかもしれないけれど、マットコートだと300%以下とかの縛りがあります。
プレビュー見るだけでも「どうやって追い込んだらいいのかわかんねー」っていうケース、出てきますからね。

トーンカーブ一発でどうにかなるわけじゃない、ということも理解を進めておいてください。
(せっかく塗ったところを、さらに調整レイヤーで洗う、みたいなことがある)




以下、余談ですけれども。

ここでいろんな人がCMYKで描けとお書きになっているのは、
プロファイル変換時の色転びが担保できないからやらないほうがいい、
という合理的なお話に基づいています。

たとえば人物の肌の色を決めるとして、ものすごく淡い色を基調にするとします。
仮にM3% + Y8% みたいなやつ。(印刷できっちりその色が出るかはわかんないけれども)

これ、RGBで作って変換したらC版にも網点が製版されてたとか、イヤじゃないですか。
明らかに意図しない濁りになる要素とかね。

だから、もともとC版に色を入れたくないというのがあれば
「深く考えずに描く」ためには
CMYKで描くほうがいいよね?
ってお話だと思っていただければ。


あと、グラフィックさんなどが6色RGB印刷ってのをやってますよね。
あれは業務用のすげえカラーレーザープリンタに蛍光色が2つ追加されてるモデルが使われてます。
オフセットじゃない、というのがミソ。(ハイエンドデジタルはトナーです)

オフセット印刷でも蛍光色を追加した印刷があるんですけれど、
すごい予算が動く案件でないと使えません。
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この回答へのお礼

助かりました

丁寧なご回答をいただき誠にありがとうございます。
こんなに詳細に教えていただけるとは思っておらず、感謝の気持ちでいっぱいです。
印刷方法によって色々あるから作業に入る前に必ずどっちか聞くのは必須のようですね。(お恥ずかしながら出来ておりませんでした。)
CMYKのカラーチャートについて全く知らず、教えていただけて大変助かりました。

お礼日時:2023/12/22 11:24

色範囲の図は見たこと無いでしょうか。

どう考えてもCMYKのほうが範囲が狭いので、RGBから変換したら全体がくすむことになります。

当たり前の話ですが、RGBの高彩度色が特色でも指定しない限り塗料の基本色の掛け合わせで出るわけがありません。
カラープロファイルを印刷用に変えてカラーパネル見たらまずおかしな事になっていると思います。
基本は、というより原則はCMYKを作ってからRGB変換です。
印刷機がRGBに対応した特殊なものなら問題ないですし、家庭用のインクジェットプリンターで、ドライバー内でどうにかしてくれる設定があれば良いですが、一般的なオフセット印刷など考えているのなら、残念な結果になる可能性は高く、これが仕事なら損害になるほどのミスになると思います。

もし仕事で先方が居る事なら、
色調整してどうしてもRGB特有の色が出せないのなら、CMYKでおかしくない程度にまで色調整してから、先方に印刷はどれほど違うかを確認してもらいOKをもらうしか手はありません。黙って印刷にかけたら色々と大変なことになると思います。
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この回答へのお礼

ありがとう

お礼日時:2023/12/21 19:36

RGBでイラストを作成するところが問題です。



RGBで「この色」としてCMYKに変換すると、小数点以下の%まで表示されます。

こうなると、実際の印刷では表現しきれません。

最初からCMYKでイラストを作成すれば、RGBの方は、ある意味どうにでもなります。

RGBとCMYKでは、根本的に色の見せ方が違うため、厳密には一致できないのです。

で、印刷の色味優先にしておいた方が、後の修正が楽ということですね。

ただし、相手側がWeb利用が中心ということなら、この限りではありません。
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この回答へのお礼

先にCMYKで作成すれば確かに後でWEB用に編集できますよね。
やってしまいました…
相手の方はwebと印刷用半々くらいでご使用されるようです。
今は印刷が進化しているからRGBでも大丈夫みたいな情報を鵜呑みにし深く考えずRGBで制作し始めてしまいました。もっと念入りに調べてからやるべきだったと後悔です。
大変勉強になるご回答をいただきありがとうございました。

お礼日時:2023/12/19 15:01

ぶっちゃけ、それを調整するために試し刷りするんだ。


で、色合いの微調整をする。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
プロは試し刷りして自分でも確認するんですね…!
とりあえず色調整します。

お礼日時:2023/12/19 13:26

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