「良心の自由」というのがわかりにくいのですが

「良心の自由」というのがわかりにくいのですが、
例えとしては、以下のようなことでしょうか？

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ある日、会社員のタケシさんは、公園を歩いていると、
数人のヤンキーがホームレスをリンチしているのを目撃しました。
しかし、タケシさんは引きこもりニートから難関資格を取得して、大手企業の職を得た
たたき上げであるため、自己責任論の塊のような人物でした。
そのため、タケシさんは
「おーおー、ホームレスのような社会の底辺に、努力を怠って堕ちるところまで堕ちた末路を見せつけてやれー」
とヤンキーの暴力をあからさまに正当化し、鼓舞するような発言をしてきました。

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つまり、タケシさんは、いかに暴力行為を正当化しようと、
実際にヤンキーの暴力に加勢ないし加担していない限り、
罪にはならない、ということでよろしいのでしょうか？

No.4 回答者： larme001 回答日時： 2024/02/25 19:11

「良心の自由」とは、内心でどのような良識や価値観、考えを持っていてもそれ自体を制限することも罰したりすることもできないし、すべきではない、という考えです。

すなわち、国家権力的な行為によって人の考えを縛ることはたとえそれが社会正義に反するような考え方であっても「内心で思ってる限り」においては介入できない、とする考えです。あくまで憲法上の権力を縛ることや、公権力によるルール策定にあたる懲罰的な扱いに対して禁止してることでしかありません。他者との関係において具体的な行為などによって衝突した場合はその行為自体が社会相当性を欠くことや公序良俗に反するものであれば当然制限を受けることもあります。

＞「おーおー、ホームレスのような社会の底辺に、努力を怠って堕ちるところまで堕ちた末路を見せつけてやれー」
とヤンキーの暴力をあからさまに正当化し、鼓舞するような発言

は、端的には現場助勢罪(刑法206条)になる可能性があります。具体的にそうした野次がむけられた相手がそれによって結果をもたらした（傷害や傷害致死など）場合に問われる場合はあります。
～
ここで言う「良心の自由」とは、たとえその行為が処罰されたとしてもその人価値観（底辺だとかどうとかいう考え）そのものを改めることまでは処分できないというだけの話です。

No.3 回答者： atoiti 回答日時： 2024/02/22 07:12

ホームレスでも生きるために努力しているよ。

タケシは、ヤンキーの暴力と同じ罪だ。
タケシは、弱い者を侮（あなど）り、強いと知ると諂（へつら）う
人の苦しみに無関心、人の不幸を喜ぶ、腐った物体です傍観者だからだ

この世で最も忌むべき存在、それは傍観者です
シニシズム（冷笑主義者）です

タケシのような傍観者の無言の合意のせいで
この地上には「差別、貧困、暴力」が存在するのです

No.2 回答者： tanzou2 回答日時： 2024/02/22 03:27

「良心の自由」というのがわかりにくいのですが、

　　↑
内心の自由のことであり、
倫理的なのが良心の自由であり
それ以外が思想の自由、というのが
一般的な説明です。

良心の自由など、内心の自由は絶対的
なので、無制限に保障されます。




つまり、タケシさんは、いかに暴力行為を正当化しようと、
実際にヤンキーの暴力に加勢ないし加担していない限り、
罪にはならない、ということでよろしいのでしょうか？
　↑
現場で、ヤンキーに向かって暴力を鼓舞するような
発言をすれば、これは表現の自由の問題になり
良心の自由を超えています。
だから幇助犯になり、処罰されます。

黙って見ているだけなら
思想良心の自由、ということで
犯罪にはなりません。

No.1 回答者： fadklsj 回答日時： 2024/02/21 23:35

憲法の「良心の自由」は、個人が自分の信念や価値観に基づいて行動する権利を保障しています。

この権利は、人々が自由に意見を持ち、表明し、実践することを許可しています。しかし、この自由は他人に対する差別や偏見を正当化するために使われることもあります。

「ホームレスは自己責任だ、暴力をふるわれて当然だ」という考え方は、一部の人々によって使用されることがありますが、これは社会的な問題を単純化し、貧困の複雑な原因を無視するものです。貧困は単なる個人の努力や能力だけで説明できるものではありません。社会的な要因、経済的な制度、教育の機会、健康状態などが影響を与えています。

したがって、憲法の「良心の自由」は、個人の信念を尊重する一方で、社会的な問題についても公正な議論を促すものと考えられます。差別的な考え方を持つ人々に対しても、対話を通じて理解を深め、社会的な課題に対する適切な対策を模索することが重要です。