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日本人は歴史的に、血統より家柄に重きを置くらしいです。
何故だと思いますか?
血統重視だったらあんなに養子縁組しまくりませんよね。

A 回答 (3件)

家制度があったからでしょう。



血統にこだわっていては
家を維持、継続することが困難
です。

日本民族は均一的で、日本人は先祖を
遡れば皆、天皇に行き着く、という
神話があります。
だから血統よりも、家を重視出来たのです。

これが中国となると、異民族が乱れていますので
血統が重視されることになります。
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「家」が相続の証明になるからです。



現代社会は土地などの財産を国が証明してくれますし、親子関係も書類が証明してくれます。土地を買えば登記し、子供が生まれれば戸籍に載せるわけです。後は本人証明ができれば、ほぼ自動的に「自分が相続する財産」が分かります。

しかし、こういう仕組みが無かった時代、または戦乱で証明する公的な役所自体が変わってしまう時代は「家系」しか財産や相続を証明する方法がありませんでした。

だから「〇〇をする家系は先祖代々、そして子々孫々まで同じ土地で同じ仕事をしていく」ことになったのです。そして「家」とは単に家系のことではなく、武家なら主人からもらった役職の継承、商家なら取引相手との関係や商売する場所や組合の資格、農家なら土地や集落での地位、などの生活の糧を継承することでした。

しかし、商家で商売上手でも、武家で武功のある家系でも、農家で広大な土地を持つ豪農でも「子供に恵まれない」ことはあります。

子供が生まれないだけでなく、成人する前に死亡する、または家督を継ぐ能力がない、という場合もあるわけです。

そういう場合養子縁組で後を継いでもらいます。そして老人は隠居して、しばらくの間は「相続した人が正しい相続人であることを証明し続ける」のです。

「家」とは、武家なら家族や家来などの一族郎党、商家なら番頭以下の奉公人や取引相手、農家なら小作を含めた親族一同が生活するための糧を得るという意味のほうが強かったのです。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます。
非常に勉強になりました。

お礼日時:2024/04/08 20:47

長く続いた家督精度の影響です。

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