選択科目に興味がもてません。
小・中学校のとき美術や図工が大好きだったのにショックです。
特に西洋美術史やキリスト教美術史に全く興味がわいてきません。授業を聞いても本を読んでもだからどうしたって感じなんです。すべて机上の空論のように聞こえます。
好きで選んだつもりなのに・・・
ゼミにはすごくこれらに詳しい人が楽しそうに勉強していて、私は圧倒されているんだろうか?興味がもてないというのは逃げてるんだろうか?とか考えがぐるぐる回って判断がつきません。
最近は美術館に行くのも恐怖です。
何も感動できないんです。
何か初心者にもわかりやすい面白い本はありますか?
また哲学とか好きな方、どうして好きになったんでしょう?
私は心が貧しいんでしょうか?
普通にきれいな絵だなと思うだけではだめなんですか?
苦しいです。
No.15ベストアンサー
- 回答日時:
# 私なんとなく小中高の美術と趣味で絵を描いてる事の延長線上に今の勉強があるような気がしてたんですが、もしかして頭を切り離して考えないといけないんでしょうか。
頭を切り離して考えた方が、いいと思います。むやみに追い込まれていらっしゃるみたいなので。パンが好きな人が必ずパン屋さんになるというもんじゃありません。
ものごとというのは、自分との関係性ができたときに、初めて面白いと思えるんです。そうなったらそのときに勉強すればいい。
ぼくは大学のとき法学部で、本当にぜんぜん勉強しませんでした。選択科目どころか、選択学部ごと面白くなかったです。単位が楽に取れるという評判の授業ばっかり履修してました。試験以外は一回も出席したことの無い授業なんかもたくさんありますから、何を履修したのか覚えてません。たぶん卒業したときは「六法」の六つって何か、言えなかったと思います。
ところが社会人になってから、畏れ多いことに、上場企業の法務部長なんて仕事もやったことがあるんですね。世の中何どう転がるかわかりません。
法律は面白いですよ。でも学生の時にはさっぱり面白くなかった。他所様の林の端っこを温泉の水道管が通っていて、買い取れとかそれはムチャだとかいった権利侵害事件の判例なんて、今でもちっとも面白いと思わない。学生の頃の授業というのはそういうのをやってました。
ワンクリック詐欺はどの時点でどういう風に契約無効を主張できるのか、なんてのは、知ってると面白いです。ぼくはその手のメールはしょっちゅうクリックしますけど、「法的手続を取ります。」とか「警察に訴えます。」とかメールを頂いたら、ドーゾドーゾって嬉しくなります。
ぼくの場合はさすがに学生の頃にもうちっと勉強しとかないといかんかったなと思いましたけど、興味が湧いてから勉強しても、まあなんとかなりました。ちょっとチャランポランなとこもあったかもしれませんが。
こうあるべきだ、じゃなくて、こうしたい、好きだ、嫌いだ、という感情が物事の源泉です。
ほとんどの物事は、テキトーに、イイカゲンに、片付けることができると思います。「適当」「好い加減」って、本来の言葉の意味を考えると、ものすごくいい言葉だと思いませんか。
力まないで、もちっとリラックスしても、大丈夫です。
体験談がとてもわかりやすかったです。ありがとうございます。
★ご回答いただいた皆様へ
今日、岡本太郎さんの「芸術と青春」という本を読んだんですが、学校で習う学問としての美術?とアーティストの間には隔たりがあるという事がはっきりかいてあり少し納得しました。私はなんというかそれを一緒にして考えるべきだと思っていたようです(しかし感覚的には一緒に考えられなかった)
本も今まで専門書の中で簡単な物を探してたんですが、視点を広げて自伝とか娯楽的な読み物も読んでみようと思いました。
まだ何か頭の中がもやもやとするのですが、はっきり言語化できたらまた質問させていただこうと思います。
今まで誰にも相談できなかったのに色々ありがとうございました。
No.13
- 回答日時:
N02のkaitaradouですが、ほかの方たちとのやり取りを読ませていただいているうちに二つの点に気がつきました。
ひとつは、美しいとか感動したというのは大脳皮質よりも小脳の機能であるという説があります。貴方の場合大脳の論理と小脳の働きが遊離しているのかなと思った利しました。貴方は体を動かしたり楽器を奏でることをよくやりますか。もうひとつは、外のの世界と頭の中の世界がやはり遊離しているように思われることです。他の人が描いた絵を見るというのは外の世界のことです。外の世界そのものには美しさも感動もないわけです。大脳皮質による理解というのは、この場合外の世界に即しています。だから感動がないのは当然です。又興味がないのも当然です。感動は頭の中の世界の出来事です。パニックになるというのは外の世界と頭の中の世界が重ねられないからだと思います。すみません。難しくてよく出来ません。今まで平々凡々と過ごしてきて脳に問題があるとは意識した事がないんですが、哲学にもともと向ていないという事はわかりました。
No.11
- 回答日時:
# 選択科目に興味がもてません。
# 小・中学校のとき美術や図工が大好きだったのにショックです。
芸術と、それについての評論ですとか美術史みたいなものっていうのは、本質的には全く別な物だと思います。芸術と論理とは使う脳も違うとか聞きますし。
音楽とか絵とかに感動する、感動しないまでも気に入る、ということは、論理的なことじゃないですよね。
論理ってそもそもは感情が基礎になってるものなんですけど、感情の集合を論理として抽象したとき、具体的な一個一個の感情は、どこかに行ってしまいます。抽象された論理性というのは、感情とは別なものだと思います。
美術に興味を持って、そのせいで美術史にも関心を持つということは、あると思いますけど、それは、車を買ったらタイヤにも興味を持つようになることがある、というのと同じだと思います。
しかし本質的にはタイヤが好きなわけではない。
また、車が好きな人が誰でも必ずタイヤマニアになるわけでもない。
もしかすると、美術館に行って絵を見たら、論理的にそれらを解釈できなければならないという強迫観念に迫られてないでしょうか。
そもそも芸術って、論理では伝わらないものを伝えるものです。それをまた論理の世界に引き戻そうとすることを目的に据えてしてしまっているとすると、本末転倒です。
「わたし何やよーしらんけど、ピカソの絵ぇって子供の落書きみたいやから、あんまり好きちゃうねん。」
という、大阪のオバチャンがいたとしたら、ゲルニカの時価評価額が10億円だろうが100億円だろうが、オバチャンに於いてその感想は絶対なんです。説明はいらない。
ダヴィンチ、嫌い。という人がいたとすると、その人は感性に忠実なのであって、ダヴィンチが有名だというだけで何となく凄そうだと思ってるぼくなんかよりも、よほど絵画それ自体を真面目に捉えている人です。
# 何か初心者にもわかりやすい面白い本はありますか?
偉そうに書きましたが、実は美術史なんか齧ったことも無いので全く知りません。
# また哲学とか好きな方、どうして好きになったんでしょう?
たぶん好きですが、ハイデガーだのソシュールだのが何をしたのか知りませんし、勉強する気もいまのところありません。
それを知らないこととぼくの哲学的な信念とは、無関係です。
# 私は心が貧しいんでしょうか?
先に書いたように、芸術に対する感性と、キリスト教美術史は、本質的に関係ありません。
# 普通にきれいな絵だなと思うだけではだめなんですか?
だめじゃありません。
# 苦しいです。
笑い飛ばすような問題です。
あーそうだ。
マイルスデイビスという、ジャズの帝王と呼ばれた人の自伝を読んでみて下さい。
マイルスは音楽の勉強をするためにニューヨークのジュリアード音楽院とかいう有名な学校に入学したそうなんですが、先生が、
「ブルースとは黒人が差別された苦しみの中から生み出した音楽です」
とかなんとか授業で説明したのを聞いて、
「ふざけんなオレは差別されて苦しんだことなんか無いがブルースは演るぜ」
とか言って(会話部分はいずれもウロ覚え)、1年で退学して、チャーリーパーカーにくっついて回って、トランペットの勉強をしていました。
だからマイルスは、ジュリアード音楽院で教えている音楽史を知らないはずです。
ノーベル音楽賞というものがあったら3回ぐらい受賞してるだろうというような人ですが、それで困ったことがあるとは言ってませんでした。
マイルス・デイビス私も好きです!自伝は読んだことなかったので今度読んでみます。私なんとなく小中高の美術と趣味で絵を描いてる事の延長線上に今の勉強があるような気がしてたんですが、もしかして頭を切り離して考えないといけないんでしょうか。
No.10
- 回答日時:
>教授はとても美術史等に情熱をもっておられ教育熱心です。
それはいいことですね。西洋の文化は、基本的にキリスト教対土着宗教
カソリック対プロテスタント
そういう対立する軸の中で、オリエントや東洋・インドのエキゾチズムや
技術が混在しているわけで、モツ鍋やおでんのような、何が湯主役か
わからない茫洋とした部分がありますね。
美術史を語る先生にも得意分野があったりしますが、哲学的視点で
現象学や記号論で攻めてこられると、(まぁいまどきいないでしょうが)
素人泣かせで難儀ですよね。
>ほかの学生も論文がおもしろくて徹夜したとかの人です。
すごいですね。テーマはどのあたりなんですかね。もともと今の学生の
背景には、指輪物語とかアーサー王伝説とか、死海文書とかダビンチコード
とか、ケルト文様とか、聖書や多くの神話を下敷きにしたスターウォーズとか
ギリシャ神話とかハリーッポッターとか結構素養ができていたりしますね。
ゴシックに限らず、ロマネスクでもバロックでもわりあいテーストや背景に
なじみやすいのかもしれませんね。
>でも私はその熱さについていけません。
美術史を熱く語る若者・・・うーん。あまり流行らない気もします。
>この春休みにロンドン、パリに行ってきました。
いいですね。うちの娘も同じ時期にパリに行ってましたよ。観光旅行ですね。
ダビンチコード読んで、ルーブルもう一度見たいとかいって出かけていきました。
理系の学生なんですがね。
>博物館系は楽しく鑑賞できたんですが、ゴシック美術の部屋に入った時に、
ゴシックはともかく躁病患者の熱中というか狂気ですよね。偏執狂。
微細に描き尽くすということでは、ダリの絵とも一脈通じる。
>この部屋の絵のすべてに意味があるんだと思ったとたん、
>作者の宗教心?とかいろんなものが大量に頭の中に流れ込んできて
>パニックになったようで気分が悪くめまいがしてしまいました。
いやぁ 繊細な感性をお持ちですねぇ。敬服いたします。
天に同化しようとした狂気の時代、技術のバブルというかともかく芸術には
常に偏執的側面はつきものです。
ゴシックの魔物に憑かれましたね(^^)
もともとがローマ風という意味のロマネスクの優美さに対して
ゴート風(野蛮な)というのがゴシックという語源です。ゲルマン民族がキリスト
教の影響下で独自の国民文化として作り出したゲテモノがゴシック。
まぁ無骨な武士が作った日光東照宮のようなもんですな。
ルネッサンスの土台みたいなもんだと思ってあっさり流したほうがいいです。
>それからルーブルに行ったんですが、何かスイッチが切れたように
>何を見ても全く心が無感動でした。
ノートルダムもルーブルもすべて豊穣の美ですよ。
ロココとゴシックを結ぶのにやはりルネッサンス美術が必要で
そういう意味ではローマとフィレンツェに行かれたらよかったですね。
南欧の能天気さは、美術でもどこかゆとりがあります。
システィナ礼拝堂は、描き尽くされた絵というよりも空間の広がりと
天空の無限を感じます。
>若い人の企画展やギャラリー、デパートとかの展覧会は平気なんですが、
>美術館に行こうとすると足がすくみます。
構えていますね。こころに鎧ができています。それともゴシックの妖怪と
ロココの亡霊に憑かれたのかな。
>以前はピカソや草間さんの作品が好きだったんですが
ピカソは本当に天才ですよね。草間彌生は真の芸術家ですね。
横尾忠則や荒川修作に彼女ほどの生命力があればよかったのになぁ
と思います。
>アート系の雑誌等も私にはわからないと表紙をみただけでアレルギー反応がおこります。
美術■帳って今5000部くらいしか売れてないんじゃないですかね。
読めないというか画廊の広告ばっかしでリクルートから出したほうがいいかもって感じ
嫌いなものを嫌いというのも美術史を学ぶ態度として間違っていません。
福祉を目指す学生が山谷のドヤ街へ入り込んで思わず嘔吐してしまったとしても
恥ずべきことではないでしょう。
永平寺で修行する若い僧が、参拝にきた若い美人にぼーっとなってしまっても
それは仕方ない。
むしろ、意味のある拒絶反応ということでしょう。
質問者さまは、評論という目以上に、感覚の精度が高いのでしょう。感じたことと
の多量な力を言葉に置き換えることになれていないのです。
私も、音楽は好きですが、息子が好きなロックのコンサートに同行しましたが
エアロ・スミスでさえ、ちょっと難しかった(;;)
エリック・クラプトンとかならなんとか大丈夫なんですが
とにかく、芸術の鑑賞に得て不得手があるのは仕方がない。
好き嫌いという枠組み以外に苦手なジャンルがあってもいいような気がします。
人間ちゃわんじゃないから 角が欠けていたってそのほうが面白い。
好きなことを好きに学んで必要な単位をとればいいし
あなたにしか書けない視点でレポートを書けたらいいのでしょう?
あなたにはあなたの生きてきた背景があなたのオリジナリティとしてあるのだと思います。
自信を失わないでください。
西洋美術史(中世)の先生です。図像学、美学もご専門のようです。確かに私言葉におきかえるの苦手です。長嶋監督の言語感覚にすごくシンパシーを感じるレベルです。私には長嶋さんの言わんとしてる事よくわかります。私も人に説明する時あんな感じです。
No.9
- 回答日時:
素人が絵を見ても「だから なに?」って気持ちになる。
わかります。私もそうですから。
ただ、見方を教わってから、1枚の絵を見る時間長くなりました。
10分以上見つめていることがあるかも。
右から見た場合、左側から見た場合、別な映像になったりする絵があります。
1枚の絵なのに、全く違う世界に見えるのです。
右から見ると明るい世界。左から見ると暗雲漂う悲しみの世界。だったりします。
他には最初近くでみて、だんだん遠くに離れていくんです。
すると、「あ。。。」と何気ない木だったものが、図形を成していることに気づいたりします。
それに気づくと、「偶然か それとも画家が何かを託したのか・・・」なんて。
モデルと実際の絵の人物が違っていて、「全然似てないじゃん」って素人の私などは思うのですが、 絵画は模写ではない、画家が何かを絵を通して訴えていると知ってからは、「この絵が持つ世界は・・」なんて、一応 知ったかぶりっぽくして絵を眺めます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E5%BE%8C% …
最後の晩餐 レオナルド・ダ・ビンチ。
このイエスの横に座っているのが誰なのか ということで物議をかもし出しているようです。
イエスと離反するようなポーズ。
ヨハネというのが通説でしたが、顔が女性的でマリアではないかという説が浮上しているそうです。
ちなみにダビンチはイエスとユダのモデルは同一人物を使ったのだそうです。
それを聞いた時、はぁ はぁ はぁ・・・ やっぱり とか思うのは私の深読みなのかしら。
http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/davin …
左側が制作が古くルーブル美術館のもの。
右側が書き直されたものでロンドンナシュナルギャラリー版。
古い方のマリアの背景を見ると、、、、
「この女は処女などではない」というダビンチのメッセージが隠れているという見方をしようとすればできるらしいです。
たまたまが2つとでっかい一物をイメージするような岩が描かれているって。
古い方はウリエルがヨハネの結末を暗示しており、マリアはヨハネを威嚇するかのように左手でヨハネを制し、イエスを庇っている。
という見方もできるのだそうです。
当時は反キリストであれば処刑されていたそうで、ダビンチはそういうことはおくびにも出してはいけなかった。
パトロンや金持ちが黄金で金ぴかだらけのキリスト教の宗教画を描けと言われても、ただお望み通りのキンピカ黄金の帝国を描くことはダビンチのポリシーが許さなかったのでしょう。
それで、依頼された絵画にわからないようにコードを残した ってな事も言われているそうです。
その当時、画家は金持ちのパトロンによって養われていたそうです。
パトロンに反してしまったら、失業だけでは済まされない。
恐ろしい時代の絵画だという見方をすれば、その当時の絵画は繁栄と恐怖の歴史が込められていると興味深いものになります。
何を金持ちは金に任せて創り上げようとしたのか。
例えばピラミッド。
絶対的権力を持つ王の墓。
よく、あの当時の技術でどうやって作れたのか ってあーでもない こーでもないって。
その後、ピラミッドは建築されることもなくなり、何世紀か後にヨーローッパに別の形のピラミッドが姿を表し出した。
天を威嚇するかのようにするどくとんがっている巨大建築物。
さきっぽには十字の槍が設置してある。
天を十字で威嚇するようなこの鋭い鋭利な建物。
外国でも巨大なこの建築物を見ましたが、やはり、随分遠くからその石は運ばれてきたと聞きました。
あの当時の技術でこれだけの石をどうやって運んできたのか。
中を見ると、外の威厳とは別に黄金がちりばめられている。
外は威厳、内面はきらびやかな虚飾。
うーーん、、、
その後世界ではこの巨大建築物が建てられなくなった。
もうこの手の建築物をいくらたてようと、無駄であるという領域に到達したのか。
彼らは別な部門で帝国を築き その象徴の巨大建築物を建て出した。
この地球を統治しているのは我々だ と言うかのような建築物。
しかし、この前爆破されちゃった。
それでその支配が終ったわけでは全然なく、再度建てられることになった。
その設計者が誰なのかと知ったとき、我々が知らないところで壮絶な合戦が行われているんだなぁ。。。とか空想を飛躍させたりしています。
確かに私の考えは机上の空論かもしれない。
右から見た絵と左から見た絵が別の世界。
1枚の絵なのに二つの世界が描かれている。
見方によって世界が違ってみえる。
ってことでしょうか。
どうして見る方向によって違ってみえるようにわざわざ作者は描いたのか。
見えたからじゃないかと思います。
って書くと、『「あなたが回答いただいたスレッドは質問者が当サイトの規約に反したので、スレッド自体削除させていただきました」という定型分の下に「当サイトは宗教を擁護しております」』というメッセージを追加した一文がどこからか送られてくるのかなぁ・・・
こえ~! 監視されてる~ 笑
監視をかいくぐりながらこっそりメッセージを残したダビンチ。
なんか気持ちわかるなぁ・・とか思ったりします。
絵画には画家の見える世界が描かれていると思って鑑賞すると、「この絵は何を訴えているのか」って興味が沸くかもしれません。
美術を楽しんでおられるようでうらやましいです。私も昔はそうだったんですが、何か論理的に感想を発表しなければと焦って楽しむ事ができなくなってしまいました。
No.8
- 回答日時:
美術を哲学的に語ったもので面白かったものを挙げてみます。
誰の絵だか忘れましたが(有名な人だったはず)、静物画で写実的に描かれているものです。その中で瓶の口の楕円に描かれているのですが、画家から見えるはずのものよりも円に近い楕円で表されているのです。おそらく、画家はそう描いた方が、瓶のリアリティを引き出せると思ったのでしょう。単なる視覚情報としての楕円を人は「瓶の丸い口」と頭の中で置き換えている。そのことを意識し、人の中で表現されているものをキャンバスで表そうとしたのだと思います。
あと、有名なのがピカソの「泣く女」です。ある時間における人の表情というのは一つしかないはずですが、ピカソは一つの顔に複数の表情を描くことで、外面と内面のギャップや、心情の複雑さを描いたと言われています。
どちらにも言えることですが、人がものをどういう風に見ているか、見えているかを意識することが重要なのだと思います。シュールレアリスムは意図的にその型を崩してアートにしていると聞いたことがあります。
一つの「ものの見方」程度で、学んでみるのも一興だと思います。絶対必要だとは思いません。
No.7
- 回答日時:
多くの回答者様と同じく、僕も気にする必要はないと思います。
アーティストと学者は全くの別物ですから。
私46歳のアーティストです。
美大生の頃はあなたと同じく興味は持てないどころか、バカにしてました。
今、思い起こせば正解!だったんです。
あなたが制作者なら唯我独尊、自分を見つめ、信じて突き進んで下さい。
学芸員等を目指しているのなら「学業の一貫」としてこなせば良いのでは?
いろんな考え方はあるでしょうが、愚にも付かない事にプライドを持っている人にはなりたくないですね。
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