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 ほとんどすべての占いは旧暦で考えると理解していますが、どうも細木数子さんの六星占術に関しては新暦で行っているようです。
 これは本当でしょうか。
 計算するときは旧暦を考慮しているようですが、出た結果を見るときは新暦に当てはめるようです。
 この考えが正しいのか間違いなのか皆さんのお考えをお聞かせください。
 ちなみに私の読んだ細木さんの本は「宿命大殺界」「決定版大殺界に克つ相性」「運命と宿命」のみです。
 よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

 細木さんの本はお読みにならない方が良いですよ。



 私が見たところ、細木さんご自身、占いについて全く分かってもいないで書いているとしか思えないものです。
 おそらく、「占い本を出せば儲かる」という理由で出しているだけだと思われます。もちろん、本を出すために、ある程度の占いに関する入門的知識はあちこちつまみ食い的に仕入れたようですが。それも中途半端で滅茶苦茶な内容です。

 まず、「新暦」とおっしゃっているのは、現在日本でも使われている「グレゴリウス暦」のことを指しておられると思います。
 ご存知のように、この「グレゴリウス暦」は、天体の運行とは無関係の、人間が勝手に各月の区分を考えて作られた暦であって、その区分自体には何の意味もありません。

 次に「旧暦」とおっしゃっていますが、一般に「旧暦」というと、明治初めまで使われていた天保暦を指します。これは太陰太陽暦の一種ですが、閏月の考え方が古来より幾度か変遷してきています。中国系の占星術の一種である『紫微斗数』は太陰太陽暦を用いますが、この天保暦とは閏月の考え方が異なります。

 中国では古来より、太陰太陽暦のほかに干支暦というものが用いられてきました。
 中国系の占星術の一種である『四柱推命』『算命学』は、この干支暦を用います。
 干支暦における月の区分は、24節気の変わり目の日を基に区分します。この24節気の変わり目の日とは、実は、黄道上における春分点を0度とした時に、太陽が黄経で、15度、45度、75度、・・・の地点に到達した日のことです。したがって、当然、天体の運行とは無関係に定められているグレゴリウス暦における月の区分とは異なることになります。

 『六星占術』は、私の見たところ和泉宗章氏の「算命占星術入門」と「天中殺入門」の2冊を元ネタに、占いの何たるかも知らない素人が勝手に滅茶苦茶な内容にして売り出しているだけのものです。彼女が出した複数の本の内容を見比べてご覧になればお分かりになると思いますが、月の区分についても、本によってグレゴリウス暦を用いて見たり、24節気のそれを用いて見たりとマチマチになっているはずです。

 彼女の本を何冊買って勉強しようと、ドブに金を捨てるようなものです。それくらいならば、1000円ちょっとで買える『四柱推命』の入門書でもお買いになった方が、よっぽど安くてためになると思います。なにしろ、『六星占術』の元ネタは『算命学』と考えられますし、その『算命学』の元ネタは『四柱推命』と考えられるのですから。

 それでは、お元気で。
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この回答へのお礼

 どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/06/30 11:39

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