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お騒がせします。ひとつ前で「オーディオ界の住人に質問」を書いたaudiofanです。お寄せいただいた回答を拝見していて、ふと別の質問の仕方を思いつき、同時進行で質問させていただいてよろしいでしょうか。
「オーディオ界の住人に質問」で私が希望したような音(簡略に述べさせていただくと、聴き手を包み込むような広がりと音の浸透力、鮮やかな分解能、音楽の再現力の高さなどで、音楽の説得力が半端でなく強力であるということ。表現力が底なし沼のように深く、その正体を露わにしないこと」
皆様の中ですでに私の言わんとしていることを実現しておられる方がいらっしゃいましたら、システム全容とセッティングの要、苦労話しなどを是非ご披露していただけませんか。オーディオをともに喜び、ともに苦しめればと思います。現在のオーディオ装置を入手するため、休みの日はアルバイトをして、こつこつ貯金してようやく購入しました。現代オーディオは確かにいい音がします。
しかし、音楽の高み、別次元にリスナーを運び去るような凄み、怖さ、至福感などはこれらから残念ながら得られることは今までありませんでした。私がここに質問していることは、現代オーディオに望んではいけないことなのでしょうか。確かに現代オーディオは科学的です。音波の研究、ノイズとのあくなき闘い!でも果たしてそれで私が言うような音楽の世界に誘うだけの能力が見えてくるのですか?私はそれらを現代オーディオで実現できないか、格闘しています。同じことを考えられた方、同好の先輩の意見を聞きたい!よろしくお願い申し上げます。

A 回答 (3件)

audiofanさんの問いかけに同調する答えは、私には書けないと判っていながら・・・「意見を」という事なので敢えて書きます。



音楽そのものや演奏家の魅力が、リスナーに的確に伝わる為には、確かにオーディオ装置のグレードや、それらが発する音の品位(音響学的な意味での)は、大いに影響してくるでしょう。誰もラジカセレベルでは武満徹を聴きたいと思わないでしょうし、私自身は昔チープな装置で聴いて好きになれなかったマイルスデイビスが、装置のアップグレードと共に惚れ込む対象に変わって来ました。
しかしながら、音響学的な意味での品位ばかりを求めすぎれば、「音楽」を見失うことも多いのではないでしょうか。オーディオは演奏の模倣をする装置だから、完全一致は所詮ありえないし、演奏家はそもそも磁性体に記録される波形に対して命を吹き込もうとしているんじゃ無いと思うんです。やはり生身の身体で、周りの空気を震わせているのであって、その為に何十年も精進するわけでしょう。だから、もっともっと同じ空気吸いに行けばいいんじゃないかなぁ。高いオーディオ買うお金の、2割くらい使って行ってあげて(^_-)

私自身はホールでビッグバンドの生音に酔い、酒場でピアノトリオを見つめながらバーボンを舐める事の方が、オーディオよりも遥かに幸福な趣味と思ってます。でも一方でオーディオに手間もかけるしお金も遣う自分が確かに居ますね。スピーカーはPL100ですし、LINNのDSいじくって、ああでもない、こうでもない・・・とやってますから。ただし、精神的に緩い状態でやってます。震災でPL100倒れても、あまりショックに思わなかったし。雑誌や一部のショップで展開されるハイエンドな世界に伍してゆけなくても、全然悔しくはないんです。それは、オーディオが或る意味タイムマシンだからだと思います。どんなに大枚はたいても、マイルスは生き返らないし、Return To Foreverの初期メンバーは揃わないでしょう。それなのに演奏当時、観客があっと驚いた名演奏が、自分の装置で繰り返しこうやって聴くことが出来ている。もう、目的は達しているし幸福は手に入れていますから、audiofanさんのおっしゃる「格闘」ってのはよく解らないですね。

やっぱり同調しませんでした。ごめんなさい
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 私は,中級オーディオしか持っていないので,あくまでも私見ですが,オーケストラの生の演奏自体も,ホールによって大きく異なります.楽器を,なさっていたとのことなので,ホールによる音の違いのような点には,あまり気になさっていないのではと思います.


もっとも,楽友協会のような良いホールでの演奏にはすばらしいものがあるとおもいますが.
多分,audiofanさんの好みは,リスニングルームで,目を閉じると,あたかも,自分がコンサートホールにいるかのように,感じたいということだと思います.
さすれば,追求されているのは,オーケストラの各パートがあるべきところにあるように感じるということでしょう.
楽友協会での録音が,東京文化会館での再生であっても,自分がコンサートホールにいるという実感を,感じられたいのだと思います.
 となると,高音と低音の音の位相がそろっているということが,極めて重要になるのではないでしょうか?
これを,満足させるには,同軸2Way,仮想同軸2Way(1個のツィータを中心に縦に中低音部を対象に配置したもの),もしくは,フルレンジあたりを視聴されてみてはいかがでしょうか?
この場合,ツィータを耳の高さにそろえることが,重要だと思います.メーカーによるスピーカーの音色についてはお好みでということになるかと思います.
多分,スタジオモニター系のスピーカーが満足されるのではないでしょうか.一般のリスナーには雑音となる楽譜をめくる音までわかれば,最高なのではと察します.
 それから,中級オーディオでも,ケーブルで,音は大きく変わります.私は,スピーカーケーブルには,一本のケーブルの中に絶縁された電線が4本入っているスターカッド(star quad?)線を用いています.
ケーブルの切断面を正面から見たときに,左上と右下のペアを一本により合わせて+に,右上と左下のペアを一本により合わせて-に,接続します.+ラインと-ラインで発生する磁界の中心が一致するので,余計な磁場が出にくいようです.
あまり経済的余裕がないので,数百円/mのケーブル(オーデオテクニカ製)をバイワイヤリングして使っていますが,私見としては,接続の手間は面倒ですが,価格の割には,音は良いようです.ご存知かもしれませんが,以上ご参考までに.
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もと専門家です。


前回の質問と回答をあわせて読ませていただきました。
「いい音」に対する真剣な思いが伝わり、懐かしく、蛇足ながら参考意見を述べさせていただきます。
「いい音」は、とても言葉では表現できない主観的な要素が大きいのですが、コンサートホールの音、深みのある音を求められるなら・・・
低音の量感は不足していませんか?低音(特に50Hz以下)の再生はオーディオシステムでsp・cdとも設計から切り捨てられがちなところです。ところがこの耳に聞こえない辺りの音が、いわゆる音場感に深い関わりを持っています。音楽は体全体で聴くものだからです。しかもampの負担が非常に大きい。これを実現するにはspとampの価格バランスでampは少なくとも10倍はかけないと音場は出てきません。(またはマルチで)逆にプアなspでもいいampで鳴らすと解像度はともかく臨場感は出てきます。
高域の反射については部屋の四隅(天井)に吸収材をして下さい。部屋の中で本棚などの箱状のモノには遮音処理(カーテンなど)をして下さい。sp前面の床は反射させないこと。
最後に位相について。電気再生の最大のジレンマが位相だと思います。位相のそろった音のすごみはs/nなんか吹き飛ばします。
音の位相はシステムspでは各ユニットの位置関係は変えられないので、メーカーの設計上の位相距離があるはずですから問い合わせて下さい。
そして位置を動かしたspはそこになじむまで6ヶ月はかかるものと思って下さい。大変に気の長い話ですがオーディオはそういうものです。電気特性だけならスイッチオンでOKですが、振動特性はsp自体が振動しながら他に影響を及ぼして行くからです。あまりちょくちょく動かすのは現代の電気特性偏重オーディオの呪縛にとらわれていることになります。ゆっくりのんびり調整して楽しむことが大切です。
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この回答へのお礼

造脂の深いお便りありがとうございます。
大変感じ入るものがありました。
位相の調整ということは、やはりmeroさんはマルチシステムを組まれているのでしょうか。既製品の音では限界があるような気がしてきました。(ネガティブな意味ではなくて)オーディオをさらに自由に使いこなすということは、高級品を大切に飾りながら、ながめることではなくて、たとえ3万円のアンプでも、フタをとって、「どれどれ、中には何が入っているのかな?」と興味をもつこと、合わせて専門的な知識が必要ですね。オーディオ機器を素材と見て、自由に料理することこそ最高に楽しいことなのでしょうね。感動いたしました。
10倍の価格のアンプがもたらす臨場感の夢を今は見ています。
おっしゃるように、別室で駆動しているsolidというペアで4万円のspを
ちょうど10倍のアンプで鳴らしているのですが、これは確かに
溜飲の下がる音がします。
Wilsonでも同じ図式が成り立つわけですか・・・・。
泣けて来ますが、経験者のお言葉、胸に刻み込んで励んでみたいと
おもいます。

お礼日時:2001/10/18 01:22

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