プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 こんにちは
 私の身内が十数年前に自宅を新築したときのことですが、業者はコンクリに水をたくさん混ぜようとする、バイブレータは使わない(持ってない)、水撒き養生はやらない(知らない)、覆いを早く外そうとする(最初からそういうスケジュールになっている)、コンクリが鉄筋の周りに入ってなくて隙間がある状態(つまり失敗)を指摘されても直そうとしないetcと手抜き工事のオンパレードで、しかも現場の作業者はそれが手抜きだという自覚すらなかったというのです。
 施主というのは大学でコンクリについて教えている教授なので、あまり変な業者は使ってないはずですが、なぜかそういうことになっちゃったらしいのです。

 そこで質問なのですが、現在のコンクリート施工の手抜きの実態はどんなもんでしょう?(件の施主は「今も昔も同じ!」と言うのですが)

A 回答 (8件)

今も昔も同じ!


当りですは

シャブコンなんで・・良くある
バイブしない

夏の暑いのに打つ・・・
(30度超える)
暑さ対策しない

寒中でも打つし・・・・・・

鉄筋はたらんし
かぶりはたらんし

日常ごく普通の状態ですは

TVで手抜きを監視する建築G面のTV番組で

バイブ不足なんかごく普通だそうで
そんなに悪く無いとまで言ってたのに
その言葉に唖然としましたけどね

悪いのって酷いんでしょうね
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この回答へのお礼

早速の回答有難うございます。
新幹線トンネルのコンクリ剥がれやら、地震やらで10年以上に渡って指摘され続けてきたのだから多少は良くなってきているのかと思ったのですが残念です。

お礼日時:2006/02/19 16:57

実家が工務店だったのと、私自身もコンクリート工学を勉強したことああり、色々と話は聞きます。



どこの業者を使うかというよりも誰が現場を監督するかで仕上がりを左右するようですよ。

実作業を請け負ってる業者は発注者からもらえるお金が少ないと赤字になりたくないので、手抜きしてでもできるだけ手っ取り早くすませたいし、発注元は自分の利幅を得るために見て見ぬ振りという構図があるように感じます。

「今も昔も同じ!」というのは当たっていると思います。ただバブルの頃はコストをかけられたので今よりマシだったと言う関係者が私の周囲には多いですね。

なお、新幹線トンネルのコンクリ剥がれが問題となったのは山陽新幹線区間で、瀬戸内海の海砂利をろくな塩抜きをせずに使ったためだったように記憶してます。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
バブル期よりもむしろ悪くなっているというのはショックです。
ただ、手抜きであることを認識した上でやっているというのは一つの変化かもしれません。無論、困ったことではありますが。

お礼日時:2006/02/19 17:48

見習い大工のマサルです


この件に関しては全てがお金の問題とプロ意識の問題ですので
やはり監督する人次第ですね。
今現在貰える単価で当たり前の仕事(1流の綺麗な仕事)をすると
赤字になるという人もいます。
関東相場は結構良いみたいですが、地方相場ははっきり言って大変です。
1棟建てたら赤字です・・・。見積もりにもよりますが、儲けを2,3割取る
計算で見積もりをすると結構な金額になるのではないでしょうか?
私は、挨拶の通り見習いなのでまだ、材料単価等は詳しくは分かりませんが
材料をお客さんでなく業者の方で手配するのですから3割位の儲けは
欲しいと思います。この儲けには電動工具の消耗品(丸鋸替刃、
電動ドライバーのビット、電気鉋(かんな)の替刃等)と手工具の消耗品(
手鋸の替刃、鉋、鑿(のみ)の為の砥石、玄能の柄等)の維持費が含まれて
います。バブル期には見積もりに入れていたそうですが、現在では
大手ハウスメーカーでも、自分の仕事でも今の不景気では
貰えませんので、なかなか大変なご時世です…。
話を戻しますが、施主さんからするとこんなに大金払ってるから
しっかりやってよ!って感じなのでしょうし、
職人さんとしては切り詰めに切り詰めないと今は100%大赤字になるので
いかに早くいかに正確に綺麗に仕上げるかを頑張ってやっております。
違う所も有るのでしょうが…。
私個人はそういう考えでやってます。
そういう職人さんが実は殆どです。ですが職人さんと一言で言っても
今現在、星の数ほどいます。その中の一握りの人が違法建築と騒がれて
いるのだと思います。沢山の中にはどうしてもそういう人が出て来てしまう
物ですし…。
皆さん少ない単価の中でいかにして早く正確に仕上げるかをもっとうに
して頑張ってます。
あとはプロ意識の問題だけです。
お金は無いが多少赤字覚悟でもここには時間を掛け、綺麗に仕上げる、とか
綺麗に早く仕上げる為にプロセスをしっかり考えてなるべく早く仕上げたり
まったく逆の考えの人もいるかもしれませんし、
私はそういう逆の人は見た事がありませんが・・・。
前に建設省等建築関係が儲けすぎだと叩かれてそれに伴って
どんどん単価は下がってきたと聞いてます。
私はサラリーマンというものを経験した事がありませんので
サラリーマンの大変さがいまいちよく分かりません。
私達建築関係の職人は夏の暑い日に炎天下にさらされてそれでも
なるべく休まず作業しますし、冬の雪が降る中でもジャンバー着た位(
余り厚着だと仕事の邪魔になるので)で働いています。
これを言うとサラリーマンさんは休み休みやれば良いじゃん!
と言われた事もありますが、休んでいたら飯食えません…。
赤字になります…。こういう事も有り自動的にこの建築業界は
一般職より賃金が高かったのだと思います。
バブル期は確かに貰いすぎだったかもしれませんが(注:バブル期未経験)
今現在の地方単価は少し安すぎると思います。
ですがこういうご時世だからこそ悪い業者がいなくなるはずなのですが…。
普通は頼まないですが、またこういった業者さんは安いらしいので
頼んでしまう現状の状態も有りますが…。
関東の人には理解できないでしょうが、地方では給料13,4万円というのが平均相場という地域も有るのです。15万円も貰える人は凄い!!なんていう
関東圏では考えられないでしょうが、これが今の不景気時代の地方都市の
現実です。金額が安いから手抜きが横行する可能性も高くなります。
でもその中で安いながらも手を抜かずに、手抜きの変わりに夜遅くまで
仕事をして頑張ってる職人さんも沢山いる事を理解して下さい。
色々話がそれましたが、この件はやはりこういう現実の下に
職人さん達が働いていて、その中で少数の人達が
そういう工事をしている事も事実かもしれませんが、
こういう現実を認識した上で討論して頂きたいと私は考えます。
でもやはり手抜きは良くないと私も思いますし。
なんか話がまとまってるのか、まとまってないのかも分かりませんが
広い心で読んでみていただけると幸いです。

この回答への補足

生々しいお話有難うございます。
教えていただきたいのですが、手抜きが発覚した場合、何らかの制裁はないのでしょうか?
法的な制裁はなくともしばらく注文が来なくなるとかそういう心配をしたことは無いのでしょうか?

補足日時:2006/02/19 20:54
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見習い大工のマサルです。


制裁に付いてですが、なかなか難しいのではないかと思われます
1、メディアで取り上げられないとなかなか仕事が出来なくなる
状況にならない。
2、ハウスメーカー、大手ゼネコン、工務店、一般の会社で無い大工さん
考えるだけでも沢山の仕事が転がっています。
(株)(有)であればゼネコン(ゼネコンでは結構会社で無いと仕事できない
場合有り)も含めてすべての会社で仕事が出来ます。
3、安ければ良いという大工さんもいるでしょうから…。
皆さん知っているかいないか分かりませんがハウスメーカーでも
ゼネコンでも実際に仕事をしているのは外注のそこら辺の町で
工務店とかをしている大工さんだったり、水道屋さんだったりするんです
結構しらないで、社員が全部やってると思ってる人結構いるみたいですよ。
大手は只管理しているだけですからね。手間も結構安いから
大工さんは夜中まで残業してやっと仕上げますし…。
結構やってみないと業者の仕事レベルを計る基準がないので
難しいですし。
変に経験とかそういう観点からしか仕事が出来ないと
弟子→独立制度が一般的なこの業界で独立後に仕事が出来ませんし…。
廻りの評判とあとこのご時世ですので安い業者なら何でも良いという人も
たまにいますし。
なかなか制裁は難しいですね。建てた後だと違法性が確かなら
裁判沙汰でお金は貰えるでしょうが小さい検案ですので
余り有名にもならないでしょうから…。
変に個人でいやがらせすると今度は営業妨害になりますし。

この回答への補足

再度の回答有難うございました。
もう一つ教えて下さい。手抜きの無い家を手に入れようとしたらどうしたら良いでしょう?
ハウスメーカーに行って「余分に金を出すから頼む」ではだめですよね。
私の身内の場合、毎日見に行っていたようですが普通はそうもいかないでしょう。

補足日時:2006/02/20 00:41
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コンクリート工事は安かろう悪かろうの傾向がありますね。



他所は知りませんが、とりあえず自分が設計と工事監理をしている建物では、加水や締固め不足などの、ご質問者様のおっしゃるような手抜き工事は見かけません。
もう少し丁寧にやったら?みたいな部分は有っても、故意や悪質なものはありません。(ちなみに大手ゼネコンです。)

しかし、世間というか他社、業界などでは未だに耳にもするので、自分のところがそれなりにやっているだけで、全体としては今も昔も同じなのかもしれません。

この回答への補足

新たな展開の回答有難うございます。
さらに教えていただきたいのですが、「手抜き工事を見かけない」というのはたまたま見に行ったが真面目ににやっていたということでしょうか?
それとも社内的な作業方法の規則があって、作業者にも相応の教育を施しており、それが守られるように監督しているということでしょうか?

補足日時:2006/02/20 01:03
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建築構造屋です。



コンクリート打設方法や不具合の補修方法を規定する法律はありませんので、放っておけば業者は好き勝手にやる可能性があります。
業者にちゃんと施工させる為には、工事前に「コンクリート工事・施工要領書」を提出させて、業者の責任範囲を明確にすることが大切です。施工要領書には、コンクリートの品質管理方法、工事の手順・方法、不具合が出たときの補修方法などを細かく書かせ、業者、管理者、監理者、3者合意の元で工事を行なわせます。
要領書どうりに施工を行なっていない場合は、この事前合意に反することになりますので、業者は監理者に工事のやり直しを命じられても抵抗することは出来ません。

この回答への補足

回答有難うございます。
ところで、業者にやり直しを命じることの出来る「監理者」というのは、いわゆる現場監督とは違うのでしょうか?諸外国にはコンクリート施工の際に立ち会って正しく工事が行われることを監視する者がいるそうですが、そういう意味でしょうか?ご教授願います。

補足日時:2006/02/21 01:32
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はっきり言える事があります。


工事において良い建物が出来るかどうかは現場を管理する監督の気持ちひとつです。
というのも直接仕事をする職人は現場監督の性格で動きも品質もコロッと変わります。
というのも職人というのは監督の人柄を最重視しています。ご存知かと思いますがバブル崩壊後建設業界は不景気のどん底に陥り今でもなかなか抜け出せない状況が続いています。その中で生き残っていくために受注価格を限界まで落とし他社と競争に勝とうとしています。もちろん元請が安く受けて受注した工事は下請け孫請けとなるにつれ更に安くなっていきます。
もちろん現場で直接働く職人というのは下請けの業者ということですから厳しい金額で仕事を請け負っているのです。また、経費削減をせざるを得ないという観点から工期を最大限短縮しないといけないという事にもつながってきます。
そういう状況の中で職人(下請け、孫請け)というのは工事請負数量÷延作業員数=仕事率を少しでも上げようと必死に頑張ります。しかしそのやる気に水を差すも差さないも現場監督しだいということになります。
なぜそうなるかというと、建築の現場というのは多数の職種の職人が集まり作業を行います。(私の今の現場で延べ80種。戸建はもっと少ない。)この人たちを交通整理するのが現場監督です。で、その監督が交通整理が出来るか出来ないかということが重要なのです。水を差すということはこの交通整理を間違う、行わない、出来ないということなのです。職人はこの交通整理(段取り)の良し悪しで儲かる、儲からないが決まります。要するに現場において段取りが悪い…これは職人達が儲からない…仕事も荒くなる、手抜きする…現場監督が不適を指摘する…段取りが悪いことを突っ込まれる、その場だけ是正して後は悪いまま…品質が落ちる。ということにつながります。逆に段取りがばっちり…職人きついながらも、儲けないながらも納得する…少々無理な要求にも応えてくれる…仕事も速く、良い物が出来る…職人と現場監督との間に信頼関係が
生まれる…現場全体がいい雰囲気になる。とまあこんな感じです。また、現場の段取りがバッチリ出来る監督に手抜きを許すような、なあなあで済ますような人は今まで見たことも聞いたこともありません。職人のことを考えているかどうかは職人自身が肌で感じますのでそういう自分たちの事を親身になって考えてくれる現場監督には職人もついてきます。そういう意味で現場員の気持ちひとつということなのです。
コンクリート打設中、打設前の検査、確認。不適があった際の是正指示を職人に直接出来るのは監督しかいませんから。設計でも施主でも職人には直接指示しないと思います。ですから品質の良し悪しというのは細かく言うとその現場に携わる現場監督次第ということなのです。会社の大きさではありません。資格の有り無しではありません。現場監督の気持ちなのです。気持ちのある人は手抜きなんて許しません。業者の面倒も良く見ます。そういうひとはまだたくさんいます。忙しくて現場が見れなかった。職人に指示はしておいたけど…。なんて言い訳は最低です。手抜きを目の前にして是正させれない人。どうせ1箇所直してもまだ今後も出るからとあきらめて指摘すらしない人。論外です。
現場監督の業務は煩雑で神経の磨り減る職業です。
責任の重さ、業務のハードさに比べ現在の賃金はまったく論外だと感じている現状も確かです。モチベーションを持続させるのは至難の業だとも思います。
ただ、上記に書いたようにそれをきちんと出来ている人もいます。
ここの回答を出されている方の多くは手抜きについて当たり前に行われていると認識されていますが、それは当たり前ではありません。それを見過ごしてもいけません。
昨今耐震強度偽装に始まり建築業の悪い部分がクローズアップされていますが設計にしろ、施工にしろプライドをもって一生懸命仕事しているひとがたくさんいます。それは忘れないでほしいです。
それともう一点、施主は会社は選べても監督までは選べませんよね?ということは施主はいい現場監督に出会えるかは運にかかっているとおもいます。
ですから少しでもいい人と出会うためにはネット等で各会社の口コミを調べたりして品質について少しでもいい評価を受けている会社を選ぶという事が最善だと
思います。

駄文、長文すみません。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
良い仕事をしている現場監督さんに対して何らかの評価ができる仕組みが出来ると良いですね。家を建てるのは一生の大仕事なのにそれを運に任せるしかないというのは困ったものです。

お礼日時:2006/02/22 03:53

#6です。

補足質問について。

「管理者(通称:タケカン)」と「監理者(通称:サラカン)」がありまして、
「管理者」とは通常現場に常駐し現場監督と呼ばれる人のことを言います。施工サイドの品質監理者です。
「監理者」とは設計図どおりに施工が行なわれているかをチェックする人で、通常設計者が兼任しますが、施主から依頼を受けた第3者が行なう場合もあります。

両者とも業者に対し工事のやり直しを命じることは出来ますが、「管理者」は施工サイドの人間なので工期が遅れるような指示は出さないことが多いのが現状です。
そうした事情をフォローする意味で「監理者」がいるわけです。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。
ようやくすっきりしました。
施工サイドの人間である現場監督が品質管理をやって何の意味があるのだろうと不思議に思っておりましたが、設計者がチェックするのなら理屈が通ります。

お礼日時:2006/02/22 03:49

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