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悪事を指す場合、「それは立派(りっぱ)な犯罪だよ」という表現がありますが、このような用い方は正しいのでしょうか。悪事や犯罪に「立派(りっぱ)な」というのは違和感を感じます。「れっきとした」であれば、すんなり受け入れられるのですが。自身のある方、専門家の方のみご回答お願いいたします。

A 回答 (2件)

>自信のある方、専門家の方のみご回答お願いいたします。


とおっしゃっているのに、非専門家で、しかも自信の無い私が答えるのはどうかと思いましたが、勇気を出して回答してみます。
専門家ではありませんし、自信もありませんからスルーしていただいても文句は言いません。

前置きはこれぐらいにして本題に入ります。
「犯罪が立派だ」ということではなくて、「犯罪という解釈をするのに、立派な根拠がある」という意味ではないかと思います。
例えば、お酒を飲んで自転車に乗る人は多いと思いますが、「自動車を運転しているわけではないのだから酒酔い運転なんていう犯罪にはならないだろう。」などと安易に考えているかもしれないが、道路交通法という法律に抵触するので「犯罪として立派に成立しますよ」などという場合に、
「酔って自転車に乗るのは立派な犯罪だよ」などというのではないかと思います。
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この回答へのお礼

お気遣いいただき恐縮です。事前に国語辞典で意味を調べましたが、言葉の意味には戸惑うことが多く、知恵のある方にご協力頂きました。貴重なアドバイスありがとうございました。

お礼日時:2006/02/20 20:29

 辞書でも同様の例文をあげているものがあります。

(新明解国語辞典第五版)

 日本国語大辞典第二版は、
1)おごそかで美しいこと。あるいは、すぐれていること、見事なこと。また、そのさま
2)十分に整っているさま。不足や欠点のないさま。
3)→たては(立派)。
 と載せており、2)の用例として、
尾崎紅葉・多情多恨(1896)<例は都合により略します>と、
松本清張・佐渡流人行(1957)「立派な前科者だ、佐渡送りにしても、どこからも文句の出る尻は無い筈だ」
 があがっています。

 このような表現はめずらしくないということです。

 言葉の用法が正しいかどうかは、なんらかの価値観や規範に照らしてはじめて判断されます。この「立派な」の例では2)の用法も人に容認されている事実がある、というのが客観的な回答です。

 一方、作法、礼法などの流儀のように、この2)の用法は正しくない、という美的規範をもたれる人もおられて当然です。ただ言葉の用法は物理学の法則のように万人の真理にはなることはありません。
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この回答へのお礼

ご協力ありがとうございます。事前に国語辞典で意味を調べましたが、言葉の意味には戸惑うことが多く、知恵のある方にご協力頂きました。松本清張・佐渡流人行(1957)が具体的で参考になりました。御礼申し上げます。

お礼日時:2006/02/20 20:31

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