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リストカットされる方は、離人症を起こしているので、リストカットしても、痛みを感じないケースが結構多いみたいです。こういうのを乖離と言うのですよね?

離人症や解離性同一障害は、物凄く辛い状況から、自分の精神を守る為になるもので、人間の防衛機能の1つだとネットや本で見ました。


ふと、疑問に思ったのですが、この防衛機能は、しかるべき状況では、誰でも、発動させる事が、可能なものなのでしょうか?それとも、しかるべき状況でも、発動させられなくて、大変な苦痛を味わう事になる人間もいるのでしょうか?


もし、拷問に遭うとか、激痛をともなう怪我や病気になった時など、物凄く辛い状況下では、防衛機能としての乖離が発動した方が有利ですよね?それとも、乖離は、成人してからは、起こせないものでしょうか?


もし、私の質問で、気分を害された方がいたらすみません。よろしければ、分かる範囲で良いので答えをお願いします。<(_ _)>

A 回答 (10件)

うーん、乖離をコントロールできるか、というご質問ですよね。

能動的には難しいのではないでしょうか?

幼少の頃の経験から、子ども時代の記憶が10年分、ぽっかり抜け落ちています。極度の緊張と、長引く恐怖からそのようになったのだと思いますが、それは瞬間的なものではなく、継続的に続いてとうとう乖離したのだと思います。

瞬間的にも、圧倒的なものがあれば乖離は起こると思いますが、その前に人間はショック死する場合のほうが多いのでは?

乖離している状態は、他の人から見れば自閉症に似ています。
10年分の空白は、まるでモノクロのようで分厚いカーテンに仕切られているイメージです。そこから飛び出すときには、ゆっくりと景色に色がついていったことを今でも憶えています。

相談者さんの、「物凄く辛い状況下では、防衛機能としての乖離が発動した方が有利ですよね?」は、経験者から言えば、そうではないと言いたいです。乖離も辛い状況で、それこそ「死んだ方がまし」と言える場合もあります。いつ元に戻るかわからないし。

一度、乖離を経験すると、脳に新しくシナプスができるのか、乖離傾向にはあるようです。
ですので、身体を動かす、ガーデニングなどの土をいじったり、山登りなどの自然にできるだけ触れあうようにして、現実的に感じる訓練をしました。後遺症もあるんですよね。

大人になっておもうのですが、もう一度同じ状況になったら乖離したいか、というと、苦しくても、例えトラウマになろうともそこに留まりたいと望みます。(まあ、留まったら生命の危険(精神障害を含む)があったので、乖離したんでしょうが…)
戻った後には、ツケは払うんですよね…。先送りなんです。子どもから大人になって、解決範囲は広くなりますが。

ところで疑問なのですが、なぜ乖離をコントロールできたら、と思われたのですか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。(_ _)

経験者様からのご意見、大変参考になります。kitomi-02様のおっしゃられている事は、私にとっても得心のいくものです。(_ _)

やっぱり乖離は起こってしまうと、脳が変化して後で苦労する事になってしまうのですね・・・。(σ_;)

>ところで疑問なのですが、なぜ乖離をコントロールできたら、と思われたのですか?

えっと・・凄く苦しい状況になった時には、乖離を起こって痛みを感じなくなった方が辛くなくて良いだろうなと思ったのですが、自時に物凄く辛い状況が訪れた時、自分にも防衛機能としての乖離が働いてくれるのだろうか・・と思ったからなのですが、考えが浅かったみたいです・・。

乖離が起こった後の生活が大変なのですよね。痛みを感じなくなったとしても、精神的にすごく辛い状態というものが確かにあると思います。

本当に完全に乖離をコントロールできたら、都合が良かったと思いますが、人間そんなに都合良くできていませんよね・・・。

kitomi-02様、回答ありがとうございます。<(_ _)>

お礼日時:2006/03/22 23:31

aero17さん、それはお辛いですね。



鬱も苦しいですよね。私は、前夫がDV(家庭内暴力)で苦しみ、命からがら逃げ出して、その後の病院で鬱病と診断され、服薬しながら回復まで3年かかりました。お気持ちお察しいたします。
(なんだか不幸てんこ盛りのようですが(苦笑)、今はとても幸せに暮していますよ)

乖離と鬱は、状態がまったく違います。
乖離している状態は、自分のカラダが他人のようで、意識もままならない。
鬱は、もんもんと苦しく、のたうち回りたいパニックのような時もあり、つい口から「死んでしまいたい」なんて言葉が溢れてきてしまいますよね。

乖離の状態から脱した日のことは本当によく憶えています。
12歳の春の日、脳にまるで光が射してきた気がして、ふっとそれに気づいたのです。そしてはじめて自分の意思でものを考えました。
「私、いつまでこうしているんだろう。ロボットみたいだ。このままだと30歳になっても40歳になっても、永遠にロボットだ。それは幸せなのだろうか?私は幸せになりたい」
すると、目に映る光景の左端から、徐々に景色が色付いてきました。目の前があっという間に、総天然色になってほんとに驚きました。世の中って、こんなに美しいんだ!それまでは、世界はモノトーンだったんです。
しばらく茫然と突っ立っていました。それがはじまりです。
私の誕生だったと思います。

鬱の時は、かなり苦しかったです。よく泣いていました。叫んでもいました。
いつ、元に戻るんだろう…とそればかり。元気な頃の自分と比べちゃうんですね。「明けない夜はない」とそればかり言い聞かせていました。いつか春がくるって。
ある時、もう薬はいいや、と思えて徐々に減薬し、やがて断薬。気持ちのアップダウンは繰り返しましたが、だんだん明るい気分の日が増えて、人と会うのが億劫じゃなくなり、出かけたり何かするのも苦にならなくなりました。
気づいたら、「あ、私、もう大丈夫かも」と思えたのです。徐々に、ゆっくりでした。

元の自分に戻ろうと苦しみましたが、元の自分ではなく新しい自分に生まれ変われば良いことだったんです。
焦らず、ゆっくり、信じる。
ツラさ、苦しさを乗り越え、もっと柔軟に、もっと優しく、もっと深みを増して、じんわり光っているaero17さんが、未来にいらっしゃるはずですよ。
そんなご自分にいつかきっと出会えます。
そして今の状況が、プラスの財産に変わることは私が保証します。

今のご自身を責めないでくださいね。そして、のんびり、無理せず、新しいご自分に出逢うための準備だと思って、日々を送ってみてください。
もし、通院されていなければ、行かれて薬を飲むのもひとつの手です。

今まで頑張ってこられたから、なのだと思うのです。今は、ご自身をたくさん甘やかしてくださいね。
明けない夜はないのですから。
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この回答へのお礼

kitomi-02様、お返事、有難うございます。m(__)m

kitomi-02様の優しさが嬉しいです。

沢山のお返事、有難うございました。私も、kitomi-02様の幸福をお祈りしています。有難うございました。<(_ _)>

お礼日時:2006/03/28 19:09

aero17さん、ごめんなさい、かえってお気を煩わせてしまいましたね。


書かれていたことに不快感はありませんでした。ただ、心配になってしまったんです。
aero17さんが、今とてもお辛い状況なのか、非常に困難な痛みを伴うような将来があり得るような現況に身を置かれているのか、とても心配です。

乖離してしまう程の状況って、日本で普通の常識的な生活をしていれば、まずあり得ないことです。
私は残念ながらそんな環境に生まれてしまいましたが、今はその経験を活かして手助けできるところは活動しています。そのような、基本的人権が守られない社会であってならないんです。

もし、今は現実に危ない状況に身を置かれていなくて、たいへん失礼ですが想像での世界であれば、これもまたaero17さんが何か深く心傷められている部分があるとも考えられます。それは、不幸な現実を引き寄せることにも繋がりますので、どうしても心配せずにはいられなかったんです。

予測不能で結果として起こってしまったことは、もうどうにもなりませんが、aero17さんが対処できるものであれば、どうか幸せな道を進まれるような選択をしていただきたいなと、通りすがりながらも祈らずにはおれませんでした。
助けを求める相談にはのれると思います。
出過ぎて、余計なことを申し上げていたらごめんなさいね。
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この回答へのお礼

kitomi-02様、お気遣い頂きありがとうございます。m(__)m

幸いな事に現在の私が、とても危険な状況にあるという事ではありません。

ただ、ご心配頂いた通り、私にも、kitomi-02様程ではないのかもしれませんが、辛い事があって鬱状態にあります。

kitomi-02様は、乖離される程のお辛い体験から、どのように立ち直る方向に向かわれたのでしょうか?


私は、最近、このOKWaveを知って、良く利用させていただいております。

今後、メンタルヘルスカテゴリー等で悩みについての質問を出す事もあるかもしれません。もし、私の質問を見かける事があって、何か良いアドバイスが御有りでしたら、その時は、よろしくお願いします。<(_ _)>

お礼日時:2006/03/27 11:37

乖離とは違いますが、絶対的な信仰心によって痛みを感じなくすることは出来るそうです。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。私もその様なお話聞いた事があります。

ベトナムのお坊さんが、アメリカのベトナム侵攻に抗議して、カメラの前で焼身自殺してみせた事件の映像を思い出します。あれがそうなのでしょうか?

お礼日時:2006/03/25 03:48

何度もすみません。

追加です。

痛みのことですが、記憶を無くしている時期は、痛みに対して鈍かったのですが、それでも痛みは感じていました。それは家族の証言でわかります。
記憶が戻った今は、痛みに対して敏感です。人よりずっと弱いです。
ちなみに、麻酔も効きにくいです。
以前、手術の時も通常の麻酔の量ではまったく効かないので、増やすと命に関わるとのことで、そのまま続行したのですが、もう地獄でした…。
今は、それをあらかじめ伝えているので、最初から効きが強いモルヒネを打ってもらったりします。

そんなに都合良くはいかない、aero17さんの意見に同意です(笑)。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。乖離している時でも、痛みが無いわけではないのですね。参考になりました。<(_ _)>

お礼日時:2006/03/25 03:42

なるほど…。


乖離は、「乖離する時のこと」は論じられていますが、その後のたいへんさはあまり知られていないのかもしれません。
極度の緊張と恐怖と苦しみが一度に襲って、その時に大きく脳が変化してしまうので、それを取り戻すには、同じくらいの衝撃、またはそれに値する時間がないと元に戻らないんだと思います。

12歳で記憶が戻った後、24歳くらいまでは苦しみました。記憶のない同じ期間、苦しんだんですね。つまりまるまる20年分、辛いわけです。
精神科では「多重人格」とも言われました。記憶は戻っても、すぐに乖離してしまうんです。
「自我」が、肉体から離脱しているので、どれが自分かわからない。いろんな自分がいるようで、霊能者からみると「憑依されている」(苦笑)状態です。

頑張って、自分自身を鼓舞しても、23歳の時の出来事は今でも忘れられません。
親友たちと食事をしていたら、ひとりが旅行の写真を出してきました。私は内心、かっとしてしまいました。
「こんなに仲良しなのに、みんな私に内緒に旅行して!それを見せびらかすなんて、なんて酷いの!」そんな内心を抑えて、「いつ、みんな旅行へ行ったの?」と尋ねました。
みんな、きょとんとして写真を見せてくれました。そこには…私も映っていたんです。記憶がない…。ショックでした。どの写真にも、私が笑顔でいました。
親友たちは私を理解してくれているので、そっと手を握り、「また、一緒に行こう」と言ってくれました。
想い出がないということ、それは友だちにも辛かったと思います。

私はすごく努力した方なんだと思います。そして周りの理解にも助けられました。
記憶を残すために、必死で勉強したし、何度も同じ経験を繰り返しました。
ある時、私の状況を知らない人に、「あなたは記憶力が素晴らしい」と言われ、その頃から脳が安定したのかもしれません。乖離しなくなりました。

その頃は、本などで多重人格も知られてきて、エキセントリックな女性に「乖離するとか、記憶がないとかかっこいいじゃない。それで性格づけしているんでしょ。私も経験したい」などと言われて、とても傷つきました。

乖離しなくなって10数年経ちますが、今でも闘っている人の話を聞くと胸が痛みます。何度も入院を繰り返したり、家族もくたくたで気の毒に感じます。
今はどんなことでも受け留めようと思うので、タフになりました。逃げないし。傷ついても、そのほうが幸せです。

生きるとは、記憶をつくること、想い出を残すことなのだと感じます。
誰かの手のひらで踊るのではなく、自分で選択して、生きていくことなんだと今は幸せに感じています。

aero17さんもとても辛いことを経験されて、乖離する方法などを思いつかれたのかもしれませんが、失恋しても10年、身内を亡くしても10年、破たんしても10年くらい、裏切られて怨んでも、回復するのに10年くらいだと思うのです。
さすがに病気はさまざまですが、今はいろんな治療もあるので、苦しみっぱなしの数十年にはならない。その間に喜びもある。
子どもが奇形の状態で生まれた友人は、「一生苦しむかと思ったけど、最初の数年悩んだだけで、後は子どもと過ごす時間の素晴らしさを噛み締めている」と笑って話してくれました。

極度に辛いことは、100%は癒えないけれど、必ず回復はしていきます。それが人生。
お互いに頑張っていきましょうね。

この回答への補足

すみません。もしかしたらkitomi-02様に誤解を与えてしまっているかもしれない思いまして、補足させていただきます。

私は、乖離している方は、みんな大変辛い思いをされた方ばかりだと思っています。その事を否定しているように、受け取られる余地のある文章にならないように、もっと、配慮すべきでした。済みません。kitomi-02様に嫌な印象を与える文章になってしまったと思います。本当に申し訳ないです。m(__)m 罪悪感を感じます。(>_<)

私がこの質問をしたのは、リストカットされる方に痛みを感じない方がいると聞いて、将来、自分にも強い苦痛が起こった時には、私にも乖離が起こって、苦痛を感じなくなる事が出来ると思えれば、少しは、人生に対しての恐怖心が減って、安心できるかなと思ったからなのです。

強い苦痛に対して恐怖心があるので、少しでも安心感を得たかったという事なのです・・。(-_-;)

本当にもうしわけありませんでした。m(__)m

補足日時:2006/03/26 04:18
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。<(_ _)>

kitomi-02様からお話を聞けて良かったです。有難うございました。

お礼日時:2006/03/25 03:39

こんにちは。


#3です。回答をお読み頂きありがとうございます。

>「運動性の回避行動」が、ググっても分からなかったです。

たいへん申し訳ありませんでした!
「運動性回避行動」という言葉はありません。
感覚神経から得られた刺激に基づく中枢から末梢神経への出力は、運動神経系と自律神経系に分かれますよね。
回避行動といいますのは、中枢の命令が運動神経系に出力されるということでありまして、「熱い!」といって手を引っ込めるといったことです。紛らわしくてゴメンなさい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。(*^_^*)

乖離状態は、#3で、ruehasさんが書かれていた体内メカニズムが働いている状態なのでしょうね。

そういえば、私の知っているリストカットする方達は、時々、気絶してたと思います。ruehasさんの説明を聞いて凄く得心がいきました。

私は、#3に書かれている体内メカニズムの働きやすさに個人差がある気がするのですが、ruehasさんは、どう思いますか?(働きやすくなった人達が、乖離を起こしている方達なのですよね。)


世の中には、無痛症という病気も存在しますよね。その逆で、凄く痛みを感じやすくなる病気もあるのでしょうか?(痛風がそうなのでしょうか?)

ruehasさん #3の回答ありがとうございます。大変参考になったです。有難う御座いました。<(_ _)>

お礼日時:2006/03/17 19:49

こんにちは。


まず、末梢神経系の中枢機構の方から「運動性の回避行動」や「自律性の対処反応」が起こり、神経伝達物質や内分泌ホルモンが「ストレス対処物質」として身体に放出されます。それが極度のストレスである場合は感覚の遮断といった非常反応が発生するのではないでしょうか。
そして、やがて神経系の処理が限界を超えるならば、神経伝達の遮断は上位中枢に至り、最終的には「気絶」という防御機構が働くと思います。

この回答への補足

回答ありがとうございます。<(_ _)>回答いただき嬉しいです。

すみません、お礼の欄に補足要求してしまいました。本当にすみません。m(_ _)m

補足日時:2006/03/16 10:56
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この回答へのお礼

すみません、もしよろしければ補足お願いします。<(_ _)>
「運動性の回避行動」が、ググっても分からなかったです。

お礼日時:2006/03/16 10:56

自信ありませんが。


きっとそれは長い時間をかけて得られるものなのではないかな?
仰るとおり、たとえば多重人格者みたいに、精神的な苦痛を自分から無くすため別の人格を作り上げる・・長い時間そうしていると多重人格になるというのと似ているような気がします。
だから誰でもいつでもどこでも発動は出来ないと思います。
ちなみに、それとは違いますが、事故や戦争で物凄く大きな苦痛を受け死にそうな時は脳から脳内麻薬が出て苦痛が和らぐと聞いた事があります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!<(_ _)>

>きっとそれは長い時間をかけて得られるものなのではないかな?

そうですね。言われてみれば、その可能性が高そうな気がします。

>事故や戦争で物凄く大きな苦痛を受け死にそうな時は脳から脳内麻薬が出て苦痛が和らぐと聞いた事があります。

そうですね。私も聞いた事があります。でも、もし自分が物凄く大きな苦痛を受けた時、自分には、脳内麻薬が出ないとか、出るまでに時間がかかる方だった、なんて事になったら大変だな、と思います。

脳内麻薬の出やすさとか、乖離しやすさに、個人差は、ないのでしょうか。

お礼日時:2006/03/16 10:47

気分は害さないけど・・・山へこもって4年くらい修行でもすれば?



あれは自分の意志で起こせないから乖離なんでしょうに。
自分の意志で起こせたら、それを人は「超人」とよぶ。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。

すみません。私の書き方が、分かりにくかったですね。

自分の意志ではなくても、物凄い苦痛を味わう場面になった時、誰でも、自動的に、乖離が起こるのか?という疑問です。

お礼日時:2006/03/16 04:11

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