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私は芸術系の高校の高2です。そろそろ進学先を考えていこうと思っています。
絵を描くのは他の生徒に比べ苦手で、絵に対する意欲も少ないと思います。
正直な所、アートに興味があったし勉強もできないし芸術系の高校に進んだ感じです。
進学するなら芸大とか決めてますが、他の生徒のように絵を描くのがたまらなく楽しいって事もなく、コンテストに出す作品もめんどくさいという気持ちでいっぱいです。
なのに何故が芸大へ行きたくてたまらないんです。アートとしてはポップアートが好きで海外の大学へと思っていましたが、今NZに2ヶ月来ているのですが、写真を写しているうちにもっと上手に写真を写せるようになりたいと思い、写真を写すのが好きになりました。
私は結構なめんどくさがりで楽しいと思って描き始めた絵も途中で飽きてしまいます。
そういう面でも写真って合っているのかなーと思ってきました。
こんな私でも芸大で写真を専攻してやってけると思いますか?

A 回答 (1件)

アートが好きならやっていけます。


他分野で挫折したひとこそ写真に向いています。この頃はCGもいいですね。

私は絵を描いていますが、その技術や考え方は写真のもので、写真と絵画の関係を追及しています。
質問者さんのようにデッサンや伝統的な絵画の勉強が嫌で写真を専攻したのですが、私の場合はいい選択だったようです。
ただ、写真には【表現】のほかに、【処理】のプロセスがあります。
「どうしてモノがみえるのか」という根本から考えられなければ表現すらできないのです。
絵を描く以上に厳密に科学的な発想で因果関係を追究していかねばなりません。
自分一人で問題点を探して、発見して、観察して、分析して、解釈しなければなりません。
自分と戦えないとつらいですよ。

それに日本におけるfine artの王道である芸大でやっていくということは
学生のうちからアルバイトをしたお金を展覧会につぎ込んだり、
卒業したからといって安定しない生活に耐えて表現していくことも含みます。
想像する以上に大変ですから覚悟したほうがいいです。

とはいえアートにおける写真という分野には底なしの魅力があります。
絵画の業界で感じた疑問を表現することで、写真ではむしろ評価されすらします。
哲学や宗教、あらゆる分野が表現の素材になります。

日本にはアートとしての写真の地位が低いので、
海外の美術学校の写真学科で学ぶのが最適ですね。
写真も、ポップアートも、現代美術も、学ぶのであれば海外です。



写真と絵画のアルケオロジー
http://www.amazon.co.jp/%300c%5199%771f%3068%7d7 …
ダ・ヴィンチから最近の作家までの絵画と写真の境界について論じたものです。
マン・レイ
マルセル・デュシャン
フランシス・ベーコン
それぞれの時代の最先端と写真の視覚がどんなふうに関っていたかがわかります。

私が知っている芸大出身の絵画と写真の境界を表現するひとです。
先日の美術手帖の若手作家特集にも登場していたので紹介しますね。
田口和奈
http://www.taronasugallery.com/exh/049.html
http://www.geidai.ac.jp/labs/oil_painting/tcn/TC …
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