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申し訳ないんだけどもなんとかお願いできないだろうか、という場合に「ひとつよろしくお願いします」や、「ここはひとつ○○さんの顔に免じて・・・」と、よく「ひとつ」と付けますよね。

この「ひとつ」って何を差しているのでしょうか?
ふたつやみっつは用法として存在せず「ひとつ」だけです。
日本語には曖昧な単語を含む慣用句がよくありますが、この「ひとつ」が気になって仕方ありません。

おそらく何らかのはっきりした意味のある常用語が変化して、簡略化し慣用的に使われるようになったのだと思うのですが、その経緯または説明してあるサイトなどをご存知でしたら教えてください。

A 回答 (6件)

 「一 又ヒトツとも云ひとつといふ詞ありチヨトといふ意にて一時の義なり演義文に聴一聴とあるハヒトツキケといふ事にてチヨツトキケの義

なり何一何と一の字を挟メルは皆同又一ツと云に隔タル意あり」(「俚言集覧」)
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この回答へのお礼

ほほ~、これは非常に説得力のある解説ですね。
最初、なんだこりゃ?荒らし?と思いましたよ(笑)
「俚言集覧」は知りませんでしたが、検索したところ江戸時代の国語辞典のようなものなのですね。珍しいモノをお持ちですね。

この解説によると、ニュアンスとしては英語の「a」「the」に似てますね。質問の例ではモノを差す意味ではないですが、ある事柄に対して若干の特別性を持たせるための言葉ととれます。
貴重な回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/18 01:36

♯4の者です


言葉が不足していましたね。例文に○○さんの顔に免じて・・・。とありましたが、大きな問題のとき一介の平社員の顔じゃ免責にはなりませんよね?
私はこれが少なくとも一定以上の地位・バックグラウンド(時には年齢も)がある人が例外的に許しを請う言葉だと思っています。上司が部下を守る際にも「ここはひとつ私の顔に免じて・・・」と言うように、信頼や発言力があってこそ本来は効力があるものではないでしょうか。なおかつ、毎度毎度「ひとつ私の顔に・・・」などと言っていれば例外性が失われ許されなくなる。
それが年月が経つうちに他の日本語にも見られることですが軽い使い方も出来るように変遷していたのではないでしょうか?
駄文失礼しました。
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この回答へのお礼

丁寧にありがとうございます。
そういう意図だったのですね、了解しました。
ただ、「ここはひとつ○○さんの顔に免じて・・・」の場合、必ずしも“○○さん”は目上に人や立場が上の人とは限らず、お願いする相手にとって多少でも立場を圧迫させる効力のある人、ということができると思います。
しかしそれとて、現代における用法の軽便化とも言うことができますから、tepidさんの推測は有力かもしれませんね。

お礼日時:2007/01/17 18:36

「一」というのは最小の数字ですよね?そこからほんのわずかの可能性、滅多にないことだから特例に、ことの初めに。

などの使い方なのでは?
質問の使い方は本来は全体的に立場が上の人がいるときに使うのが正解のものが広く普及したため簡単に使えるものになったのではないでしょうか?
自分の推測の域を超えていないのであくまで参考に・・・。
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この回答へのお礼

#1の方のご意見に近いですね。
目上の方に使う言葉だったのではと仮定されてますが、その理由とは・・・?
皆さん推測でお答えいただいてますが、意外にもはっきりした語源・経緯は明らかにされていないのですね。
けっこう日常の何気ない疑問として不思議に思う人は多いでしょうからすでに解明されていると思っていましたが、ネットで探してもそれらしき情報は見つかりませんね。

お礼日時:2007/01/17 17:04

「ひとつだけの願い」というニュアンスという考え方はどうでしょうか。


ふたつやみっつじゃない、『たったひとつだけ』の願いなんだから聞いて欲しい、という意味のような気がします。

確かに、「ひとつ」が何回も重なってひとつじゃなくなる場合も多いでしょうが、その場では【だけ】と表現することで【懇願】している印象を与える目的があるように思います。
 
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この回答へのお礼

単純に考えてその推測がまず浮かんだんですが、自分だけで勝手に思っただけで何の裏付けもないので、ここで質問させていただきました。
やはり普通に考えるとそう思ってしまいますよね。
皆さん推測で書いていただいてますが、本当の正しい意味ってどうなんでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/17 16:56

http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%8 …

↑上記の辞書によると、「ここはひとつ、やってみよう」というような時の「ひとつ」は、何かを始めたりする時の思い立つ気持ちをあらわしていて、「ここはちょっと」とか「ここはためしに」という意味合いで使われているようです。・・・この用法が、そのまんま「ここはひとつ、なにとぞよろしく」なんていう時にも使われるようになったんじゃないですかね?推測ですけれども。

別の方角から、「一生に一度のお願い!」の一度に通じるような気がします。
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この回答へのお礼

あーなるほど。一番最初という意味の「一つめ」ということですね。
一つめ→初め→試しに と繋がりますね。これで納得できたような気がします。

しかし「一生に一度のお願い!」という切実な気持ちがこもった言葉にしては、ビジネスでは日に何度も使いますよね(笑)
だんだんと脈絡が見えてきました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/17 00:46

例外的一例、ものごとのはじめってことじゃないですか。

ふたつやみっつがないんだから。
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この回答へのお礼

なるほど。例外的、唯一の、ただひとつだけのお願いですから、ってことだとの推測もできますね。
ものごとのはじめっていうのはちょっとよく分かりませんが。

他にも説明をしていただける方がいらっしゃいましたら“ひとつよろしく”お願いします。

お礼日時:2007/01/17 00:37

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