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はじめまして。
いきなりですが、絣(かすり)、
特に久留米絣の厳密な原料を知りたいのですが、
だれか、これらの知識をお持ちではないですか?
久留米絣について言えば、創業当時は木綿で作られていたと
思うのですが、現在はどうなのか・・。
といったことを知りたいのですが、
参考文献を見ても、辞書で「絣」を引いても具体的な原材料は
でてきません。
なんでもいいので、知識をお貸しいただければと思います。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

http://www.kumin.ne.jp/current/karaku00.htm

私も綿だと思いますよ。綿以外であの風合いを出せるのかな?というより、化学繊維を使う可能性が低そうに思います。

図案を決めて糸を染め、機にかけて織る、、、すべて伝統の技の集成のように感じます。

お近くに着物屋さん、もしくは着物を扱っているデパートなどはありませんか?

実際に探してみて、売られている商品、あるいは販売員さんに確認されては?
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この回答へのお礼

アドバイス、ありがとうございました。
やはり綿ですよね。私の地元も久留米のすぐ
近くなので、おっしゃるとうり、一度店舗に
脚を運んでみます。ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/04 12:06

呉服専門店を営んでいます。



「絣」とは柄を作るための「技法」または「柄」そのものを指す言葉であり、素材とは関係ありません。よっていくら調べても原材料は分からないでしょう。この場合、hoxy2121さんがお知りになりたいのは、「紬(つむぎ)」のことでしょう。

紬とは、文字通り「紡ぎ糸」から作れる「織物」の総称で、糸の材料は絹(繭)、木綿、麻、芭蕉、藤、紙、等々いろいろあります。「紬」で検索されると分かると思います。また、呉服屋に行って「紬を見せてください」と言うと、普通は絹製品を出されるでしょう。

絣とは、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)、または緯糸のみの一部に防染処理をして染料がしみ込まないようにしてから染色して(これを先染めと言います)、それを機織りして防染処理をした部分が柄となることを言います。柄の輪郭がはっきりとせず「かすれ」たように見えるのが語源と言われています。絣の技法も防染と染め方で千差万別です。

ご質問の久留米絣ですが、今も昔も材料は木綿です。それ以外は、柄だけ似せた「偽物」と思ってください。元来は藍染め(藍染めでないものも存在します)と独特の絵絣が特徴の普段着で、とても丈夫で安価だったため全国に普及しました。現在のジーンズみたいな存在ですね。そして現在は「工芸品」として存続しており、中には人間国宝になられた故・松枝玉記さんの作品のように数百万円するものもあります。現在は松枝哲哉さんが継承されています。もちろん安価な製品もありますが、どちらも数は少ないですね。久留米絣に使われている藍染めと絣の技法は奥が深いので、さらに調べられると楽しいと思います。

ご質問のように、絣と紬は、よく混同されます。それくらい密接な関係にあるわけですが基本的は別物です。それぞれの由来、技法、製法、材料などは、それぞれを説明するだけで数冊の本になってしまいます。とてもここに書けるような分量ではありません。どうぞ、上記をヒントにご自分で調べてみてください。分からない部分は補足で質問してください。
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この回答へのお礼

専門家さんの意見、大変参考になりました。私もてっきり「絣」とは
素材を断定した織物自体だと思って調べておりました。どうりで辞書で引いても「所どころかすった模様」のような表現だったのですね。納得です。
今回質問させていただいたのは、実は修士論文を書き進めていく上で、
久留米の地盤産業について言及する必要があり、そうなるとやはり久留米はブリヂストンに代表されるゴム産業と、木綿産業を広めた久留米絣となるわけで、
私のこれまでの調べ方では、参考文献に書いてあるからと(久留米)絣の素材もわからずに「久留米絣は綿産業の発展に大きな影響を与えた」などと断定していいのか困っていたところでした。
今回、Waxaさんに回答いただいたおかげで、これからの調べ方もわかりましたし、何より「絣」の捕らえ方と、素材はまた別だということもわかり、本当に助かりました。
お礼と共にで恐縮ですが、これから調べていく上でまた疑問に思ったことがありましたらば、またアドバイスいただければと思います。
本当にご丁寧に回答いただき、ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/04 12:19

No.2です。



> 今回質問させていただいたのは、実は修士論文を書き進めていく上で、.....

なるほど、そうでしたか。でしたら、久留米絣を製造している織り元が作っている「久留米絣協同組合」に連絡したら、いろいろと質問に答えてくれると思いますよ。久留米絣の歴史などの資料も揃っているはずです。※推測ですが...

ネットで検索すれば電話番号なども分かると思います。もしそこで分からなければ、詳しい人(長老)がいる織り元を紹介してもらえば良いでしょう。頑張ってください。
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