プロが教えるわが家の防犯対策術!

味覚というものはかなり保守的なように思います。

「どんな高名なシェフの料理より母の料理のほうが美味しい」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これはたぶん、想い出という甘美な味付けが効いているからだと思います。

教えていただきたいこと。それは、
『あなたにとって懐かしの、忘れられないあの味は何ですか?』
です。

お母様、お父様、お祖母様、その他お世話になった方など
身近な方の作ったものの中から挙げていただければ幸いです。

その時の想い出、おわかりでしたら作り方などもお答えいただけると
なお嬉しいです。←欲張りすぎ!?(^-^;)

長文回答も大歓迎です♪ よろしくお願いします☆

A 回答 (15件中1~10件)

おばあちゃんの作った草もちです。



まずヨモギを摘んでくるところから始まります。
ヨモギ摘むのも楽しかった。
つくし摘みなんかもしたことあるけど。

茹でて、何か粉を混ぜたものをすり鉢に入れて、
最初は白かったものがどんどん緑色になっていくのが面白かった。

丸めてきなこをまぶしたり、餡子を入れて丸めたりですね。
おばあちゃん、もういないけど懐かしいな^^
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この回答へのお礼

いらっしゃいませ。

ヨモギを摘んでから、ということは春先の想い出ですね。
おばあちゃまと草摘みなんて、ステキですね。

草もちと云うとわたしはこれを思い浮かべるのですが
http://blog.so-net.ne.jp/debari-syoku/2006-11-23

あんこは絶対つぶあんですよね?

幼い頃のおばあちゃまとの想い出をお聞かせくださってありがとうございました。
なんだか心がほっかりと暖かくなりました。
Merci beaucoup.

お礼日時:2007/07/30 17:04

ごめんなさい。

 すぐ続けてですが、中文(長文でなく)を書かせていただきます。

 前回は時間が無い中、ともかく回答をとその場にて書ける一期一会の中身に絞って書いてしまったものです。(これが最後になると思ってました(笑))

でも すこし時間がとれるようになりました。

 すこし、書かせてください。

 私の「包丁の道」は、いやおうなしの技術の世界から入りました。 ただの喫茶店でも歌舞伎町のピーク時にはかなり混雑する店で、最初は頭をこずかれながら仕込みから(キャベツの千切りとかの)ごはんの炊き込み、オムライスやピラフ、サイフォンやドリップでのコーヒー入れ等々を叩き込まれていったんです。そのうちに その狭いカウンター内でトップとなりチーフとなり、そうしてそれなりの包丁自慢(かつら向きとかはその店には必要でなかったのですが、ビデヲとかで研究し練習しました。)にもなっていたんです。
 ところが、 その腕は‥。
実は とある暴力居酒屋での3年間のうちに失われてしまったんです。

 くわしくはともかく 私はそこで一種の集団催眠状態でのいじめのようなものを3年も辛抱してしまったんです。

なんだ このぐらい。 これも経験の内さ。  でも夜中にはうなされて目が覚める。 といったほんとうは辛抱などすべきではなかったとこををがまんしてしまった体験があるんです。

 やがてなぐるとかの暴力よりも「おまえは白痴以下の人間だ。」とか「けだもの以下だ」とかの言葉での言う本人こそ心がギスギス痛いんじゃないかと気になってしまうほどこれもやっぱり暴力の一種にも会うのですが、たぶんこれを受け続けてしまったのがいけなかったんでしょう。

 ある日にとうとう殺気のような神経質の何かを感じた時に、さすがにこれが限界と悟ってその夜に夜逃げしたのですが、

 はてさて、 次の職場で(そば屋で)私はキャベツを千切りをしようとして始めて気がついたのです。 腕がなまってるのではなくて、消えてしまったことにです。

 なんと しろうとよりひどいズタ切しか出来なくなっていたんです。

人間なんて弱いもんですね。 神経がすっかりまいっていたようなんです。

そのつもりでなくてもいじけてたんです。

 その3年前は、たった一人で5人前のご飯もののフライパンを片手にひとつぶもこぼざず振りながら、もう一方の手で仕込みと盛り付けもし、コーヒーゼリーやサイフォンとかドリップの操作もし、しかも洗い場もきちっとこなしながら、楽にお客さんとも対応し、全席のお客さんの注文も間違えることなくてきぱきとさばいていた人間が、  3年後のそれから比べたらはるかに楽なはずのそば屋のホールまで何か怖くてできなくなってたのですからね。

 すみません、 そちらのせっかくの楽しい料理の質問の世界から少しはなれてしまいましたね。

 でも これが私の「包丁の道」の実態です。

 そして、今 だからこそ、そちらのような技術を越えた料理の楽しさに関する質問の世界に、 それこそ魂が震える想いで応援したくなってしまう者でもあるんです。

 久しぶりで 今は80歳を越える私の母しか使っていない包丁を何日か前に手にしていました。

母に介護が必要な時が来れば再び握るのだろうその包丁と腕の間に

なんて書いたらいいのか、ともかくこれが書きたくて書いたのですが、

あつい血というか、勇気といのか、なんなんだろう?これはという力を感じました。

Salut様のたった一言のおかげなんですよ。

それしか考えられません。 おやくそくしましょう。
もし母がそのような状態になったら、かならず今度こそほんとに母のためのおいしい料理に挑戦してみせますと。

 その勇気を与えてくださったあなたに感謝します。

ほんとに人間なんて弱いものですね。 でも、お互いの精一杯の誠意ある「もてなし」とか「いたわり」とか「励ましt」とかあたりまえのようでいて、 これってありがたいですね。   すごいとおもいます。

 こうしたやりとりはQ&Aでは 哲学とかの論議の場で熱いようですが、こうした楽しい料理の心の世界でも涙が出てくるようなとことではアリと想いましたので、その感謝の筆だけ たぶん中文というよりこれも長文となってしまったようですが、書かせていただきました。


 melci でしたか。 英語とかが解らないもので、最後にカッコつけたかったんですが、  

ともかく ありがとうございました。  やっぱし、これって

というよりメルシーかな。 カッコ悪いですが、

 メルシー メルシー メルシー♪♪。


 
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この回答へのお礼

こんにちは。ようこそいらっしゃいませ(^-^)♪

歌舞伎町ですか…時々行きます。昼間ですが。
喫茶店での経験が活かせない職場に変わられて、いろいろご苦労があったのですね。

>ほんとうは辛抱などすべきではなかったとこををがまんしてしまった体験があるんです。
追い詰められているときには考える余裕すらないことがありますね。
arayataさまとはだいぶ違うことですが、わたしにも経験があります。
今になって「なぜあんなに頑張っていたのだろう」と思っています。

>本人こそ心がギスギス痛いんじゃないかと気になってしまう
回答者さまはお優しい方ですね。ご高齢のお母様のためにも頑張ってください(^-^)
わたしは今までいつでも作る側で、作ってもらう側のことを考えたことがありませんでしたが、arayataさまのお答えでまた別の見方をすることができましたし、何より暖かい気持ちが伝わってきました。

>お互いの精一杯の誠意ある「もてなし」とか「いたわり」とか「励まし」とかあたりまえのようでいて、 これってありがたいですね。  
一皿の料理から伝わる心があるということに気付かせていただきました。

こちらこそ。ご回答ありがとうございました。

8月中は締め切らずにおこうと思いますので、また何かありましたらよろしくお願い致します♪

お礼日時:2007/08/24 13:47

「食は文化」という言葉を歌の世界からもほんとに大切に思っています。



「あなたにとって懐かしの、忘れられないあの味は何ですか?」といったすぐれたテーマのアンケートは、本来ずっと締めないで続けていただきたいテーマのアンケートですよね。
でも、
Q&Aの機械的なシステムの面を考えると時間が経つにしたがってこのアンケートならこのアンケートに触れる人が少なくなってしまうという状態を、今の時点ではたぶん誰もどうしようにも無いところなのだと思います

私も いそがしくて(健康診断には異常が無かったのに、61キロ必要な体重が58キロから47キロに減っていました。たぶん今のこの状況を反映してるのだろうと思います。)筆がなかなか進まない(書くのは早くても時間がとれない)できましたが出来るだけの筆はいつも尽くしたいを思っています。

私がもし、こんなにいぞがしくなければ、こうした食のテーマでもさまざまな人の心や技術を学べるようなアンケートをたくさん仕掛けていってみたいと思っているのですが、(私の場合、心に興味を持って生きてきた老人としてその知恵を生かせればなという意図が裏にあってのことですが)
肝心の歌や、それを中心とした文化や哲学の世界のテーマもなかなかかけない状況ですし、こうしてそれなりにいっしょうけんめい筆の努力を続けてるというのが精一杯のところです。

そちらは、もっと気軽にこのような質疑応答やアンケートを楽しみたいというのが目的の中に大きくしめていることなのでしょうが、どうでしょうか
提案なのですが、 こうした「他の人にとっても有意義なアンケート」は、定期的にそちらの流れ(Q&Aの使用状況等の事です。)にあわせ、言葉は変えつつも同テーマのものをさらに工夫して時おりこまめに仕掛けてゆくという提案です。

 すみません、質問内容とは直接な関係が薄れてしまっていますが、ここにての大事な回答(解答ではなく)のひとつではあると思いますので、ちょうどこの機に舌足らずや中途半端な文にはならぬよう、再び「長文回答も大歓迎です♪」のお言葉に甘えております。

 まず、この長文の回答ですが、これは個人の文における文体が時間とともにどんどん変わっていっていたらそれなりに個々の文体がそれなりによみやすかったとしても読む人にとっては読みにくくなってしまうのと似た現象がこのQ&Aのこのテーマのものには起こってしまうかもしれないなというとろともあるかと思うのですが(それもちょっと気にはかかってたのですが、お言葉に甘えてというより、何か調理に関して技術以外のことを深く求められているのですから質問者様のその心にそって書いたら長文となってしまったというところもあるんです。)

 これは、マーケッティングにおいては実験できる宣伝文のキャッチコピーの中身と違って、あくまで時間経過の隙間でテーマなり言葉を工夫していかなければならない まさにイチゴイチエの勝負の道、 まごころがあれば、それがベストなんだという開き直りも必要でしょう。

料理の世界と同じですね。技術と心(まごごころ)のすりあわせです。
そのへんの塩梅ですよね♪

このような大切な(すみません私は「友」とか「もてなし」とかの心を大切にしてますので決め付けてしまってますが)アンケートは、すぐには締めないでほしいし、ちょっとした反応に影響されないで長めに設置しておいたほうがいいという考えの者です。

(この文も もし早めに締めきられていましたら時間的に私はかけませんでした。)

と同時に 何度も何度も 海の波のようにq&Aのウェーブに乗せてゆくことも私はですが大切なまたたのしい使い方の一つと思います。(またあたらしい出会いがあるわけですから)



 鰯  それです♪♪♪。  忘れてた味です。   想い出の‥。

この回答への補足

すみませんm(_ _;)m 
p.sで余計なことを申しました。
年少者が申し訳ありませんでした。

補足日時:2007/08/24 23:29
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この回答へのお礼

こんにちは♪再度の回答ありがとうございます(^-^)

鰯 当たっちゃいましたか。ワーイ♪(ぉぃ)

>「他の人にとっても有意義なアンケート」
いえ、そんな大層なものでは…(;^_^A
わたし自身、家庭というものにあまり恵まれておらず(今は自分の家庭がありますが)親から受け継いだ味というものがありません。
それで、他の方はどうなのかと思って質問してみました。

> 何か調理に関して技術以外のことを深く求められているのですから
はい。調理の「技術」でしたら学ぶ気さえあればいくらでも学べます。わたしが期待したものはかなり面倒な作業と思われますが、遠い記憶を掘り起こし、懐かしんでいただき、その時々の大切な人の手作りの味、その想い出を教えていただくことでした。
ただ、自分が思うほど「手作りの味」の回答がでておりませんのが意外です。

すみません。お礼から話がそれました。

ご回答ありがとうございました♪
よろしければ引き続きご回答くださいませ。


p.s
ご自身を「老人」と言われるのはおやめになったほうが良いですよ。
お母様ががっかりされると思いますので…(^-^;)

お礼日時:2007/08/24 09:12

メローイエロー

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この回答へのお礼

こんにちは。お礼が遅くなり申し訳ありません、

メローイエロー…gooの「もう一度飲んでみたいソフトドリンクランキング」で1位になったものですね。

ソフトドリンクは全く飲まないので全然わかりません…(汗;)ごめんなさい。当時のコピーが「とっても訳しきれない味」。うぅ、わたしにも訳しきれない(笑)

ご回答ありがとうございました。
Merci beaucoup.

お礼日時:2007/08/24 08:36

#3です。

丁寧なお礼にこちらの方が暖かくなりました^^
そうです。こういうのです。そしてつぶ餡です。
これは草だんごですね。よく知ってますよ。ここに行ったことあります。

質問者さんは東京の方ですか?
私も東京なんですが、昔なつかしい味というと『もんじゃ焼き』です。
ちっちゃいころ兄に連れられて食べに行ってました。
身近な人の作った物ではありませんが、兄が焼いてくれました。
とろとろ、カリカリしてました^^
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この回答へのお礼

こんにちは♪ 再度の回答ありがとうございます(^-^)

そうです。草だんごです。えっ、行ったことがあるんですか。
もしかしたらジモティさんですか。

もんじゃ焼き…まさに下町の味ですね。
わたしも姉と一緒に食べた想い出があります。
薄く水っぽい生地を焼くとソースのいい香りがして。
coolさんのお答えはわたしの想い出と微妙にかぶります。
理由はお互い東京の下町っ子ということなんでしょうね。

ご回答ありがとうございました。
また思いついたらいつでもいらしてくださいね。

お礼日時:2007/08/22 23:08

給食のソフト麺です。


今日も朝の番組で1番有名な給食メニューを出しているお店「給食当番」での人気メニューベスト5やっていて1位で、自分もここでも回答したことあるけど給食メニューで1番好きだったから少しうれしくなりました。
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この回答へのお礼

こんにちは。いらっしゃいませ(^-^) お礼が大幅に遅れまして申し訳ありません。

給食。確かに懐かしい味ですね。
ソフト麺というのは袋に入っているあれですよね。
大抵汁物と一緒に出てきて、その中に麺を入れて食べたような気がします。

そういえばわたしはきなこ揚げパンとミルメークが好きでした。
懐かしい~♪

遠い昔を思いだす懐かしいご回答ありがとうございました。
Merci beaucoup.

お礼日時:2007/08/20 17:01

40代男性です。

私にとって忘れられない味は、仮面ライダースナックです。かっぱえびせんに砂糖をまぶしたような味だったと思うのですが・・・。はっきり覚えていません。とにかく不思議な味でした。

あの味をはっきりと覚えている方がいたらぜひ教えて!goo
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この回答へのお礼

いらっしゃいませ。お礼が遅くなって申し訳ありません。

仮面ライダースナック。うーん、ごめんなさい。スナック菓子はさっぱりわかりません。ところで、『不思議な味』とは美味しかったのでしょうか。不味かったのでしょうか。

>あの味をはっきりと覚えている方がいたらぜひ教えて!goo
回答に質問を書かれましても…(笑)

楽しいご回答をありがとうございました。
Merci beaucoup.

お礼日時:2007/08/19 15:01

はばのりと青海苔(たこ焼きとかのじゃないしっかりしたやつ)の入ったお雑煮


両親ともの実家のお雑煮らしいですけど、同じ味付けの人にあんまり会ったことがないです。
つゆはシンプルにかつおと醤油、具は葉物。それに削ったかつお節・はばのり・青海苔を軽くまぜまぜしたものをどっさり乗っけます。
「磯!!」な味が自分にはたまりません。
もし機会があったらどうぞ。
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この回答へのお礼

いらっしゃいませ(^-^)

変わったお雑煮…「はばのり」って何だろう?と思って検索してみたら、なんと千葉県ではないですか!?
お隣の千葉県で、これほど特色のあるお雑煮が食されているとは思いませんでした。千葉は広いので、もしかすると千葉でも海沿い限定の味なのかもしれませんね。

>「磯!!」な味が自分にはたまりません。
いい香りがしそうです。香りも味の一部ですよね。

香り高いご回答をありがとうございました。
Merci beaucoup.

お礼日時:2007/08/17 11:11

私の忘れられない味は、絶対におばあちゃんのおにぎりです。


ずごくおいしんです!!!

おばあちゃんちに行くと、必ずと言っていいほど
毎回いっぱいご飯を作ってくれました。
そしていつも大量のおにぎりを作ってくれました。
いつもシンプルなごま塩です。でも、あのおばあちゃんの
ごま塩と同じ味のおにぎりは一回も食べたことありません。
おばあちゃんのおにぎりは普通のおにぎりと全然味が違って
すごく好きでした。

また食べたい。。。もういないけど。
懐かしいなあ~☆
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この回答へのお礼

いらっしゃいませ~♪
ようこそおいでくださいました。

おばあちゃんのおにぎり。なんとシンプルな。
でもすごくわかります。握りかたが絶妙なんでしょうね~。
おにぎり名人の握りかたを見ると、どうも軽く数回握るだけみたいなんですよね。ご飯の粒と粒に隙間があるのに、崩れてこない。
これは技術なんてものではなく、それこそ「愛情」とか「経験」のなせる技かもしれませんね。

>また食べたい。。。もういないけど。
懐かしいなあ~☆
懐かしく想い出してもらえて、おばあちゃまも嬉しいことでしょう。

愛情のこもったほほえましいご回答をありがとうございました。
Merci beaucoup.

お礼日時:2007/08/13 14:12

今では 私の包丁の腕はさびついていますが、


「あなたのキャベツの千切りはとんかつ屋の私がみても最高だ」と言われたこともあります。 かつら剥きも魚をおろす半月引ききりとかも憶え、タイの糸かけ造りとかにも挑戦したこともあります。 でも、私の場合、客観的な味付けの能力とかがありませんでした。 また 多くの美食の体験とかもないため、舌の上での比較認識能力といったものも最低でした。

 もしなんらかの環境によって料理の世界の師匠とかにめぐり合えていたのならば、私もそれなりにはいわゆる料理人の世界に入ることはできたのでしょうが、 そんな機会もないうちに、わたしは料理を作る機会を失ってしまったのです。

 独り身では、自分のための弁当をつくることさへ(弁当はけっこうめんどうですがこれが人のためならその分楽しかったりもするでしょう。)めんどうでやめてしまうという事となったのです。

けれども、 私も、質問者様と同じような疑問を料理の世界について持ち続けて入る人間なんです。「長文回答も大歓迎です♪」とありますので、舌足らずとはならない程度には詳しく、そんな私の感想を書いてみますね。

生まれは千葉は九十九里の浜辺の端っこですから、子供の頃の新鮮な魚の味は今でも覚えています。 でも都会にてその味のする料理は人生60年まだ
食べてないんですよ(貧乏暮らしというのもありますが) また、トマトやナスの畑から取れたばかりのを同じ頃食べていましたが、これも‘あれほどの味’には私の舌はまだお目(お舌)にかかっていません。
ここには そちらの言われる「想い出という甘美な味付け」も効いた記憶となってる可能性もあります。

 でも不思議です。都会のある普通の飲食店で一回だけですが その頃の卵の味がしたんです。 なんと深く深く深く おいしかったか。 言葉にどのように書けるものなのか解らないところです。

味は人間にとって不思議です。 そのキッチンは見えないのに誰がよそってくれた味噌汁かはっきりと味にでていた体験もあります。(たくさんの人が調理を手伝っていた状況にてです。)あきらかな恋人の味です。

この味がまた、 別な恋人(心を深く通わせた女性と受けってください。)がジュースを作ってくれた時にも(味噌汁じゃないのにです。)同じ味が
なんとまったく同じ味が付け加わってました。 だからこれを私はかってに「恋人の味付け」と心の中で呼んでいます。

昔、ただの喫茶店にてただのオムライスですが、心をこめて作った時には
カウンターのお客さんがいつまでも座っていたり「ここに座ってるとなぜかふるさとの帰ったみたいに落ち着くのよね」と友達に話していたりするのを
聞いたりして、   あ  これが食べ物をとおして心を伝えることなのかと気がついたこともあります。

 もし、私の人生の目的が料理の道にあったのならば、私は負け犬でしょうからこんなことを言う資格はないかもしれません。 でも私の道は 実は歌とか踊りの心の世界の追及を人生の目的としてきた人間なんです。 まだ道の半ばですが、そこからながめると やはり料理の世界でも「心」の部分は、どこまでも深い大きな世界だと思います。

 歌の世界(踊りの世界はそのへん現代にては複雑ですので言及を控えますが)では、たしかに技術が心を教えてくれる部分というのも大きいのです。
でも、それを知るためにも一番の修行は心の世界なんです。

 たぶん、恋人に作るような愛情をこめて、子どもやお客さんたちとかにおもいっきりそのもてなしのこころを注ぐのが、注ぎ続ける道が料理の「心」の世界だと思います。

 かつら剥きなんてできなくなったっていいんです。 さかなも鼈もおろせなくたっていいんです。 キャベツがずたぎりになったって、そこに「こころ」があるのなら そしてそれを知る新鮮な食べる側の魂があれば、それはすでに本物の料理の世界なのだろうと思います。  

 あるスペイン人が日本の味噌汁でのもてなしをうけて あまりにもおいしくてなつかしくてはらはら泣いてしまったことがあると聞いたことがあります。
そこには 地中海地方の似た土地柄の具についての知識とか似た料理の技術とかがその料理人の腕の中にあったのかもしれません。 でも 人がなつかしくて(しかも外国人が)泣き出すほどの味の伝わり方の裏には、やはり魂と魂のもてなしの心があったように思えてならない者なんです。

もしかしたら、都会の片隅のあの大衆飲食店での あの卵のあまりにもなつかしいおいしい味は、たまたま何百万分の一の確率で存在するような偶然のまぎれこんだおいしい卵のせいではなくて、 ちょうど心身疲れていた私というお客に「がんばれよ」というこころでかけてくれた、ただの生卵?だったのかもしれませんね。

 salut様、料理がお好きなんですか?  

職人は それがなんの道であれ、その技術にこころをすりあわせすりこみ生涯をかけてその闘いを闘い続けます。が、やはり大勢の人を相手にするプロの道ならば、そこには料理ならば客観的舌とかも必要となってくるのでしょう。  でもそれが庶民の料理道であるならば、 やはり魂の底から料理するという事の全体(もてなしの魂ということなんですが)を愛しつづけるのがその道だと思うんです。

唇に歌を、 手に「塩」を、心に太陽を。 salut様がんばってください。
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この回答へのお礼

いらっしゃいませ。
これは…長文のご回答をありがとうございます。

千葉は九十九里のお生まれですか。
鰯の酢漬け(ゴマ漬け?)が美味しいですよね(^-^)

>味は人間にとって不思議です。

そうなんです。ごく普通の飲食店で、なぜか懐かしい味に出会うことがあります。また、同じ材料を使い、同じ作り方なのに味が違うということも普通にあります。良くカレーが引き合いに出されますね。

>たぶん、恋人に作るような愛情をこめて、子どもやお客さんたちとかにおもいっきりそのもてなしのこころを注ぐのが、注ぎ続ける道が料理の「心」の世界だと思います。

これ、ちょっと耳の痛い話でした。
じっくりと時間をかけて料理することもあれば、殆どやっつけ仕事的なときもありますから…(^-^;)
わたしは基本、手を抜かない主義で、お出しもちゃんととるし、下ごしらえも欠かさない、材料も吟味するのでいつもそこそこ美味しい物ができるのですが、時間が無くて手を抜いたときに「美味しい」と言われることもあり、複雑な気持ちになることがあります。

>もてなしの魂

基本はやはりこれなのでしょうね。
わたしなどは自分が美味しいものを食べたいという情熱のみで作っていますが、それも自分へのもてなしと言えなくもない(ぉぃ)

手に「塩」を は、わたしのIDをもじってくださったのでしょうか。
励ましのお言葉ありがとうございます。

それではわたしからも。
arayataさま、せっかくですから包丁も包丁の腕もさび付かせずにがんばってください。

Merci beaucoup.

お礼日時:2007/08/04 21:20

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