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イスラム過激派のテロはなぜ発生するのですか??
具体的な例を参考に教えてもらえないでしょうか??
三角ロジックとかって関係あるんでしょうか??

A 回答 (2件)

イスラムの過激行動の原因としまして、3つの大きな原因が考えられます。



1.宗派に属する問題。
イスラム教の過激テロ行為は、正統カリフの時代からあり、3代ウスマーン、4代アリーともに暗殺されています。
特にアリーを暗殺したハワーリジュ派は、その後徹底してスンニ派にテロ攻撃で臨み、弾圧とテロが繰り返されて勢力は衰退してゆきます。
ハワーリジュ派の中でも過激なのが、アズラク派で、「悪を見逃す事は背教者である」として、テロの対象としました。
また、シーア派の中のニザール派は、「アサッシン」の名前の暗殺集団でした。
スンニ派では、ワッハーブ派が有名で、ワッハーブ派は現在のサウジアラビアの国教となっています。
ワッハーブ派は、「ムハンマドの時代が理想社会でありそれを改変する行為に対しては、武力をもって阻止しなければならない」を基本的考え方としており、現在のイスラム過激組織の心理的基盤となっている他、サウジアラビアからの資金がイスラム原理主義組織の経済基盤となっています。
アフガニスタンのタリバンも、サウジアラビアの支援の基に組織されました。
スーダンの内戦、ダルフール問題も過去に起こったマフディ運動の勢力がスーダンで息を吹き返した結果です。

2.イスラム原理主義と民族主義の結合
アフガニスタンからのソ連軍撤退以降、イスラム勢力は勢力を増し、そりが民族主義と結びついてテロ活動が活発化します。
ヨーロッパでは、ボスニア戦争の勝利したムスリムの影響で、同じくイスラムのアルバニア系住民の蜂起が起こります。
アルバニア系住民が多数派を占めるコソボ、20%のマケドニア、5%以下のギリシャなどでもアルバニアに併合しようとして、マケドニアなどは一時内戦状況になります。
また、チェチェンでは、チェチェン至上主義が蔓延し、周辺諸国(イスラムの諸民族を含む)をチェチェン人の支配下におこうとして、総反発を買い、それに対してチェチェンの武装組織は、テロで応戦しています。そのため、現在公式にチェチェンを支援する国はありません。
今日急を告げているクルド問題も同様な状況にあります。
タイ南部のテロ活動も、イスラム原理主義の高まりに影響された部分が大きいようです。

3.抑圧された住民の反発
現在の世界情勢を引っ張っているのは、欧米諸国で、イスラム諸国の経済発展は、欧米諸国に追いつけず、むしろ欧米の搾取の対象となっています。
それらの不満が爆発し、テロ活動へとつながっています。
レバノン、イスラエルでのテロ活動も、これと全く同じ構造を持っています。
また、西欧への移民者によるロンドン爆破テロなども同じ構図です。

イスラムのテロは、これら3つの原因が交じり合ったものです。
そもそもテロの下地のあったイスラム集団に、抑圧への反発と民族主義が交じり合ってイスラム過激テロ集団があるのです。
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宗教における戒律を厳格に重視(原理主義=過激派)すると、必ず現世社会の習慣は違反している事になります。


仏教の他教神を取り込む柔軟性を持つ様な特徴を持ちますので、オームの様な特異な分派でしかテロは発生させませんが、キリスト・イスラム教は一神教で許容性に乏しく、その原理主義者が体制に認められている慣行を止めさせ様と行動するとテロになります。
両教に共通する教義に「偶像崇拝の禁止」があり、「偶像」の拡大解釈は、過去に起きたエジプトでの観光旅行者に対するテロの一因になったと言われています。
ビランディンがテロリストになった理由が、サウジ国内に進駐して来た米軍女性兵士の振る舞いからと言うのは有名な話ですし、その後の聖戦(ジハド)に関しても、例えば9.11は「金利を取る」といった禁止事項を犯す相手(金融機関が集中したWTCビル)に対して行なわれたと言う事も出来ます。
もっともキリスト教原理主義も厄介で、「聖書では陸に棲む動物と海に棲む魚の食用を許していたが、海に棲む動物(鯨)は書かれていない」といって捕鯨に反対し、海洋法を犯して妨害を図る一派もいます。
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