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仏仏辞典を使って、フランス語のテキストを読んでいました。rendre compte de…に関する例文を探していると、次のような文がありました。


IL faut qu'il soit un peu inconscient pour proposer une chose pareille(=qu'il ne se rende pas compte de ce qu'elle a de deplace).

ラルース現代仏仏辞典(復制版)
発行所 (株)駿河台出版社
dictionnaire du francais contemporain
LIBRAIRIE LAROUSSE,1971.

p.281 conscience を参照し、引用。deplaceの両eには´(アクサンテギュ)が、ついています。引用先明示のfrancaisのcは、セディーユです。文字化けするため、上記のように表示いたしました。


括弧内の最後の単語、deplace(両eに´アクサンテギュがつきます)ですが、これは、形容詞と捉えればよいのでしょうか、名詞と捉えればよいのでしょうか。助動詞avoirとともに用いられたdeplacer(eに´アクサンテギュがつきます)の過去分詞という解釈は、この場合、先に前置詞のdeがきているため、どうも違うような気がします。このdeは何を表しているのかがわかりません。deを介すことで、deplace(両eに´アクサンテギュがつきます)が名詞的に用いられるということがあり得るのでしょうか。だとしても、この文章、どう解釈してよいのかわかりません。できれば専門家の方、ご回答のほど、よろしくお願いいたします。

※gooさま
 上記、辞書からの引用があるため、引用の判断の全ての条件を満たし ていないと判断された場合、削除してください。

A 回答 (1件)

まず,例文の表示法に辞書独特の省略があり,これを整理すると,



<< Il faut qu'il soit un peu inconscient pour proposer une chose pareille.>>

という文は

<< Il faut qu'il ne se rende pas compte de ce qu'elle (= cette chose) a de deplace.>>

という文と同義である,ということを辞書は言おうとしています。。
後者の << elle >> は前者の << une chose pareille >> を受けています。

次に,<< de >> は「連結語」としての << de + 形容詞(過去分詞)>> で,
「quelque chose, quelqu'un, rien, quoi que ce soit... などの中性語に
形容詞(過去分詞)を付加するとき」に使います。
たとえば quelque chose de nouveau(何か新しいもの)など。

問題の文の場合,<< ce qu'elle a >> (彼が提案したことが有しているもの)が
上記の中性語に相当します。また deplace は形容詞 です。
<< ce qu'elle a de deplace >> は「彼の提案の不適切な点」
といった意味になります。

そういうわけで,辞書の例文の意味は,それぞれ

「こんなことを提案するとは彼は少し inconscient なのに違いない」
「そのこと(その提案)の不適切な点を彼は ne se rende pas compte なのに違いない」

となり,こうして inconscient の意味を
ne pas se rendre compte de になぞらえて理解せよ,
という指示が辞書から読者に対して行われている,というわけです。
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この回答へのお礼

ce qu'elle aが、quelque chose, quelqu'un, rienなどと同質のものとして用いられているとは・・・。このように使われることもあるということをはじめて知りました。目から鱗です。わかりやすく、すばらしい解説でした。大変ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/31 11:50

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