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グリーマ(グレードII)を患っている妻についてです。
腫瘍の大きさ、位置からすると特に身体症状は出ないという主治医の
話ですが、本人は毎日のように不調を訴えています。
症状は日替わりで、ひどい肩こりであったり、背中が痛かったり、
動悸、鳩尾の痛み等多様です。
 大きな病気をしているので体調の変化に過敏になっているのでは、
精神的に自分で病気を作ってしまっているように感じています。
毎日のことなので、私も疲れてしまい、どうしたらよいのか判断できません。精神科や心療内科を受診すればよいのでしょうか?

A 回答 (1件)

>グリーマ(グレードII)を患っている妻について



奥様の正式な病名は、「グリーマ」できなく、「神経膠腫(グリオーマ)」と言います。さらに、「神経膠腫(グリオーマ)」の「グレードII」は、病理組織学的には「多形黄色星状細胞腫」と「びまん性星上細胞腫」と言い、良性と悪性の中間の脳腫瘍です。

>本人は毎日のように不調を訴えています。症状は日替わりで、ひどい肩こりであったり、背中が痛かったり、動悸、鳩尾の痛み等多様です。
>精神的に自分で病気を作ってしまっているように感じています。

先ずは、主治医に奥様の腫瘍の正確な部位をお尋ねください。
奥様が訴えられている上記症状は、決して「精神的に自分で病気を作ってしまっている」のではなく、腫瘍自体と腫瘍位置から来す身体症状※(がん患者さんが誰でも陥る抑うつ症状など精神症状も当然含め)と思われます。
腫瘍がある程度以上の大きさになると、周囲の脳も腫れ(脳浮腫)、頭蓋骨に囲まれた頭蓋内の圧が上昇します。頭蓋内圧上昇による代表的症状は、頭痛、吐き気、意識障害が出てきます。さらに、腫瘍が出来た部位にもともと存在する神経機能が障害されます。例えば、運動野にできた腫瘍であれば、手足の麻痺やけいれんが起きます。言語野にできた腫瘍では言語障害を起こすといった具合です。但し、神経膠腫は神経組織の間に浸潤するため脳出血や脳梗塞などに較べると神経組織が残りやすいので、大きさの割合に病変部の機能が比較的保たれていることが多いのが特徴です。まれに腫瘍内で出血を起こすことがあり、その場合には急激に症状が悪化します。

以上のような意味で、主治医に腫瘍の正確な部位をお尋ねください。と記した訳です。
さらに、良性の神経膠腫が経過中に悪性に転化することはよくみられます。ちなみに「神経膠腫」の生存期間中央値はグレードIIで7~8年なのですよ。神経膠腫の治療が難しいのは、浸潤性の性格のためと、脳の血管が抗癌剤などの物質を通過させない、つまり点滴しても脳腫瘍まで薬剤が届き難いことが大きな理由です。もう少し奥様の病気に対して正しい医学知識を身に付けて、奥様を心身伴に支えて上げてください。

>どうしたらよいのか判断できません。

一度、他の脳腫瘍専門医にセカンドオピニオンを求めるのも良いかと思われます。そして、以下のサイトで奥様の「神経膠腫」に関する知識を学んでください。そして、あなたご自身もお身体をご自愛ください。

参考URL:http://www.gsic.jp/cancer/cc_19/hc/index.html
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
お礼が遅くなりまして、申し訳ございませんでした。

腫瘍の位置は言語野に近い部分で、身体症状としては言葉が出にくくなる可能性があるそうです。診察の度に、様々な症状を主治医に告げています。主治医も真剣に聞いてくれたうえで、「腫瘍とは関係ないですよ」と安心させてくれるのですが、しばらくすると本人も忘れてしまうんですね。

近々テモダールによる治療を開始する予定です。生検の結果、テモダールの効果がとても期待できる遺伝子タイプだそうです。

>生存期間中央値はグレードIIで7~8年なのですよ。

もう、病気を発見してから5年が過ぎました。
発見時には、腫瘍ができてから既に2年位はたってるかも、
とのことでした。覚悟はできていますが、経過が良好なので
このままずっと悪性に転化しないのでは、という期待が徐々に
膨らんで来ています。
もっと病気のことを勉強します。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/02/14 01:36

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