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11歳の長男がマイコプラズマに感染していました。高熱以外の症状が一切なかったため診断が遅れたのですが、処方されたミノマイシンを飲んだら熱もすぐに下がりました。

ミノマイシンが乳幼児の歯の着色の原因になることを知っていたので医師に質問したのですが、最も効果が高いからミノマイシンを薦めたいと言われ、長男は既に11歳なので歯への影響はないと思い、飲むことにしました。

ただ心配なのが5歳の弟の方です。もし弟が感染していて発症したとしてもミノマイシンは使いたくないので他の選択肢を知っておきたいと思います。
医師は「他にはクラリス」もあるけど。。。と言っていました。

本当にミノマイシンが最も効果が高いのでしょうか。
マイコプラズマの治療でミノマイシン以外によく使われるお薬を教えてください。

A 回答 (2件)

呼吸器内科医です。



マイコプラズマに対する第一選択薬(まずはこれを使いましょう、という薬)は、ジスロマック・エリスロシン・クラリス・ケテック・ジョサマイシンです。
ミノマイシンは、それらが使えない理由があるときに使います。

ですので、「最も効果が高い」という理由が分かりません。

他には、ガチフロ・メガキサシン・アベロックスという薬も有効です。

ケテック・ガチフロ・メガキサシン・アベロックスは小児用が無いため、今回は関係ないですね。

使えるジスロマック・エリスロシン・クラリス・ジョサマイシンでは、すべて歯の着色という副作用がありません。
ですので、歯の着色が心配なのであれば、これらに変更してもらうのが良いでしょう。

医師がクラリスに疑念を感じているのは、耐性菌のせいかもしれません。ただ、薬の性質から言うと、ミノマイシンよりも上記の薬の方が効き目が強いのです。
とはいえ、どの薬を使うかは、直接患者を診察した医師にしか分かりません。いろんな要素から薬をチョイスしますから。
なにはともあれ、医師に相談です。

なおこれらは、「今日の治療薬」という、医療機関においてある本にも書いてあります。
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この回答へのお礼

早速のお返事を有り難うございました。ミノマイシン以外の選択肢があると知って安心しました。

受診したのは評判の高い病院(小児科)ですし、咳、関節痛など、熱以外の症状が一切ないにも拘わらずマイコプラズマを疑って血液検査を薦められたので(近所の小児科ではインフルエンザの検査をしただけでした)、その医師のことは信頼しているのですが。。。クラリスよりもできればミノマイシンを使いたい、という口ぶりでした。なぜでしょうね。

もし次男が発症した際は、効果云々には触れずに、歯のことが心配だからクラリスにしてほしいとお願いしようと思います。

どうも有り難うございました。

お礼日時:2008/03/10 19:30

最近は、クラリスに代表されるマクロライド耐性マイコプラズマが多く報告されています。

このようなマクロライド耐性マイコプラズマでもミノマイシンに感受性があるのが普通です(下記HP)。
開業医は、患者さんから即効性を期待されます。マクロライドでダメでしたらミノマイシンにしましょうという態度では、下記HPでいうと神奈川では7/47の症例で改善が遅れることになり、患者さんが逃げて行きかねません。かといって、キノロン系は子供には投与できませんし一発で改善を狙うならミノマイシンという選択になるのもしょうがないことかと思います。
もちろん、マクロライド耐性菌が増加していて効かない場合もありうることを承知の上で最初はクラリスという患者さん側の選択も間違いではないと思います。

参考URL:http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/003_center/030 …
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この回答へのお礼

回答を有り難うございました。
なるほど、No1様も触れておられましたが、耐性菌を考慮された可能性があるということですね。

受診したのは総合病院の小児科でしたので、比較的重症の低年齢の患者さんが多い可能性を考えると、No.2様のおっしゃるような「一発改善」を狙って処方されるのかもしれませんね。

実際の診察時にもこんな風にメリットとデメリットを提示してもらってからお薬を選択できるといいのですが。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/10 20:45

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