アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

ライブで例えばスピーカー1発のコンボアンプをマイキングしてPAから音出す場合、結局複数の媒体から音が出ているということでいわゆるステレオになってしまうんですか?
となるとプロがライブで出しているサウンドはすべてステレオと考えていいのでしょうか?
それとも1発以上のスピーカーキャビの全てのスピーカーをマイキングして出すサウンドをステレオというのでしょうか?
もしくはパンナー等で音を自在に左右に振り分けれる状態をステレオと言うのですか?
どうも自分の中で定義が曖昧です、、、
それと単純にモノラルとステレオの短所長所が知りたいです。

A 回答 (2件)

よっぽどの大会場であるとか、かなり凝りに凝った音響表現をしたい(極端な例で、客席の前後左右を音が飛び交うような効果を観客に聞かせたい…これ、相当高度な仕掛けが必要ですが)ということでなく、ステージ上の演奏サウンドを客席にまんべんなく送る場合であれば、スピーカが左右対向であってもPAはモノラルで出すのが基本です。



理由はいとも簡単で、例えばギターがステージ右端、ベースが左端で弾いているとして、それを客席中央奥から見えるままにパンを振ったら、ステージかぶりつきの席の右端の人にはギターばっかり、左端の人にはベースばっかりしか聞こえなくなりますよね。そんなアホなPAは普通はしません。

もちろん、例えば「ある曲で、ギターのイントロを客席の左から右に流れ動く表現をしたい」なんて時に、ギター音をパン操作する時はありますが、それは「特別なシーンだけ」で、その後、全体の音を客席に出す時にはモノラルに戻します。それでも、客席の皆さんには視覚的な効果もあって、それ相応に定位感を感じてもらえるものです(ま、ある種の錯覚といえる)。

ということを踏まえて…ですが、
>スピーカー1発のコンボアンプをマイキングしてPAから音出す場合
でしたら、仮に1発のスピーカに2個のマイクを据えたとしても、原則的にはマイク2チャンネルに同じ音が入りますから、ギター音としてはモノラルと等しい音しかPA卓には来ませんね。
何より
>結局複数の媒体から音が出ているということで
というのが、その意図がよくわからないんですが、前提ではスピーカ1発ですから、どこが「複数媒体」なのかよくわかんないんでけど?
スピーカ1発ならどう足掻いても単一音源ですが?

>となるとプロがライブで出しているサウンドはすべてステレオと
前段に書いたように、特別に「特殊な効果」を狙う場合は別として、プロステージでも基本はモノラルです。

>1発以上のスピーカーキャビの全てのスピーカーをマイキングして出すサウンドをステレオというのでしょうか?
「特殊効果を狙う」時の一環として、そういうマイキングをすることは、確かにあります。私自身は、ROLANDのジャズコーラス・アンプをマイク2ch録りして、客席にアンプのコーラス効果を流す…という手は使ったことがあります(そんなに大きくないライブハウスですけどね)。でも、実際にやるのは結構難しいですけどね。
ただ、この場合はジャズコーラス・アンプ自体が、内蔵の2つのスピーカを使ってコーラス効果を出せるアンプだからこそで、大ステージで仮に何台もアンプスタックをして、各キャビにマイクを立てたとしても、すべてのキャビから同じ音が出ているなら、マイクの本数にかかわらずPA卓に来る音は「モノラル×マイクの本数分」に過ぎず、結局はモノラルサウンドです。

>パンナー等で音を自在に左右に振り分けれる状態をステレオと言うのですか?
この部分だけを取り上げれば、逆の言い方になりますが「パンで音像を左右に振り分けるには、ステレオである必要がある」という意味で、ほぼイコールです。
ただ、これは客席出しのPAシステムがステレオになっていれば、音源そのものはモノラルでも、PA卓でオペレータがパンを調整すれば容易に行えます。ですから、この操作をする時のギターのマイクは1本のモノラルでもできます。
PAのシステム自体は、普通はステレオで組みます。ただ、PAスピーカから出す音は、最初の説明通りモノラル出しが基本です。

ということをまずご理解いただいた上でないと、「モノラルとステレオの短所長所」はなかなか説明しづらいので、ここまででご不明な点がありましたらどうぞ補足下さい。

この回答への補足

なるほど!!自分がどうやら勘違いしていたようです、、PAスピーカーとアンプを同じものとして括ってしまってました、、つまりアンプとPAで音が違うところから2つ以上出ているのでステレオなんだと安易に考えていました。
音の出し方の問題で媒体の数はステレオ、モノラルには関係ないんですね。
では長所はステレオは音に立体感や特殊効果を出す、モノラルは原音を忠実に出す。でいいですか?
ではそれぞれの短所は?

補足日時:2008/03/16 20:37
    • good
    • 0

ギターの音のステレオにはいくつか微妙に違う意味がありますがいずれも左右が全く同じ音ではないことが必要な条件になりますので、ご質問の内容のケースではモノラルと解釈されます。



ギターのステレオ化はだいたい3つの方法があります。
・二つのピックアップの音をアンプまですべて2系統で出す(ステレオ機能のあるエレキギターは主にこのタイプ)。ギター以外は全て2系統必要なのでお金がかかります。
・たとえば1~3弦と4~6弦を別々に取り出せるようにして2系統で出す(過去にニール・ヤングさんなどがやってます。ローランドのVGシステムなら簡単にやれます)。元からこれができるギターはうんと少ないのでアマチュアだと自分でギターを改造する必要があります。先の例よりさらにお金がかかり、ライブではイロイロ難しい方法です。
・一番ポピュラーな手段はモノラルのラインの最後にステレオ感の出せるイフェクターをかけて疑似ステレオ化することです(ステレオ・アウトのあるコーラス/フランジャーやフェイザーを使う。このあとにかけるリバーブが2CH完全独立入力だとさらに効果が高くなります)。元の音がモノラルなのでライブでも気軽に使える方法ですがあくまで「疑似ステレオ」です。

ライブでは左右のスピーカーと観客の位置関係からステレオで音を出してもその効果を味わえるのは全員ではありませんので、空間的な広がりを演出するためステレオ感を付加する程度のセッティングにならざるを得ないことが多いです。
    • good
    • 3

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!