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先日、祖母の形見分けで箪笥の奥でくしゃくしゃになっていた小紋を貰ってきたのですが素材が分かりません。

「絹は燃やすと髪の毛を燃やしたようにジリジリと縮んで、黒褐色の塊になります。つぶしてみると粉々になる。」
とネットにあったので、布端から糸を取って燃やしてみるとまさにそのような燃え方をしました。

そこで、絹かな?という気持ちが強くなったのですが、胴裏が木綿なんです。(八卦は絹っぽい素材です。)
絹に綿の胴裏をつける事ってあるんでしょうか?

仕立てが素人っぽい・脇が擦り切れている・バチ衿である・祖母は着付けが出来ず着物も着ない・という点から曾祖母が仕立てて頻繁に着ていたものかなと予想しました。
日常的に着るものだったら胴裏を木綿にすることもあるのでしょうか?

詳しい方がいらしゃいましたらご教授ください。

A 回答 (2件)

絹物に木綿の胴裏つけますよ。


特に、男物はね。
女性も、紬(木綿も、絹も)は普通につけてますね。
オークションで古いものを落とすと、金巾のついているものがあります。

ですので、普段着なら女物も木綿をつけることはありです。
色がついてませんか?
(シロではないという意味ですが)

男物は「金巾・カナキン」といって、新モス(シロのさらしよりやや
目の細かいもの)の色つきをつけるのが昔は普通です。
張りと丈夫さを出すためにも、裏に木綿・金巾をつけます。

今も男物はそうでは?
ただ、カナキン自体があまりもう普通にないので、今は男物も胴裏(シロ)をつけるのでしょう。

>八卦は絹っぽい素材です。

コレは、木綿はすべりが悪いので裾回しは絹を見せるためにも
おごるのです。

シロの胴裏は本来、本当に贅沢品だったのです。
見えないところに凝るのがおしゃれで、贅沢、それも
色が変わりやすい「シロ」というのは
ここ50年ぐらい前からのスタンダードです。
中国産の絹が関税ナシで入ってくるからです。

もう、国内産の絹を保護する必要もなくなったのでね。
桑畑もないでしょう?

化繊での、レーヨンや、ポリエステルというのは70年ぐらい前にはなかったので、裏にも使えないのです。
昭和も40年代になると、安物は化繊の裏がついています。
絹を気取って、ウソとしてつけたのですね。

ちなみに私は、
オークションでお安く落として、ちまちまいじるのが趣味なおばちゃんです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
絹に木綿の胴裏を付けることもあるんですね~

綿は白で、結構目が粗いです。
白ということは贅沢をして良い反物を買ってきて
仕立てたのかもしれませんね。

絹の着物に
木綿の胴裏を付けるメリットは何でしょうか?
本当は絹にしたかったけど、
コストダウンのためにやむなくということでしょうか?

着物は
ジャガード織り(綸子?)で一面に桐の模様が入っています。
また、紫色のベースに白い雲(?)
が繰り返しかかっており
その中にたんぽぽやスミレなど春の花が
赤・黄・青の塗料で簡単に書いてあります。

お礼日時:2008/04/06 19:22

#1です



>綿は白で、結構目が粗いです。
白ということは贅沢をして良い反物を買ってきて
仕立てたのかもしれませんね。

ココだけちょっと、誤解されているようなので、
あくまでも「白」というのは羽二重(今の胴裏とほぼ同じ)に通じる絹の白ということでの
話でアッテ、木綿の白というのは、「ふんどし・下着」に近い扱いですから、
あなたのケースの場合には、もしかしたら、目が粗いということなら、
正に、シンモス(比較的目が細かい)の白でもない、
晒=下着用を流用したのかもしれないです。
金巾(イロツキ)は裏地のようなものに使うことを想定して作成されたモメンの反物です。
白のカナキンはシンモスとなぜか言いますが、これは着物(絹物)をつくるときの
パーツ・補助?として、芯や、何らかのエクステンションのように使う、色がないほうが汎用性が高いから。

タダ、着物の裏に木綿を使っても、どうして「白」を使わないかというと、
白地の着物を普段着にしないように、
汚れるからです。
ほとんど、普段着の着物というのはワンシーズン着用するのが昔の人。
デ、解き洗いして、仕立て直しということを季節ごとにするのです。


>絹の着物に
木綿の胴裏を付けるメリットは何でしょうか?
本当は絹にしたかったけど、
コストダウンのためにやむなくということでしょうか?

正に、それです、コストダウン。
裏にこるのが本当のおしゃれですが、裏地にも絹は庶民にはできないおしゃれです。
だって、脱がなければ、わからない贅沢ですから。

絹も昔なら、「ご禁制の唐物」ばっかりの今は、
安いのですが、昔は、本当に原料自体が高かった。
庶民は一生に一度、袖を通すことができるかどうかというのが
100年ぐらい前の話。
何しろ、食べるものを栽培しないで「桑畑」を作って、絹を作るのですから。
それと、絹は摩擦に弱いので、すそがスリスリするような着物は
すぐにすそが切れるのです。

非常に余計な話ですが、「お引きずり」という言葉が着物文化についてあります。
これは、「あの人はお引きずりだ」というようなことを女性の表現に使いますが、いわゆる、着物のすそを引いている、芸者か、御殿女中かというような高級という意味ではなくて、
まったくどちらかというと反対の意味。

着物は裏が擦り切れやすくて、裏が切れて、引きずっている。
座敷で頭を下げるような機会が昔は多かったので、すそが切れて
引きずっているのが見えちゃったりするのでしょう。
デネ、その意味は、「すそが切れている着物を着ている=身じまいがちゃんとしてない=だらしがない」という意味です。

絹を着ても、擦り切れやすいので、結構、着物生活は気が張るものなのです。
実際、オークションでお安く落としていると、裏が擦り切れているもの
結構あります。
表は上等だったりしますけど、アーこういうことなのかと。

擦り切れてくると、解き洗いして、次回の仕立てでは、傷んだところを切り捨てる。
その分を胴うらを延長して・・・という手入れをするのです。
これをなかなかしないということ。
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この回答へのお礼

返信ありがとうございます!
興味深く読ませていただきました

やっぱり絹の白のことだったんですね。
おかしいなぁ~と思ったのですが
文面上、木綿のことも指しているように
読めるような気がしたもので。

恐らく金巾ではなく、さらしのようなものだと思います。
金巾のような立派な生地ではありませんので。

今回はいろいろとご教授いただきありがとうございました。

お礼日時:2008/04/07 21:59

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