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「負い目を感じる」と「うしろめたさを感じる」は同じ意味ですか?
何か少しの違いでもあれば教えてください。

A 回答 (2件)

こんにちは。

3/3のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。

ご質問:
<「負い目を感じる」と「うしろめたさを感じる」は同じ意味ですか?>

全く違います。

1.「負い目を感じる」:

(1)「負い目」とは「返さなければならない借金・負債」のことです。

(2)そこから「果たさなければならない責任」の意味で使われることもあります。

(3)一種の「他人に対する恩義」のようなニュアンスで使われます。
例:
「彼に沢山世話してもらって、負い目を感じる」
=「彼にしてもらった沢山の世話に対して恩義を感じ、申し訳ない気持ちになる」


2.「うしろめたさを感じる」:

(1)「うしろめたさ」とは、「うしろめたい」の名詞形です。

(2)「うしろめたい」は古語「うしろめたし」の現代語です。

(3)意味は「自分にやましいところがあり、気がとがめる」という意味で使われます。

(4)一種の「自分に対する罪悪感」のようなニュアンスで使われます。
例:
「親に嘘をついているので、うしろめたさを感じる」
=「親をだましているので、罪悪感を感じる」


3.この2つの表現が全く違う意味になるのは、上記の例文をそれぞれの表現で入れ替えることができないことからわかります。
例:
「彼に沢山世話してもらって、負い目を感じる」(O)
「彼に沢山世話してもらって、うしろめたさを感じる」(X)

「親に嘘をついているので、うしろめたさを感じる」(O)
「親に嘘をついているので、うしろめたさを感じる」(X)

4.ただ、上記の例の
「彼に沢山世話してもらって、うしろめたさを感じる」
は、場面によっては可能になる場合もあります。

それは、彼は自分に親切だが、自分は彼を騙したりするなど、何かやましいことをしている場合です。その場合は「罪悪感」が生じますから、そういった前後文脈がある場面では、この表現も可能になります。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

素晴らしいです。ご丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/06 22:24

負い目は「他人に対して」、うしろめたさは「自分自身に対して」感じるという違いがありますね。

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この回答へのお礼

質問にお答えいただき、ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/06 22:27

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