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において、「却却」が「なかなか」という読むことがしめされていますが、なぜこれで「なかなか」と読むことができるのでしょうか?
漢和辞典を引くと「却」の意味として大きく分けて
1.押し返す、はね除ける
2.後退する、逃げる
3.別の、また、さて

という意味を説明しています。
1~3の意味の変化は非常に納得のいくものですが、この1~3のどれもが「なかなか」の意味につながるものではないと思うのです。

なぜ「却却」で「なかなか」と読むことができるのでしょうか?

A 回答 (2件)

「なかなか」には大きく分けてみっつの用法があります。


(1)(名詞)なかば。中途半端。
(2)(副詞)かえって、むしろ。無論。すこぶる。とても(打消で用いる)。
(3)(感動詞)いかにもそのとおりだ。

(2)の意味で用いるときに「却々」の字を当てます。
「なかなかに(なかほどから逆にかえって、むしろ)君から部長へ伝えたほうがいい」
「君にその権利があることはなかなかである(言うのも却って愚かなほど明らかだ)」
というように「却って」のニュアンスを帯びる場合です。

現代ではあまり用いられることはなく、「却々」という当て字は古語として用いられてきた名残であろうと思われます。
(3)も古い用法ですが、狂言でお馴染みですね。
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この回答へのお礼

詳しい回答、ありがとうございました。
#1さんの補足欄にも書きましたが、やはりこれは「現在の用法」ではない、ということで考えていいのですよね?

お礼日時:2004/04/28 21:21

私の個人的感覚では、こんな感じで色々結びつけて


納得してみましたが、いかがでしょうか。

・「却」は漢和辞典を読むと、「いったん進めたものを
退却させる、戻す」というニュアンスがある。
・「却って」で「かえって」と読み、「逆に」の意味である。
(『漢字源』には:「月行きて却って人とあひ随ふ」(李白)
と見える。)
・「なかなか」という語は「かえって」の意味で使うことがある。

この回答への補足

でも、「なかなか」というときに「かえって」の意味で使うことが、現在見られる用法なのでしょうか?

新明解国語辞典第5版では「なかなか」の意味として

「その性質・状態が予期していた以上で、侮れないものが有ることを表わす」
「すぐには実現しないことを表わす」

というのを挙げていますが、いずれも「かえって」の意味合いはないし・・・。
現在は「かえって」=「なかなか」という図式で使うことはないし、この逆の図式もなりたっていない、ということではないかと思うのですが、この点はいかがでしょうか?

補足日時:2004/04/28 21:18
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この回答へのお礼

回答していただき、ありがとうございました。

納得はできませんが、しかし「なかなか」に「却って」という意味がある以上、仕方ない、というか(^_^;)。

お礼日時:2004/04/28 21:18

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