激凹みから立ち直る方法

義務教育は「国民は、その保護する子女に、9年の普通教育を受けさせる義務を負う。」のですが、この国民って親のことだと思いますが、「学校が」という感じで権利意識が強い親が多いのが不思議です。
私のとこは、もう子供は社会人ですが、私が納税している中から、援助しているのに給食費も払わない親がいたり、何かあると親が学校に文句を言っていることを聞くと腹が立ちます。

将来の日本を荷える人間を作るため、もっと学校側が生徒と親に厳しいことを言える形にしてほしいのですが、何でそうならないのですか?

私の考えは、憲法で義務教育期間は無償で教育を受けられるという意味は、皆が納めている税金でタダで教育してやるから、もっと学校側が強い立場で対応できて当たり前と思います。

現状は、「親の義務」が「権利」に変わって、全く反対になってしまっているのが納得できません。皆さんは義務教育の解釈をどうお考えでしょうか?

A 回答 (6件)

>この国民って親のことだと思いますが、


親の義務,こどもの権利というのが義務教育の意味ですから,,これで正解ですが

>「学校が」という感じで権利意識が強い親が多いのが
こんなふうな親が多いという印象ですか。。。。わたしはどちらかというと,税金で勉強させてもらってるから,と他力本願,他人事なひとたちが多いかな,という印象を持っていました。

国や地方自治体などの(教育)行政の主体は税金を納めている国民なのですが,そうだとすると“勉強させてもらってるから”という親の態度は,一件聞き分けのよさそうな印象ですが,教育の主体としての自覚に欠けてますね。教育の義務を負う親としては,国や学校に子の教育を“委ねている”というのが正確なところだと思います。一方で親は主権者として政治に参加する義務もありますから,教育内容について“白紙委任状”を渡しているわけではない。。。

じつは,この義務教育論と,教育は買い与えることができないという“教育≠サービス”論とは次元の異なる議論だとわたしは思います。

義務教育はいま,授業の学習塾への委託や習熟度別授業,漢検や学力テストによるランキングなど“教育サービス”への下り道を自らまっさかさまに転げ落ちています。こうした流れのなかでは,教育の購買者たる親が,“サービス”の品質に文句をつけることは当然の権利です(それがいいといっているのではありません)。

その一方で,義務教育のいわゆる主体者としての親には,教育に参加し,学校と協働・助言していく責任があります。この意味での親は,子の教育に対してけっして“目と耳を閉じた”モノであってはならないんです。

いちばん大きな問題は,“教育サービス”へクレームを寄せる親をマスコミがモンスターペアレンツと名づけて際立たせたことにあると思います。このたった1つの“造語”が無分別に使いまわされるおかげで,本来教育の主体者として主張しなければならなかった“誠意ある”主張もまるでクレーム扱いです。

モンスターペアレンツといわれる人々のクレームだって,商品その他の一般的なサービスへの要求に較べてみれば驚くほどでもありません。購買者たる親はそれこそ全国に何千万人もいるわけなんですから。。。

理解できないのは,自ら“教育サービス”であることを選んだ国や学校の態度です。いまの時代,サービスならCS(カスタマーサービス)があって当然です。クレーム処理だってサービスの一部なんです。それなのに,義務教育の主体なのだから共同責任(すなわち買ったものの責任)だと言わんばかりです。

再度述べますが,義務教育論と,教育は買い与えることができないという“教育≠サービス”論とは次元の異なる議論です。これをミソもクソもいっしょに“口にする”のはいかがなものでしょう。。

ところで,本題の義務教育についてですが,,ここで課されるおやの義務とは,子が人として社会に参画するにあたって,他の人々と社会(の価値,幸せ,問題などなど)を分かち合えるだけの能力を身に付けさせなければならない,ということです。勝手に産み捨てて野獣のような人間を社会に放ってはいけない,というくらいの意味です。こどもに社会を生き抜く能力=武器を与えるため,,というのは一義的にはちょっとした誤用ですね。。
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この回答へのお礼

ごめんなさい、私は現状の教育実態を把握してないので、
「自ら“教育サービス”であることを選んだ国や学校の態度」と回答されていますが、国と学校の態度が教育サービスという感覚ですか?
もっと気合を入れてほしいですね。
私の感覚では、教育の世界は上下関係だと思っています。
ペアレント側だけでなく、教える側の姿勢にも大変問題がありそうですね。
貴重なご意見ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/06 21:42

>給食費も払わない親がいたり、



最も簡単な解決方法は、給食をなくすことです。
だいたい、日本の学校での滞在時間は長すぎる。
部活動もなくして、地域スポーツ等にすればいいのに。
一応、ドイツを念頭においてみました。

あと、教師は大学院卒を基本にすれば、少しの間は馬鹿にする親も減るんじゃないかな。
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この回答へのお礼

給食をなくすこともいい案ですね。
それから、教師の質向上の対策が必要ですね。
貴重なご意見ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/07 15:07

No.3ですが



興味があれば,たとえば以下に挙げた本はどうでしょう?


新・学歴社会がはじまる―分断される子どもたち 尾木直樹著
オレ様化する子どもたち 諏訪哲二著
学びから逃走する子どもたち 佐藤学著
下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち 内田樹著


もちろん,,個人的な選なので,,アンチテーゼを掲げる著者も容易に見つかります。。
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この回答へのお礼

本の紹介までいただき、ありがとうございました。
今度、本屋さんで見たいと思います。

お礼日時:2008/11/07 15:08

私たちが「義務教育」を受けていた頃は、まさしくそういう「教育」でした。

学校の教師というのは「通知表」「内申書」という武器を手にしており、そうでなくても教室内で教師に目をつけられてしまうと、それこそ教師が陰湿ないじめをすることすらありました。ですが、教室内の絶対権力者たる彼らには誰もブレーキをかけられませんでした。彼らは生徒の生殺与奪の権を持っているといっても過言ではなく、親が教師に逆らうなど考えも及びませんでした。しかしながら、そういう教育が行われてきたがゆえに、モンスターペアレントが大量発生しているという事実があります。

モンスターペアレントへの対処法をまとめた某教育委員会の資料には、非常に大事なことがかいてありまして、それは、モンスターペアレントには根深い「学校不信」があるということです。
モンスターペアレントも、かつては学校の生徒でした。彼らは、人間としてまったく尊敬できない教師たちが、ただ自分たちの通知表を握っているがゆえに、自分たちばかりか親までもぺこぺこと頭を下げざるをえない状況を、誰よりもよく理解しているのです。彼らにとって、教師たちのほうがよほど「怪物」なのです。そういう彼らが今度は親となり、自分たちの子供を守るために、彼らにとっての「怪物」に、立ち向かっている構図というのが、モンスターのもう一つの側面です。
この不信感をぬぐい、学校教育が正常化するためには、本当は教師たちにも反省の余地があるのですが、「モンスター」というレッテルがあるがゆえに、彼らは被害者として何も反省しない状況です。
そのような状況下で、「皆が納めている税金でタダで教育してやるから」などという態度は、百害あって一利ありません。大事なのは相互理解と歩みよりであり、そのためには本当に何が必要なのか、よく考えてみてください。

この回答への補足

給食費を払わない親の心理も理解できません。

補足日時:2008/11/07 08:53
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この回答へのお礼

モンスターペアレントには根深い「学校不信」があるのでしょうか?
学力低下の原因も気になります。

貴重なご意見ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/07 06:58

 義務教育とは、その学齢期にある子どもを親が労働力として借り出したりしたらダメ


ということを意味する程度に理解しています。

>もっと学校側が生徒と親に厳しいことを言える形にしてほしい
 ここを解決するためには、やはり義務教育であってもしっかりと留年させるという方法が有効ではないでしょうか。
所謂ゆとり教育を是とする方々は往々にして北欧諸国の教育を理想とされているようですが、
例えばスウェーデンでは、義務教育期間内でも留年させています。
 私は体罰には否定的な立場を取りますが、
なんらかの暴力装置(強制力と言い換えてもいいかもしれません)が学校にも必要だと考えています。

>私が納税している中から、援助しているのに
 これは至極真っ当な考えだと思います。
その一方でこれに似て非なる「特権」意識をもってして、学校へおしかけたり、
昼夜を問わず教師へ電話かけたりするのがモンスターペアレントです。
お金を払っているのだから何をしてもいいという「特権」意識や、
同じお金を払っているのに良い先生と悪い先生がいて、うちの子は損をしているといった考えをもっているそうです。

>「親の義務」が「権利」に変わって
ここ部分は、親が学校に任せきりになっていると理解させてもらったのですが、
そのことも問題ですよね。

この話題に関連する書籍を参考までに紹介致します。
ご興味がありましたら、どうぞ。
『格差社会と教育改革』、苅谷 剛彦, 山口 二郎。
http://www.amazon.co.jp/格差社会と教育改革-岩波ブックレット-NO-726-苅谷/dp/4000094262/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1225943663&sr=1-2
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
義務教育は「子どもを親が労働力として借り出したりしたらダメ」という程度のものですか。昔の時代だと理解できます。

お礼日時:2008/11/06 13:45

モンスターペアレントと言われる方々が、発生している世代と同じ年代なのですが・・・



ある意味、質問者さまの言うとおりだと思います
ですが、ある意味、これも仕方ないのかな?と思います

高度成長期以前に、家庭教育と学校教育を行っていたはずのものが、高度成長期に、学校教育任せの家庭教育を疎かにしてきた結果、学校教育に対し不信感を抱いている年代とも言われ、所謂、団塊世代Jr.が、質問事項の状態を招いていると言う話

私自身、独身ですので、そう言う事態には陥ってませんが、学校教育が問題ではなく、家庭教育の問題、余波が表に出てきたと言うのが現実的なところでは無いでしょうか?

モンスターペアレント - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3% …

辺りを読んでると、義務教育の問題だけではなくて、家庭教育を怠った結果、社会全体のモラル低下を招いた、いち社会問題だと思うのです
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この回答へのお礼

そうですね。モンスターペアレントは団塊ジュニア世代だから、団塊世代が子供の躾を行った結果ということも言えそうですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/06 13:08

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