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よく捜査の過程で、警察犬に容疑者の遺留品の匂いを嗅がせて足取りを追跡するシーンってありますよね。

あの場面を見るたびに感じるのですが、もし容疑者が1週間近く履いた靴下とか、ワキガの匂いが強烈な下着が遺留品だった場合、警察犬はどんな反応を示すと考えられるでしょうか?

あと、例えば中年のオジサンのとても強烈な口臭をまともに犬に嗅がせた場合、どんな反応を?

「何を馬鹿な質問を ・・・」 と、お叱りを受けそうですが、実は人間の嗅覚との違いを知りたいわけです。

つまり人間の場合、上にあるような他人の強い匂いって、普通の感覚の持ち主なら反射的に拒否反応を示しますよね。 一部に変な趣味を持った人もいるかも知れませんが、一般的には自分以外の人間の口臭や体臭には強い拒否反応を示すはずです。

また、動物園に行った時、象やライオンなどの大型動物の体臭に閉口する人も多いはずです。

でも、犬の場合、自分の仲間と認めた犬の肛門の周辺をクンクンと嗅ぐ習性がありますよね? おそらく何かの確認をしている行動だと思うのですが、あれって臭く感じていないのかなと思います。 

人間が他人のお尻の周辺を嗅ぐって、絶対にやりたくないですよね。

同じ哺乳類なのに、犬と人間はどうして 「他人の匂い」 に対して反応が違うのでしょうか?

それと最初にあります、人間が絶対嫌がる他人の強い匂い (靴下や下着、あるいは強い口臭など) を犬に嗅がせた場合、平気ですか? それとも、人間同様、強い拒否反応を示すでしょうか?

また、犬は動物園の大型動物の強い体臭は平気でしょうか?

A 回答 (6件)

>それと、なぜ人間は他人の匂いを嫌がるのか ・・・ こっちの疑問の方が面白そうです。



 そもそも、嗅覚も他の感覚器官と同様、淘汰の産物です。淘汰の過程でたぶん
1) 進化の過程でであった、その生命にとって危険なものは拒否するものが残った。
2) 逆に生命の存続に有益なものは、好むように進化した。
 たとえば、黄色い円盤に黒丸を書くと猛禽類の目に似ているので、それを避けるように小鳥は進化している。
 嗅覚においても、亜硫酸ガスなどは、元々粘膜に刺激があるため、悪臭と感じますが、粘膜に刺激のないものであっても、それが生命維持に有害なら悪臭と判断するように進化したはずです。
 それらが腐敗臭なのです。

 逆に果物の香りなどは、サルの自体から良い匂いとして感じるはず。

 ここで、悪臭や良い香りについて、さきに述べたように重要な問題があります。たとえば、香水の瓶をひっくり返した部屋に入ったとき、その強烈な匂いで嗅覚が機能しなくなると、悪臭の発生に対して対処できなくなりますから、しばらくかいで、害がなければ、早急にその香水の匂いは感じなくならないと困ります。
 たぶん、そのような部屋に入っても数分もすれば香水の匂いは感じなくなって、新しい臭気に対処できるようになるはずです。
 これは他人の車に乗ったときや、人の家に言った瞬間に誰でも感じているはず。
 それでも、その強烈な臭気の濃度が変化しても感じることはできる。変化に対して反応するのが感覚器官。
 硫化水素が危険なのは、この慣れの問題があるから

 その臭気に関する反応は、学習によっても変わります。納豆や漬物、ピータンやドリアン・・・悪臭のはずなのに、

 人の場合、昆虫や他の動物ほどには臭気による行動の変化は少ないと思いますが、それでも近親交雑を避けるために家族の匂いを避けるとか、遺伝的に遠く離れている人の体臭を好むとかはあるようです。
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この回答へのお礼

有難うございました。
なるほど、人間の匂いに対する感覚には原始人の時代からの経験がDNAの中に組み込まれているのかも知れないのですね。
おっしゃるように果物の匂いをはじめ、花の匂い、森林の清々しい匂いを嗅いで不愉快になる人はかなり特殊な感覚の持ち主のはずです。
ほとんどの人間には心地良い、安心、リラックスなどなど、極めて好ましい反応を示すはずです。
とても勉強になりました。

お礼日時:2008/12/05 10:59

犬の嗅覚は一説に人間の100万倍だそうですが、


動物性の臭いについては1億倍という結果も出ているそうです。
他方にんにくの臭いは2000倍だという話です。
犬はもともと狩りもしていたし、腐肉喰いとも言われていますので、動物性のにおいおよび腐敗臭には敏感ですし、好みます。それは犬にとっては食べ物のにおいに近いからです。

犬の嗅覚が人間の1億倍というとき、それはにおいを強く感じているというのではなく、人間が感じることができるにおいの1億分の1の量しかないにおいの分子を識別できるということです。
ですから、普段、人間が感じるよりずっと多くの種類のにおいを感じているということになります。

石油系の嫌なにおいについても、それに含まれるさまざまな分子を識別して嗅いでいるでしょうが、人間の100万倍もくさく感じている、というわけではないでしょう。

それだけにおいをかぎわける能力が高いということは、においは犬にとってまさに人間にとっての言語のようなもので、それによって種々の情報を読み取っているのです。

犬が他の犬の肛門腺のあたりのにおいを嗅ぐのはフェロモンのにおいを嗅いで、発情の有無、最近の出産経験、妊娠の情報、年齢と性別、健康状態、そのときの気分・機嫌の情報を得ているのだそうです。
人間の怒ったりこわがったりという感情もにおいで感じ取るという話も聞いたことがあります。

なお、複数の犬がライオンのふんのにおいをかぎ取った瞬間、ぴたりと動かなくなったということが観察されたという話を読んだことがあります。
自分にとって危険な動物のにおいは本能的にわかるのでしょう。
また、犬は牛フンや馬フンは好んで食べたりしますし、草食動物のにおいはおそらくよいにおいだと思っているでしょう。

>人間の嗅覚との違い
養老孟子さんは、都市化(脳化)によって人間は自然を気味の悪いものとしてすべて人工物とし、自分の自然な体さえも、まるで人工物であるかのように覆い隠そうとするようになった、といったことをよくおっしゃっていますが、
それに従えば、体臭は都市化による洗練とともに、人間にとって隠されるべきもの、気味の悪いものとなったということになります。
それゆえ、体と言う自然が隠されない関係においては、相手のにおいも好ましいものとなりうるのです。
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この回答へのお礼

有難うございました。
犬は人間より嗅覚が鋭いとっても、別に人間より「強く」感じるわけではなかったのですね。なるほど、今まで勘違いしていたようです。
あと、犬は草食動物の糞を好んで食べるというのも初めて知りました。
人間にとって極めて身近は動物なのに、意外に知られていない部分も多そうですね。

人間についてですが、やはり文明の発展に伴って、自然にあるものを拒否するような習慣がついてしまっているのでしょうね。
他人の体臭を臭く感じてしまうのは、その辺に原因があるように思いました。

お礼日時:2008/12/05 10:53

犬にとっては、「体臭=情報」なのではないでしょうか?


臭いがキツイと感じる前に気になるもの・・・といったような。
私で言えば、ミ○ドの前を通りかかって、臭いに引き寄せられて
ついドーナツ購入・・・って感じですか。
臭いが良い悪い・好き嫌いを通り越した存在、習慣、本能。(苦笑)

実家では猟犬を飼っています。
鳥専門のはずですが、父は欲が出たのか「鹿や猪、熊も出来るだろか?」
と臭いを覚えさせる為に、それぞれの肉を犬に与えましたが、熊肉だけは
興奮して決して口を付けませんでした。
勝手な想像ですが、「自分が適う相手が体臭で判るのかな?」と感じました。
その実家の犬で言うと、煙草の煙や石油系の臭いは、「臭くて嫌だ」という
よりも、鼻への刺激が嫌そうに見えました。

関係ないですが、後日談。
鹿と猪を満足気に平らげた猟犬は、鹿と猪も獲物と認識。
意気揚々と山へ出発。
が、その獲物から逆に追いかけられ、転がるように山から逃げてきました。
それが犬のトラウマになって、以来、鳥専門に戻っています。
情報源が何であれ、「情報の解釈は本人次第。間違いもある。」というのが
犬・人間社会の共通事項のようです。(苦笑)
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この回答へのお礼

有難うございました。
へー、実際に猟犬で実験されたのですね。
で、熊の肉は臭いを嗅いだだけでアウト ・・・
犬にも「この動物には近寄ったらダメ」というような情報が遺伝子に組み込まれているのかも知れませんね。
でも、ペロッと平らげた鹿と猪に実際に対決してみると、「これはヤバイ!」と逃げ帰ってきたわけですね。
面白いお話、有難うございました。

お礼日時:2008/12/05 09:20

>ただ、どうなんでしょう、犬にとって「嫌な匂い」って無いのかなと思いました。


多分、煙草の煙はダメでしょうね。石油系の匂いもダメなように思います。香水はどうかな ・・・

私も犬を飼う前は質問者さんと全く同じ疑問をもっていました。
犬を飼い始めて約1年経ちます。
人間にとって臭い、いい匂いっていうのと犬にとってのくさい、いい匂いっていうのは、ほとんど逆みたいです。
例えば(人間には好みの差がありますが)人間にとっていい匂いでも、仰るとおり犬は香水の匂いは嫌いです。犬は生ゴミの匂いとかウンチとか獣臭とか、人間にとって、くさい匂いにクンクンして寄っていきます。香水、タバコは、くしゃみしながら逃げていきます。

>同じ哺乳類なのに、犬と人間はどうして 「他人の匂い」 に対して反応が違うのでしょうか?

糞、尿のにおいは縄張り確認、犬同士のお尻のにおい嗅ぎは犬のレベル確認等、犬にとって必要な習性がありますので、そのへんじゃないでしょうかね。
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この回答へのお礼

有難うございました。
やっぱり香水の匂いのような、自然界に存在しないような匂いは苦手のようですね。
その代わり、獣臭とか生ゴミとか、大昔からあるような臭いは平気なんですね。
そう考えれば、人間の嗅覚の方が本来の姿から離れてしまったのかも知れませんね。

お礼日時:2008/12/05 09:15

 犬は人の数万倍の嗅覚を持っているので、強烈な臭いはさぞ閉口するだろうと思われますが、そのようなことはありません。


 嗅覚を含めて感覚器官は、変移を受け取るもので、その絶対値を拾っているわけではありません。
 たとえば、
 車に乗っていて、加速を始めると加速度が変化する瞬間は分かりますが、加速を続けている時点では、刻々とアクセルを踏み込んでも分かりません。しかし、加速度の変化が変わる【加速度の変化ではない】と、すぐわかります。--加加速度を見ている。
 変化の度合いの変化を感じる。
 硫化水素が危険なのは、他の有毒ガスと異なって刺激がないため、すぐ慣れてしまう。自分の家の臭いを感じない。車に乗った瞬間には臭うけど、強い香水をつけていても本人は気がつかない・・・・事例はたくさんあります。

もう一点、感覚の強さと実際の値
 明るさもそうで、暗いときは明るいときは光の強度は何百万倍も違いますが、私達はそれを数倍にしか感じません。
 音の大きさをホーンという対数で示さないと実感と合わない。
 高校で習ったpHもそうでしたね。

 ですから、1万倍強力であっても、
 1倍   10倍  100倍  1000倍 10000倍・・・実際の強さ
  0    1    2    3     4  ・・・・感覚の強さ

 以上で説明がつくと思います。犬にとって嗅覚が良いから、すごい刺激だろう考えるのは逆です。嗅覚が良いから、大きな刺激も強い刺激と感じない。
 耳が聞こえにくい(難聴)人に比べて耳の良い(健常)人は、さぞ周囲がうるさいだろうと思われるかもしれませんが、そうではなくて耳が悪い人のほうが、同じ音の強さならうるさく感じる・・・。
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この回答へのお礼

有難うございました。
犬は嗅覚が鋭いから、逆に刺激が少ない ・・・ 難しいですが、何となく理解できたように思います。

ただ、どうなんでしょう、犬にとって「嫌な匂い」って無いのかなと思いました。
多分、煙草の煙はダメでしょうね。石油系の匂いもダメなように思います。香水はどうかな ・・・
要は自然界にもともと存在しない匂いが本能的にダメなようなイメージがありますが、実際はどうなんでしょうか?

それと、なぜ人間は他人の匂いを嫌がるのか ・・・ こっちの疑問の方が面白そうです。

お礼日時:2008/12/04 11:21

>強い口臭などを犬に嗅がせた場合、平気ですか?



にんにくを食べた直後の強い口臭を吹きかけても、
くさい靴下を嗅がせてもまったく嫌がりません。
じーっとして無反応です。
むしろ靴下はくえわえて持っていってしまいます。
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この回答へのお礼

有難うございました。
へー、人間にとってメチャクチャに臭い物でも、犬は平気なんですねえ。
不思議ですよね。
というか、逆に、「人間はどうして他人の匂いを嫌がるのか」という方が疑問になるのでしょうか。
もしかして、人間の方が特殊なんでしょうか。

お礼日時:2008/12/04 11:14

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