プロが教えるわが家の防犯対策術!

早速質問です。漫画における「テーマ」についてです。
漫画を描くとき、私は「漫画内で一番伝えたいもの」「追求するもの」この二つのうちのどちらか、また二つがテーマの中心になるものだと思っています。
とりあえず大まかなストーリーを考えて、そこから↑の二つをそのストーリーから見つけ出して描きます。
…問題はその見つけ出す作業がもの凄い大変なんです。
見つけられなければ、混乱したりして、描くのが嫌になってしまうときもあります。多分私は、テーマというものを難しく考えすぎテーマを無理やり入れなくてはいけない、と思ってるんだと思います。
テーマが無くても良いとも思ったんですが、本気で漫画家目指してる身なのでやはりそれは良くないと思うんです。
かと言ってテーマをストーリーそのものにしてしまったら、おもしろくなくなってしまうし…。
以上を踏まえて本題です。
漫画のテーマはどうやって決めたら良いのでしょうか?
わがまま言うようですが、「テーマを決めてから描く」というのは絶対無理です。そうすると描きたい絵が全く描けない状態になってしまうので…。
上記のことも踏まえて、何か意見お願いします。

A 回答 (6件)

最初から複雑なテーマを織り込もうとして、失敗しているのではないでしょうか?



物語はたくさんの小さな要素が集まって出来ています。
たとえば、「白雪姫」を例にしてみると・・・

★全体を通してのテーマ
・善人は幸せに、悪人は不幸になるという教訓
★テーマを魅せるための準備
・悪逆非道を繰り返す魔女の行動、けれどそれはいずれも失敗する
・様々な困難を幸運で乗り切る主人公
・どこからともなく主人公を助けに現れるサブキャラクターたち
★クライマックス
・大きな味方(王子)の登場
・魔女は倒される
・不幸を乗り越えて幸福になる主人公(ハッピーエンド)

ひとつひとつのエピソードを取れば、魔女がナイフを持って殺しにきたり、毒のりんごを持ってきたりという展開がありますが、どの行動も最初のテーマに沿って物語を進めるために動いていきます。

例えば上のようなテーマの場合、「魔女が負けて白雪姫が助かる」という部分を守っていけば、とりあえず物語の形は保てます。

これがもしも、最後に「魔女が実は良い人でした」となって、白雪姫を殺してお終い・・・なんてお話になれば、途中でテーマが折れて失敗作となってしまうわけです。

もちろん、魔女が本当は良い人だったという大どんでん返しがあっても物語を成立させることは可能です。
でも、それでは読者が突然の展開についてこれません。
最初から物語は「魔女」のために演出して、魔女が後に良い人だと明かされるという「テーマ」をきちんと折り込んで作らなければならないわけです。

ちょっと小難しい話になりましたが、単純に書くと、
「最初に決めた設定を後から捻じ曲げてはいけない」ということです。

物語を書くときに、質問者様は何を考えて書いていますか?
「こんな時、このキャラはこう動く」と思って書いていませんか?
場面を描くときに、何故そのキャラクターがそう行動するのか、理由がありませんか。

お話を作るとき、物語の全ては最初に作った設定に基づいて動きます。
そのルールの中でも「一番目立たせたくて、読者に見てほしいもの」「絶対に貫き通したい方向性」がテーマとなります。

頭に何も思い浮かばなければ、紙は何時まで経っても真っ白なままです。
最初の一こまを思い浮かべた瞬間、その物語がどんなお話になるのかが決っていると思います。
あとは起承転結を、それに沿って割り振っていくだけです。

例:
「隣の男の子に恋をした少女のお話」を作り始めたら、途中にどんな展開があったとしても、物語の結末は恋が実ったかどうか「恋の結末」を用意するようにします。

ひとつのテーマを扱えるようになったら、今度は「裏のテーマ」を扱えるように練習していきましょう。
表立ったシナリオには目立たない、台詞などでは語られない部分で、読者に何かを訴えかけられるようになれば、もう十分な構成力が身についていると思います。

テーマを通すことは、物語を作る上でとても重要な作業です。
今後も創作を続けていこうとするならば、必ず必要になると思いますので、最初のうちは出来なくても、意識して書き続ければいずれ自然に出来るようになると思います。

既にテーマがどんなものかはご存知のようなので、あとはひたすら練習あるのみだと思いますよ。
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真っ当な回答ではないのですが、一応ご参考までに。



やる夫が小説家になるようです
http://urasoku.blog106.fc2.com/blog-entry-244.html

以前これを別QAで回答として出した所、
「愚にもつかない駄サイト」として一刀両断されてしまった事があるのですが(反論できません)
それでも役には立つと思いますので、紹介させて頂きます。

ひとまず、方法論の部分だけ抜粋。
---------------------------------------------------------------
ノウハウ本(1)「物語の体操」大塚英志

これは、やる夫みたいな「物語が作れない人」向けのノウハウ本だ。
物語を作るためのトレーニング的な内容や、
人物の基本的な役割や配置の方法、
ロシアの民俗学者ウラジーミル・プロップが発見した
「『物語の構造』を構成する三十一の機能」の解説など、
物語作りのための基礎についてかかれている。

---------------------------------------------------------------
ノウハウ本(2)「キャラクター小説の作り方」大塚英志
ttp://​www.7andy.jp/books/detail?accd=31715555​
「物語の体操」を読んだら次はこれ。
ここにはもう少し深く突っ込んだ物語の作り方、
特に「キャラクターの作り方」が書かれている。

ノウハウ本というよりは、単なる日本の文学史の
論文っぽいイメージが強いけど、
より面白い小説を書くためには読んどいた方がいいぞ。

---------------------------------------------------------------
ノウハウ本(3)「ハリウッド脚本術」ニール・D・ヒックス

ハリウッドで実際に脚本家として活躍していた筆者が、
脚本作りのノウハウをまとめた本。

『空白を埋めていけば必ず物語ができあがる』と言われている
穴埋め問題はともかく、
観客=読者を”満足”させるためのテクニックが
詰まっており、業界では必読の書。
ちなみに、乙一はこの本を読んで物語の構築方法を学んだらしい。
乙一の作品が映画っぽい作りになっているのはこのためかもな。

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抜粋ここまで。
リンク先では100個のプロットを作って全部ボツ、みたいな事をやってますが、
あくまで上記は物語を作る方法論で、テーマは下記から。

上記手法で土台まで作ったら、一週間~一ヶ月くらい放って置いて発酵させます。
そして再度見た際に「自分はこんな事書いたっけ? 」という状態になります。
自分が客観的に物語の欠点を見つけられないので、こうした事を行う事が有効なのですが、
その時同時にその物語が含む、メインストリームとなるテーマが見えてくると思います。
その大きな川の流れの中に、漫画的手法で頑として動かない大きな岩をぶちこみ、
しぶきを立たせ、絵にすれば良いのではないかと。
そして数ある絵で衝撃を与えそうなものを選び、ストーリーを作って
更に発酵させて、再度見る。

ここまで描いておいてなんですが、これは個人的意見ですので、
あくまで参考程度に。

例として「ブラックジャックによろしく」では、
あんな研修医はいないでしょうが、あえてそうしたキャラを投入して
問題をえぐりだしています。
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この回答へのお礼

※回答して下さった皆様へ(ここ見てもらえるだろうか…?)
時間の都合で全ての質問に御礼することはできません、申し訳ありません;
でも、非常にためになったと思います。本当ありがとうございます!

お礼日時:2009/03/09 21:42

 別にテーマなんていらないんじゃないですか。

強いて言うなら「読者を楽しませる」が一番のテーマ。

 別のものでたとえるなら、同じ劇場で公演するもので、何かを訴えるための舞台劇も、ただひたすらに笑いを取るコントも、超絶技術を見せるマジックも、どれもあっていいでしょう。
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漫画家に限らずクリエイターって


見つけ出すというより「描きたいテーマがあるから描く」んじゃないでしょうか。

また、ストーリーから見つけるのであればそれは無意識に練りこまれたテーマだと思います。

また、漫画ばかり描いたり考えていてもテーマが生まれたりネタができないと思います。
ニュース、社会情勢、映画、ドラマ、小説、舞台、自分の周りの人間関係や出来事
そういったものを常に観察し、考え、自分なりの解釈や回答を持つ
その繰り返しも重要じゃないかと思います。

後は他の漫画を読むときにもその漫画のテーマを考えるとか…。
ワンピースなんかは「裏テーマ」がしっかりありますよね。
公言されてる回のテーマは「戦争」でしたね。
それ以外のシリーズでは特に名言はされていませんが
読んでいて読者として読み取るテーマはそれぞれにありました。
参考になるのではないでしょうか。

テーマを決め手から描くのが絶対無理、といいますが
むしろ漫画家を目指す身でそれはよくないと思うんです。
漫画家になれそうです、担当編集者から次回作はこういうテーマで描いてくれといわれました
でも先にテーマを言われたら描けません
では話にならないのではないでしょうか。
それに大ヒットを飛ばせるレベルの漫画なら好きに描いていくことができますが
下請け的な、依頼を受けてからそのテーマに沿って描く漫画家さんだって
たくさんいます。
漫画家になる過程、なった後、そういった仕事しかない時期だってあるかもしれませんよ。
それでもプロとしてやっていける人は少ないのですからすごいことですが…。

それといきなり完璧にやるのではなくて
今テーマが見つけるのがそれだけ大変なら
あなたはまだストーリーを作り描きながらテーマを込められる力がないということではないでしょうか。
読んでいる人がおもしろいことが第一ではないでしょうか。

たぶん若い方なんでしょう。
いろんなことに触れ考えて引き出しを増やすと良いと思います。
面白い、奥の深いテーマの漫画を描く漫画家さんっていろんなことや
専門的な何かだったり、造詣が深いですよね

漫画家目指すといえば「バクマン」裏事情が結構入っていて面白い漫画ですね。
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## 冗談ではなくまじめに書いているつもり・・・です。


## 気に障ったら無視しといてください。

えっと、テーマが思いつかないのだったら
一番手っ取り早いのは、「原作または原案を書いてくれる人」を
周りに探すことだと思います。
漫画って、テーマやストーリーも大事ですが
絵も大事です(絵がだめな人はどうがんばっても漫画がかけない。)。
もし、絵に自信があって、テーマやストーリーが
いまいちと思っておられるなら原作は人に頼むのが
てっとりばやいかと。
(実際、原作と漫画をふたりペアで書いている漫画家さんって
探せば結構いると思いますし、私が思っているだけかもしれませんが
面白い作品ができあがっているようです。
例:北斗の拳,・・・)
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テーマを決めてから描くのが無理なら、描いてからテーマを決めてみては?



テーマを決めずにイメージ画を複数作成
→イメージ画から想起される言葉を幾つか提示
→その言葉からテーマを決定

とすれば良いのではないでしょうか。

というかその時点でがむしゃらに走ることも出来ず人に依存しているようでは「本気で漫画家目指している」と言って良いものかどうか・・・と含んでしまいますが。
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