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ヒトの身体に一生、持続感染するウイルスというのは、ヒトの身体に住み続けているあいだに、変化することはあるのでしょうか?
(単純ヘルペスI型のことを想定しての質問です)

時々、潜伏しているウイルスが活性化し、唇や鼻の下に水ぶくれを作るのですが(発病)、潜伏→発病を繰り返すうちにウイルスが体内で変異したりするのか?というのを知りたいです。

ヘルペスには、アシクロビルという抗ウイルス薬が発明されていて、これがウイルスのDNA合成を阻害して発病を抑えるといいますが、発病のたびにこの薬を飲んでいると、いつか潜伏しているウイルスは宿主の体内で変化することがあるのでしょうか?

ヘルペスでなくても、同じように持続感染する他のレトロウイルスのことでもいいので、ウイルスの仕組み?を知りたいのでよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

変異というのは、DNA(あるいはRNA)を合成するときに、間違うことによって起こります。


一方、ウイルスが「活動する」というのは、自分のDNA(RNA)を増やすことです。

したがって、ウイルスが活動している時にはいつでも、ある一定の確率で変異が起きます。
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この回答へのお礼

回答をありがとうございます。
もう少しお聞きしたいのですが、いつもは潜伏しているウイルスがreactivateして、症状が出るたびに変異の危険性に常にさらされているという理解でよろしいでしょうか。

ということは、発症の気配が見られるときには、むしろ積極的に抗ウイルス薬を早期服用し、ウイルスが元気に?どんどん活性化しないように薬で増殖を抑制したほうが、変異を防ぐという観点からするとベターだということでしょうか?

たかが唇の水疱であっても、一生これが続きますし、なにしろ特効薬がアシクロビル(orバラシクロビル)しかないという状況なので、変異するのは避けたいですし心配です。

お礼日時:2009/08/06 23:20

>症状が出るたびに変異の危険性に常にさらされているという理解でよろしいでしょうか。


確かにそうですが、対処のしようがありません。

>薬で増殖を抑制したほうが、変異を防ぐという観点からするとベターだということでしょうか?
そうなると思います。

なお、アシクロビルは原理的にそう簡単に効かなくなるとは思えませんが。細菌が耐性となる仕組みとは異なりますので。
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この回答へのお礼

二度目のレスに御礼申し上げます。
文献に、「抗ヘルペスウイルス薬は、最終的な標的がウイルスDNA polymeraseであり、長期に渡って使用すると必然的に薬剤耐性ウイルスを生じ、しかも、しばしば交差耐性を示す」との記述があり、これが私の心配の発端です。
ウイルス, Vol.55, No.1, 95-104(2005).
http://jsv.umin.jp/journal/v55-1pdf/virus55-1_95 …

アシクロビルは原理的にそう簡単に効かなくなるとは思えない、とのコメントを頂き心強く思いますが、もし上記文献の記述に関して何かお気づきの点がありましたら追加でご教示頂ければ幸いです。

何軒もの皮膚科にこれまで行きましたが、ウイルスそのものについての質問に詳しく答える医師には一度も出会ったことがありません。ウイルスの仕組みについて、初めて専門家の方にお話を伺えて感激しています。本当に感謝しています。

お礼日時:2009/08/07 23:56

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